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プラザ合意は日本の負けだったのか?

大前研一氏の本に、日本はプラザ合意にサインした時点でアメリカが仕掛けた経済戦争に負けていた、ということが書かれていたのですが、 なぜそれで日本が負けたことにつながるのでしょうか?

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回答No.3

No.1の補足です。 この質問の最大のポイントはまさしく「勝ち負け」の部分でしょう。 勝った負けたの問題の前に、バブルの発生と崩壊の問題全般に対して適切に分析評価することが重要なはずですが、そうしないでプラザ合意という為替調整の枠組み設定に焦点を当てて、米国譲りの価値観を持つ大前氏は「勝ち負け」というレベルでもし単純に判断しているとすれば、そしてその論説に説得力を「素朴に」感じてしまうのが現在の一般人だとすれば、その部分は根本的に問題でしょう。 好戦的な価値基準で弱者を選んで戦いを挑み勝利する性癖が定着するリスクがあるのでは? 日本は民主国家でこの国体の基本は占領時の米国によってつくられたもので、その後も米国に追随。 成長余力が乏しくなった現在は転換期かもしれません。 日本は世界の中では地理的、気候的にかなり独自色が強い。 世界の幾つかの国を見て回ってそんな印象を私は持っています。 (高緯度でも比較的温暖で地中海という広い内海に面した欧州も独自色が強いが、日本はそれとは全く違った強い独自色を持つ) しかし米国を真似する以外のカードを日本が切るというのは今後も非常に難しい。 貿易不均衡は資源を持たない日本にとって常に頭痛のタネ。 (輸出産業が資源輸出国だけに売ってもこの部分の不均衡は全く解消出来ない) 自由貿易依存症を根本的に治すためには食糧とエネルギーに関しての独自のイノベーションが必要だが、それは実際上不可能。 日本のモデルは他のアジア諸国も踏襲しているので、歴史ではどのような評価となるのでしょう? 単に早熟早老のモデルで独自のイノベーションも特に無く、文化的に若干記録を残す程度か? つまり米国に飲み込まれて別の日本に変容するのが望ましと考えるのであれば○で大前研一氏は◎ そうでない場合は× 答えは個々の人々が出すべきもの。(とは言ってもマスメディアやインターネットの個人発信情報に依存する場合は独自の判断は難しい)

その他の回答 (10)

  • snowplus
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回答No.11

♯10さん貴方の理論は少し妄想気味てますが 「経済学」と「実態経済」は違いますから 教科書に書かれていることは経済の一部分に過ぎません もう少し実態経済を勉強しなさい

noname#115486
noname#115486
回答No.10

 どうして、いつも、日本人は、円高(自国通貨高)を嫌がるのでしょうか。  アメリカ政府は、「強いドルは我が国の国益だ」と言っていたのに。    陰謀史観を信じたいのであれば、そうすれば良いと思います。しかし、貿易黒字国が、円高(自国通貨高)になってしまうのは、経済学上の必然です。    プラザ合意後、自国通貨高になったのは、日本だけではありません。ドイツもです。でも、ドイツ人は、「通貨が上がったのだから、外国製品を安くしろ」と国内企業に対して、要求しました。  で、その時、日本人は、「円高不況になる」と騒いでいました。  日本人は馬鹿じゃないかと、私は思っています。    プラザ合意後、ドイツは、自国の金利を引き上げたために、バブルは起きず、日本は、”円高不況論”に騙されて、金利引き上げが遅れたせで、バブルが発生しました。これは日銀も認めていることです。バブル崩壊後、10年ほどたった時に、日銀は言いました。「日本のバブル発生は、円高不況の対応のために、金利引き上げが遅れたからである」と。    全く、「馬鹿じゃないのか」です。そもそも、「円高不況」というのがありえなかったのに。今でも、日本の輸出依存度は、十数%ぐらいなものです。全く。やっぱり、「馬鹿じゃないのか」と私は言いたくなります。

回答No.9

以上、米国に一生を捧げた私の遺言状でした。

回答No.8

プラザ合意前後の歴史を私的に整理すると、 ~50:混乱の5年    →預金封鎖新円切替、ドッジライン ~83:高成長の33年    →朝鮮特需、神武、岩戸、いざなぎ、列島改造、石油ショック、自動車生産台数世界一 ~89:高成長ピークアウト(貿易黒字体質生成とバブル)の6年    →プラザ合意、円高ドル安低金利、ブラックマンデー、消費税3% ~97:過渡期(景気対策による限定リバウンド)の8年    →独再統一ソ連解体マ条約ユ内戦湾岸戦争    →円ドル80円、消費税5%、山一拓銀破綻マイナス成長 ~08:転換の11年(継続中)    →日銀ゼロ金利ITバブル、911&米住宅バブル、小泉破壊再生(りそな国有化)    →リーマン破綻金融危機 まあ、こんなところであります。 (米国のサポートで高成長が長期に続いたのでリスクに備える余裕が無く、借りたサポートの返済としてプラザ合意は必然とも言えます。もちろん終戦後の混乱を収拾するためには選択の余地は無かったのでしょう)

回答No.7
回答No.6

ブラザ合意の実際は以下を参照。 http://okwave.jp/kotaeru_reply.php3?q=4817051

回答No.5

No.3の補足です。 仮に日本がサインしなかったらその利己的姿勢をさんざん叩かれてさらに悪い状況を呑まされる、等だったのではないですかね。 まあ、わかりませんが。 ※勝ち負けを煽れば強者は当然得をしますね。(弱者を戦いに引きずり出せるので)

  • snowplus
  • ベストアンサー率22% (354/1606)
回答No.4

大前氏の指摘の通りだと思います 現在日本経済は悲惨な状態ですがつまるところ 大本にたどるとプラザ合意にいきつくと思います このプラザ合意は教科書にもきちんと書かれていますし 何故もっとこの事が問題にならないのか疑問です このプラザ合意さえなければ今の日本におかれている 経済問題のほとんどはなかったといえますし おそらく日本がアメリカを追い越して世界一の経済大国に なっていたでしょう アメリカは日本が自国を追い越す事が 絶対に許せなかったのです それくらい滅茶苦茶な内容だったのです 通常このようなプランに普通なら合意しませんが 色々裏から手を回しましたからね(田中角栄を失脚させたり等々) それで渋々合意させられたわけです

  • merkjet
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回答No.2

その本に書いてなかったのですか?大前氏は、洞察力が鋭く理由をはっきり書く人だと思いますがね、 私は、「勝ち負け」とは判断しません。 当時を思い出すと日米には貿易不均等がありました。不均等是正の為に為替を調整したのですが、為替の調整では何も解決しませんでした。 日本が輸出品が高くなっても米国は使ったのです。おまけに為替の恩恵があったにも関わらず米国企業は海外に向かい国内に戻って生産することはなかったのです。(当時ドル高で国内生産では競争に勝てなくなり海外に生産地を移していました) 当初は貿易収支の予想をJカーブ的に改善すると予想されていました。 為替調整後は、最初は日本製品に頼るがその後は国内企業の競争力アップで日本から輸入にブレーキがかかると思っていたのですが、相互補完(持ちつ持たれつつ)は為替をいじっても変わらなかったのです。 然らば日本に米製品を買って貰おうとしました。不均等の原因が構造的な問題があるということで日米構造協議があったのです。日米自動車協議や半導体協議、通信協議やら流通に至るまで不均等原因となる輸入障壁を正したのです。おかげでNTTが電話代を下げブロードバンドも定額になりました。外国製たばこも安くなりました。 日本は円高により輸出企業に負担がかかりましたが、技術革新で競争力維持を果たしてますし、競争力を失った企業は海外に移して生き残っています。 為替の調整は日本だけではなく米国にとってもドルの価値を減らすのでいつかは我が身に返ってくるのです。円高が行き過ぎれば海外のモノを買い内需を増やすことです。これがセオリーですし、それが許されないものではないと思います。プラザ合意がなかったとしても米国が経常収支の赤字を続けているかぎり円高圧力は消えることはないと思いますよ

回答No.1

この質問の前提となるのは日本がサインしないというカードを持っている場合ですが、どうなんでしょう? プラザ合理によって円高低金利の基盤が出来てしまったので、バブル経済の準備完了。後は日銀が金融緩和し続ければ良いだけの話。(金利を上げると円高になって輸出産業が悲鳴を上げる。) そしてバブルは必ず崩壊しますが、既に経済の成長余力が乏しくなった段階での見事な長期成長ピークアウトの崩壊となってしまった。よってその後に大きな問題を引き起こしたというのが過ぎ去った年月を見ての結果論。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 米国に負けるというのは良いこと。 日本の立場を考えると。 今後も日本は負け続けるでしょう、多分。 何といっても最大の友好国ですから。 日本が望んで友好国にしてもらったので、常に米国に気を使って平身低頭で対応するべきです。 もちろん何時か終わりが来るでしょうが、私が生きている間は無理でしょうね。 私の一生は米国に捧げたものとなって終了でしょう。