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「女か虎か?」
ある若者がその国の王女と恋をしました。 国王の怒りを買った男は、処刑を受けることになります。 その処刑方法は、2つの扉のどちらかを男に選ばせるというものです。 一方には、虎が入っています。虎の扉を開けると、男は虎に食い殺されてしまう。 もう一方の扉には美女が。こちらを選ぶと、男は許されて、その美女と結婚することになります。 王女は、苦心の末、2つの扉のどちらに虎と美女が入っているか探り出して、男に伝えます。 王女が選んだのは、虎の扉か、美女の扉か。 ストックトンという人が書いたリドル・ストーリー「女か虎か?」という物語です。この物語には、結末が書かれていません。 1.あなたが王女だったら、どちらの扉を開けるように伝えますか。 2.あなたが作者だったら、この物語の結末をどんな風にしますか。 どちらか一方でもかまいませんので、ご回答よろしくお願いいたします。
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こんばんは。 先般は、当方の拙い問いかけにお答え下さり有り難うございました。(笑) 「女か虎か?」有名な、結末の無いサスペンス小説(?)でしたね。 せっかく目に留まった質問者様のご質問ですし、なんとかお答えしたかったのは ヤマヤマでしたが、想像力と文才に乏しい当方には、かなりの難問でした。 想うように回答を思いつかず、二の足を踏んでしまいました。(苦笑) ・・・まぁ、そんなことはさておき・・・ >1.あなたが王女だったら、どちらの扉を開けるように伝えますか。 やはり「美女のいる扉」でしょう。殺してしまっては・・・ >2.あなたが作者だったら、この物語の結末をどんな風にしますか。 1のご質問に付随しての、これは、まぁ、自分自身のあくなき願い(?) ・・・でもありますが・・・(苦笑) 他のご回答に準じる部分も有りますが、お許し願います。 苦悩する王女は、自分の愛した男を死なせることに抵抗を感じていたので、 「美女の扉」を開けさせて、敢えて男に生きてもらおう、とします。 ひょっとしたら、相手の美女との折り合いが悪くなって、もう一度自分に 振り向いてくれる日が来るかも知れない、と淡い一縷の望みを託して・・・ そのときまで、自分は、ひたすら待とう、と決心しました。 (もちろん、このことは、男には、敢えて伏せておきます。) 男は、王女の気持ちを汲み取ったのでしょうか、黙ってうなずきました。 翌日の刑の執行日・・・ 男は王女から教えてもらった生きる術を敢えて放棄し、「虎のいる扉」を開け、己の命に終止符を打ちます。 王女は、深い悲しみに落ちました。 来る日も来る日も、ひたすら泣き続けました。 その悲しみ溢れる姿は、絶対的な権力者の国王ですら、近寄りがたいものでした。 何日泣き続けたことでしょう・・・ 魂の抜け殻となった王女は、或る日、城の中を夢遊病者のごとくさまよいます。 城の中庭の一角に、前日の大雨によってできた水溜りがありました。 水面を覗き込むと、自身の歪んだ顔に続き、彼の顔が映りました。 優しく微笑む彼・・・ 次の瞬間、神々しいまでの光の帯を背に、彼がその場に立っていました。 彼の手がゆっくりと差し伸べられ、王女は迷うことなく彼のもとへ駆け寄りました・・・ そして・・・二人は、まばゆい光の輪の中へ、手を取り合って駆けて行きました。 もう、二人の仲を邪魔するものは、何もありません・・・ ・・・人間が“永久(とわ)への旅”をするのはなぜでしょう・・・ “運命”が、そうさせるんでしょうか? それとも、“永久(とわ)への旅”が“運命の一部”だからでしょうか?・・・ 寒の戻りを感じたきょう、一つの葬式に立会いました・・・ 土曜日の夜、独り自宅で酒を飲みながら・・・駄文にて失礼しました。(苦笑)
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こんばんは。 少し変わっているかもしれませんが、根本からくつがえすのはありでしょうか? ストーリーとして考えてみました。 1.あなたが王女だったら、どちらの扉を開けるように伝えますか。 中身がどちらでも大丈夫なように、当日までにともに準備をする 2.あなたが作者だったら、この物語の結末をどんな風にしますか。 以下ご参照ください。 ---------------------------------------------------------------- 王女は思いました。 王は、今まで、私が決めたことはやってみないと気のすまないことを理解してくださっている。 今回もどれだけの思いなのか、確かめようとしておられるのでしょう。 ならば、私の、「若者への愛」が真剣であること、彼が素晴らしい方なのだということを当日お分かり頂けるようにがんばろう。 こうして王女は若者に相談をしました。 そして若者はいいました。 「当日までの準備が大事になりますね。虎は・・当日まで、餌付けして、私たちに手なづけさせ、美女についても、事情を話して味方になって頂くのはどうでしょうか・・・」 ・・・こうして、当日まで、若者は、王女と一緒に見張りの監視の目を縫って、虎に餌付けをし、二人に馴れさせ、また、万が一というときに虎と戦える訓練を行い、強靭な肉体も築き上げました。 一方、王女は、なんとか秘密裏に美女とも話の場をもつ中で、彼女にも「戻りたい場所」があることがわかり、当日、これが済んだら、必ずそこへ帰還させることを約束し、馬車と使者の手配、また、騒動に巻き込んでしまった謝礼の品を準備しておくことも約束しました。 そして王女は若者に伝えました。 「王は、必ず私が説得いたします。あなた様はありがたくも私との先を願ってくださるのならば、当日、すべてが終わったあとに、私への思いだけ王へお話してくださればありがたく思います・・当日まであと少し、ともに頑張りましょう!」 ・・・こうして処刑当日 若者が開けた扉は虎であったが、若者に牙をむけない虎。 王は、準備をしていたのはわかっていたが、あえてこういった。 「二人で今日まで協力して築いてきた愛は本物なのであろう。恩赦を与える。傲慢には立ち向かい、弱きものは守る。王女とともに、わが王国と民を頼んだぞ。」 王女「恩赦をありがとうございます・・・!!この素晴らしい彼と、たとえ王亡き後も必ずや立派に民を守ってまいります。」 ・・・こうして無事、若者は処刑を放免され、王とともに、王国を発展させていきました。 ---------------------------------------------------------------- エンドロールにかける曲は決めていますがそこまで書かなくても・・ですね。 設定に少々無理がありますが、いかがでしょうか・・・?
お礼
お礼が遅くなってすみません。 今までにないパターンですね。 どちらの扉を開けても、対応できるように入念な準備をする2人。 それだけ2人の愛情が真剣なものだということの表れでもありますね。 そして、それを王も理解し、2人を許す。 誰も死ぬことなく、誰も傷つくこともなく、悲しむこともない。 とてもすてきな結末だと思いました。 そして、私は、ひたむきに若者を愛する王女と、mermaid13様が重なって見えました。 mermaid13様の想いも報われますように。 ご回答いただき、ありがとうございました。
- dell_OK
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No.1のご回答とまったく同じです。
お礼
質問にご回答いただき、ありがとうございます。 No.1様と同じ意見ということは、美女の扉を教えるのですね。 愛する男が、自分以外の女と結ばれても、何の問題もないということですね。 それは、誰であっても人が死ぬところを見たくない、というお考えからでしょうか。それとも、後に、美女から男を奪い返すためでしょうか。 もし、師匠が王女だとしたら、虎の扉を開けても、男は命を失わないのではないかと思います。虎を意のままに操る術を会得されているのではありませんか。 ご回答に感謝して、1000ptを。 弟子。
- Jedi-yoda
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そういう物語があったのですね、お恥ずかしながら全然知りませんでした。 皆様のご回答を読んでいないので、重複があったらお許しください。 王女は虎の扉を教えます。 若者の視点から書いていきます。 ゆっくりと扉が開きます。すると虎が! 他の女と結婚するぐらいなら、俺に死ねと言うことか。若者は悲しい気持ち半分、嬉しい気持ち半分で腹を決めます。 食われてやろうじゃないか。 そして虎を見据えた時、その虎の後ろに両手を胸に当てた王女が立っているのが見えます。 気配に気づいた虎がゆっくりと王女を振り返ります。 若者は大声を張り上げて突進します。敵はここだ、俺だと。 王女に気づいた国王は狼狽します。 「兵じゃ! 兵を出せ! 虎を殺せ!」 「王様、兵は敵国の動きに合わせて出兵しております。残っているのは老兵のみ」 若者に向かって虎が猛然と走ります。 やった。若者は笑みさえ浮かべます。 王女よ逃げろ! あの世で会おう! その言葉と同時に虎と若者は激突します。 あとはご想像通りだと思います。
お礼
ご回答いただけて、とてもうれしいです。 >敵はここだ、俺だと。 >やった。若者は笑みさえ浮かべます。 >王女よ逃げろ! あの世で会おう! 愛する王女のためなら、自らの命も進んで差し出してしまう男と、 Jedi-yoda様が見事にオーバーラップしてしまいました。 本当にこんな状況だったら、Jedi-yoda様は乙女のために、同じ行動を取るのだろうなあ、と感じました。 奇しくも「命を捧げるもの」というご質問で、私へ書いてくださったお礼と重なるものを感じました。 「死は終わりではない」という言葉が、男の行動を裏付けているように思います。 死は、終わりではなく、新たな再会の始まりを約束するものである。 いただいたご回答を読みながら、その思いを強くしました。 ご回答いただき、ありがとうございました。
始めまして。(笑) 1.美女の扉 2.・・・。 処刑前夜、男は城の地下にある牢獄で朝を待たされていた。 天窓から差し込む月光の下で男は明日に向けての決意を固めていた。 「王女は私に美女の扉を教えてくれた。これは即ち私に対する『生きろ』というメッセージに他ならない。例え、私が他の女性と一時期は生活を送ったとしても私はまだ若く、大きな夢もある。そして、夢を叶えるだけの能力も私には有る筈だ。夢が叶えられたら王女と再び向き合う事もできる日が来るはずだ。今は王女の意思に応えるためにも生きよう。」 実際、男は身分に似合わぬ知識の持ち主であり、また武の道においても誰もが認める剛の者であり、男のこの考えは決して自信過剰な妄想とは言えないだけのものであった。 天窓を見上げる形で思考をまとめ、一息ついた男は自分の入れられている牢と通路を挟んだ正面の牢内に人の気配を感じ、そちらに視線を移した。 昼間、ここに入れられた時にも気づかなかったほど、存在感は無いがたしかに牢の隅に誰かがうずくまっているようだ。 闇に目が慣れてきて気づいたが牢内はまるで獣のそれのように雑然と散らかった状態で、そのなかに生気の無い痩せ細った男が確かにうずくまっている。 その痩せ男は何を見るでもなくただ目を開けているだけで活気に満ちた新入りに興味を持つ事すら無さそうに見えた。 「どんな罪を犯したのかは知らぬが気の毒に。しかし、私は決してあのような敗者にはならない。明日、生き延びていつの日にか必ず王女と再び愛し合うのだ。」 翌朝、刑場に連れて行かれた男は決心したとおりに美女の扉のノブに手をかけた。 その一瞬、王室席の王女に視線を向けたが距離があったせいか王女の表情までは読み取る事はできなかったが、少なくとも泣いてはいなかったと男は確信していた。 そして、扉を開けると当然そこには美女が籐の椅子に身を沈め、視線で男を招きいれた。 女は20代前半、身に着けているものからするとかなり高貴な出に見えて男はいささか驚いた。 てっきり身分の低い女が待っていると思い込んでいたからだ。 そんな、男の動揺は全く意に介さないように女は立ち上がり男の首に両腕を巻きつけ唇を重ねてきた。 男は王女とのことだけではなく女性に慣れていなかった訳ではなかったのだが、女の体温を唇、そして肌に感じると共に全身に広がる甘美な痺れに身を任せながらも昨晩の決意に微塵の揺らぎも無いと自身に言い聞かせていた。 「そう、この女にとって私は仮初めの良人だ。すまないが私には夢、いや、野望と呼べるものがある。」 それから数ヵ月後のある晩、まだ塞ぎ込んでいる王女に国王がなんとか慰めようといつものように声をかけていた。 「王女よ、あの男のことはもう忘れるしかないのだ。何度も言っているとおり、あの女は人ではない。私の先祖、初代王が数百年前に出逢った時から全く歳も取らぬ。そして、この国を常に安定した豊かな状態にずっと保ってられるのもあの女の言葉があってこそのものだ。この数百年間、王家はあの女の言うとおり国を治めてきたのだから。それに対して、あの女が求める代償は唯一つ。数十年に一度この国に現れる王家の存続を脅かす程の秀でた才と武、そしてそれを収めるだけの器を持った男だけだ。殺すわけではない、数十年という時間をかけ、共に暮らしながら、その者の「生気」、「才」、「資質」といったものを少しずつ奪っていくのだ。」 王女はイヤイヤというふうに首を振ったが国王は言葉を続けた。 「やがて王女はそれほどの才を持たぬ男を迎え、その後あの女の言うとおりに今と変わらず国を治めていってもらわねばならない。あの男は気の毒だが数十年後には生気を失い捨てられ、また、地下牢に幽閉される運命だったのだ。」 王女の頬を再び涙が伝い落ちた。 その国は小さいながらも平和で豊かな生活が送れると世界中の評判でしたが誰も本当の理由は知りません。
お礼
満を持しての再登場、ありがとうございます。 またしても、読み入ってしまいました。 kappa-y様は、おノロケだけではなく、こんなところにも秀でてらっしゃるんですね。 地下牢にいた先客が、男の未来の姿そのものだったとは・・。 美女の妖気にからめとられながら、自分を失い、最愛の王女のこともいずれ記憶の底に沈んでしまうであろう運命に男が気づくのは、いつなんでしょうね。 王女も自分が王女であるが故に、男を諦めなければならない運命を呪ったことでしょう。 でも、それが国を治める者が支払わなくてはならない代償なのかもしれませんね。 読んでいて、kappa-y様のイメージと「秀でた才と武、そしてそれを収めるだけの器を持った」男が重なってしまいました。 今回は、完敗です。 力作をありがとうございました。
1:もちろん、美女の扉です。男を愛しているのなら、そうするはずです。そうするべきです。そうしてほしい! あ、願望だった・・・ 2:王女は美女の扉を教えましたが、意地の悪い国王はそのいきさつを先読みして、逆の配置にしていました。 かくして男は虎の餌食に・・・と、思いきや、男はまず虎の目を一突きし、次に前足の爪を踏み潰して、虎はすっかり戦意喪失、なんと男は虎に勝ってしまいました。 男は許され、美女と結婚しました。めでたしめでたし、と思いきや、王女の心に嫉妬の種火が点りました。男はもう王女を愛していないのでしょうか?いや、そもそも美女をなぜ選んだか、王に遠慮したのでしょうか? いや、男は王女が虎の扉を教えたと思っていましたから・・・ 王女は長年かけてなんとか男をおとしめようとしますが、この件で王に気に入られた男は、付け入る隙を与えません。それどころか、戦で手柄をあげ、老いて行く王のお気に入りになっていきます。やがて、王は自分の衰えを悟り、男についには王女と結婚して国を継いでくれないかと頼むまでになります。 「私がした仕打ちを許してくれとは言わん。だが不憫なこの年寄りと娘のために、いや、この国の民のためにどうか、もちろんお前の妻にも高い位を与えよう。」 「いえ、王様、大変光栄ですが、私は妻を裏切るわけには参りません。」「そうか。」時は流れ、男の妻は病死し、葬儀に王女と王も参列しました。既に国は王の弟がおさめて、王は隠居状態、王女も中年になり、3人は初めて昔のことを語り合い、男の誤解も解けました。 王は自ら地位を捨て、男と元王女と暮らす道を選びました。 やりすぎましたかね。
お礼
ここまで皆様のご回答を読ませていただいて、正直びっくりしています。同じ物語なのに、それぞれが全く違う結末なんですから。 isys様の結末は、また一味も二味も違ったものですね。 王女は一途に男を思い続けるもの、という思い込みを見事に打ち砕いてます。王女が男を憎むという設定は、なかなか考え付かないと思います。また、脇役であるはずの王にもスポットライトを当てている点がすごいと思います。 3人とも全てを水に流して、穏やかに暮らすという終わり方が、とても気に入りました。 ご回答いただき、ありがとうございました。
- NEKOGABURI
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~~~お話その壱:「王女はド阿呆」~~~ (どうにかならないかと模索する王女に一報) 一等兵:「王女殿、昨日、王と商人が話していたのですが・・・」 王女:「なんだ・・・話してみよ・・・」 一等兵:「(ゴニョゴニョ・・・・)どうか御内密に・・・」 王女:「インスタンス?切り替え?わっけわからん!別の話ではないのか?」 一等兵:「ですが、このままではトラに必ず食べられるとか・・・」 王女:「要は、トラがいる方を未然に知らせれればよいのだ!下がってよい。」 一等兵:「はっ!!!」 (運命の日) 王様:「ボビー(若者よ)よ運命の時じゃ。覚悟は良いな」 ボビー:「はい。引く気はありません!(左って言ってたな、信じるぜ!スーザン!)」 王様:「宜しい!ではこの先の奥の通路をずっと行くと分かれ道がある。右か左かを選んで更に進んで扉を開けなさい!未来が待っている!健闘を祈るw」 (モニタールームにて) 王様:「奴は来たか!?」 商人:「運の言い奴です。王女の方に向かっています。」 王様:「そうか、ではあれの出番じゃなw」 商人:「よっこらせ!(ガシャコン)」 (部屋で待ってる王女) 王女:「おそいわね?(ゴガガガ、ガシャン)ん?回転した様な、まさか?」 (部屋の前の若者) 若者:「よし入るぞ、(ガチャ!)、会いに来たぜスーザン。」 トラ:「ガオゥ!」 若者:「おっと、とらさんこんにちは・・・。ギョエー」 (部屋で待っている王女) 王女:「(ギョエー)、ボッボビー?はっ!?切り替える?・・・・・|`△´川<くやっしーです!!!」 完 ~~~お話その弐:「天才王女」~~~ (どうにかならないかと模索する王女に一報) 一等兵:「王女殿、昨日、王と商人が話していたのですが・・・」 王女:「なんだ・・・話してみよ・・・」 一等兵:「(ゴニョゴニョ・・・・)どうか御内密に・・・」 王女:「なるほど、あのジジイども、一泡ふかしたるわ!よく言ってくれた褒美をつかわす!」 一等兵:「はっ!有難き幸せ!」 (運命の日、前夜) 王女:「聞いて、明日の扉はどちらに転んでもトラに遭遇するように仕組んであるわ。どっちに行っても、あなたが道を選択した後で変えられる様に仕組んである」 若者:「なんだって?じゃあ・・・。」 王女:「安心して。それを逆手にとって、監視ルームのモニタに完全に逆に映るように細工しといたわ。当日は、どっちを選んでも、私がいる筈だから」 若者:「そうか、上手くいくことを祈ろう!」 ---中略--- (モニタールームにて) 王様:「奴は来たか!?」 商人:「運の言い奴です。王女の方に向かっています。」 王様:「そうか、ではあれの出番じゃなw」 商人:「よっこらせ!(ガシャコン)」 (部屋で待ってる王女) 王女:「(ゴガガガ、ガシャン)ん?やっぱりか。本当にやりやがったあのジジィども!」 (部屋の前の若者) 若者:「よし入るぞ、(ガチャ!)、会いに来たぜスーザン。」 王女:「してやったりw 当然の結果ですわww」 (モニタールームにて) 王様:「あれ???王女の方に入っていったが、どうなっとるんだ?」 商人:「さて・・・、しっかり回ってましたしね・・・。」 お二人:「・・・、・・・、・・・|`△´|△´| <くやっしーです!!!」 これから、王女の逆襲が始まるのでした。めでたしめでたし。 完 「うん。良く取れてるね。明日は、“ぶるって、若者がトンズラ”、“若者の悲痛な叫び!「俺はメアリーが好きなんだ!」”、“腹黒の子は腹黒!?「何とかして商人の息子に成り代わらない?」”の三話を撮るから、みんな台本覚えて来る様に!」 おわり
お礼
再回答(しかも画像付き)ありがとうございます。 その壱もその弐も楽しく読ませていただきながら、笑ってしまいました。 どちらも仕掛けは同じなのに、結末が正反対で、面白かったです。 王女もけっこうやりますのお。 しかし、どうしてNEKOGABURI様にかかると、こんなコミカルなお話になってしまうのでしょうか。 また、画像のネズミが、どうも私自身のように思えてなりません。 うまく策略に乗っけられて、ゴリちゃんとデートするはめになってしまった感が否めませんが・・。 次回は3部作ですか。楽しみに待っています。デートから無事に生還できれば、ですが。 ご回答いただき、ありがとうございました。
1.美女の扉を開けるように伝えます。若者を殺したくないからです。 2.若者は、悩みます。王女を失う絶望を想うと虎の扉を選びたくなります。しかし、自分を失う王女の悲しみを想うとそれも出来ません。 そんな若者は、扉の中の美女にも、誓い合った男がいる事を偶然聞いてしまいます。自分が、生き残る道を選べば、その美女と、婚約者も不幸にしてしまいます。 若者は、心を決めました。 2-A.若者は、虎の扉を開けました。王女は悲しみに沈みますが、父王には、逆らえず、隣国の王子と結婚しました。数年後、王女は一子を設けます。彼女は、その息子の眼に、若者の情熱を見出します。 輪廻転生。 若者は、王女の子として生きる道を神に与えられたのでした。 2-B.若者は、美女の扉を開けました。しかし、美女との結婚が近づいたある日、彼は、宮廷で、手術をうけます。 宮刑。 男性としての機能を捨てる道を選びました。美女は、婚約者の元へ返されました。 国王は、もはや、王女と愛を交わす事の出来なくなった若者の罪を許し、宮殿の衛兵にしました。若者は死ぬまで、王女を見守り続けました。 どうしても、王女が死ぬエンディングにはしたくなかったもので。 お目汚し、失礼いたしました。
お礼
2つのパターンの結末を考えていただいたんですね。 2-A 「輪廻転生」 若者は、王女の子として生まれ変わった。 そして、王女も自分の子が、最愛の若者であることに気づく。 2人の絆は、恋人から親子へと形を変えたものの、より一層強固なものとなる。 すごくいいですね。こういう「再生」のパターンは、個人的にはとても好きです。 2-B 愛情の形を考えさせる結末ですね。肉体的な繋がりより、精神的な繋がりを選んだ若者。そして、彼の視線に愛情を感じる王女。 魂が繋がっている2人だからこその結末だと思います。 2人の愛の形は変わっても、愛情そのものは変わらないという点で、どちらの結末も、とても印象深く心に残りました。 ご回答ありがとうございました。
#14恥じ入りながら、やはり自分が認めるための補足です。 >最愛の男を見た、王女の気持ちは、どのようなものだったのでしょうね。 あぁ、やはり文才が無い・・・。 最後の一行。 王女は処刑前に男の愛の深さゆえの行動を読んでいて自らが先に・・・。 修行して再挑戦させて頂きますのでまた是非このようなご質問お願いします。 m(_ _)m
お礼
あー。ごめんなさい! kappa-y様に文才がないのではなくて、私に、毒か威力(←すごい変換だと思いませんか?)、読解力がなかったんです。 実は、「指輪って何なんだろう」と思ってはいたのですが。 勝手に解釈してしまいました。 王女がつけていた指輪だったんですね。 大変申し訳ないことをいたしました。 私のほうこそ、滝にでも打たれてきますので、またよろしくお願いします。
1.やはり美女の扉です。 2.文才も意外性にも自信は有りませんが・・・。 王女に「美女の扉」を教えてもらった男は処刑当日、怯えた表情を表すこともなく、むしろ胸を張って扉の前に立ちました。 そして、刑場を見下ろす位置にある、晴れ渡った空に輝く太陽を背にした国王達の特別席を眩しそうに見上げ笑顔を見せ、一礼しました。 それから男はなんの迷いもなく片方の扉についている鈍く光った銅製のノブに手をかけ、一気に扉を開けたのです。 部屋の奥に真剣な眼差しを向けながら中に数歩進む男。 奥にいた大きな影が跳ね上がるのは本当に刹那の出来事でした。 既に、猫科の猛獣の鋭い牙は確実に男の頚動脈を切断しています。 コンマ数秒遅れて、刑場に集まっていた民衆からの悲鳴とも歓声ともとれる声が広がっていきます。 猛獣にのしかかられ死を待つだけの状態になった男は心の中でこう呟きます。 「王女、貴女の私に対する気持ちは十分に受け取りました。貴女と添い遂げられないなら私は死を選びます。ありがとう。」 男の首からは大量の真っ赤な血が溢れ、猛獣は獲物が生有る限りその牙を抜こうとはしません。 焦点が合わなくなった男の視線が宙を泳ぎ、瞼が閉じかけ生の終わりが来た、誰もがそう思った一瞬男の目に光が戻った事にはおそらく誰も気づいていませんでした。 既に牙は抜かれて猛獣の餌という物になってしまった男の顔に淡い満足な表情が浮かんでいる事も。 男が最後に見つめたその先。 男が開けた扉の内側に血に染まって汚れているにも関わらず、見事な輝きを放つ宝石のついた純金の指輪が落ちていました。
お礼
>文才も意外性にも自信は有りませんが・・・。 そんなご謙遜なさらないでください。すっかり読み入ってしまいました。 王女が「美女の扉」を教えたにも関わらず、男は「虎の扉」を開けたんですね。「虎の扉」を開け、虎に食われることで、男は王女への永遠の愛を示したのでしょうか。虎に食い殺される最愛の男を見た、王女の気持ちは、どのようなものだったのでしょうね。 もし、kappa-y様がこの男だったとしても、やはり「虎の扉」を開けるのでしょうか。 余韻の残る最後の1行。そして、指輪の意味するもの。男と女のお互いへの愛を考えさせられます。 死にゆく男と、虎の描写もとても見事だと思いました。 作家デビューもできそうですね。 ご回答いただき、ありがとうございました。
1.美女の扉です。 心配そうに見守るでしょうね。 でも男は虎の扉を開けるのでしょう。 だから男が喰われる前に王女は間に飛び込んで自分を喰わせると思います。 遺された者の悲しみは測りしれません。 それを知っているからこそ虎の扉を開けることは裏切り行為です。 男は生きて罪を償わなければいけません。 王女の想いは、ただのエゴにしか過ぎませんね。 なぞなぞであれば、虎のいる扉の奥には穴があるはずなんです。 そこから男は逃げ延びるでしょう。 また危険を冒して王女を救おうとするのかは分かりません。
お礼
王女の思惑と男の思惑が複雑にからみあってますね。 >だから男が喰われる前に王女は間に飛び込んで自分を喰わせると思います。 >男は生きて罪を償わなければいけません。 いかにも984971様らしい結末のつけ方のように、私には思えます。 もし984971様が王女だったら、本当に虎に身を捧げるのでしょうね。 王女の想いがエゴであっても、自らの命を男に捧げ、それを男は一生背負って生きてゆかねばならない。 つらいのは王女でしょうか、男でしょうか。 ご回答いただき、ありがとうございます。
お礼
>先般は、当方の拙い問いかけにお答え下さり有り難うございました。 こちらこそ、拙い、しかも場違いな回答で大変失礼いたしました。 「美女の扉」がどちらか、わかっているのに、敢えて「虎の扉」を選ぶ男。何がそうさせるのでしょう。やはり、身をもって王女への愛を誓うのでしょうか。 王女の深い悲しみ。愛する人がこの世から消えた悲しみ。 そんな王女の思いが、男を呼び寄せたのでしょうか。それとも、男は肉体を失っても、王女を思う一心で、王女の元へ来たのでしょうか。 そして、2人は別の世界へと旅立ってゆく。 それは「死」と呼ばれるものかもしれないけれど、2人にとっては「死」ではなく、新たな「生」ではないでしょうか。 私は、最近思います。「死」とはそこで終わるものではなくて、ひとつの通過点なのではないか、と。死の先に、まだ何かあるように思います。これは、私の願望なのかもしれませんが、「死」は、次の「生」の始まり、そんな風に考えるようになりました。 今日、linimo様が見送られた方も、これが永久の別れではなく、次の「生」、次の出会いへの旅立ちだったのではないか、と私は思います。 ご回答いただき、ありがとうございました。