- ベストアンサー
明治鍼灸大学(この大学の卒業生の方)
こんばんは。女子学生です。 京都の鍼灸大学に入学しますが 前の質問の回答に「入学してみれば分かるけど、普通の大学生とは違う」 と書かれてありました。 普通の大学生とは違う・・とは 何処が違うのでしょうか?
- みんなの回答 (2)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
お礼読みました。 >同級生とより親密な交際が求められるようで心配です。 学生さんは医療人を志す人たちばかりです。 教職員も実際に臨床の場(付属病院や鍼灸センター、老人ホームなど)でご活躍されているかたがたばかりですから、基本的は「良い人集団」なんです。 ですから、対人的な不安はおそらく気にしすぎだと思いますよ。 たしかに、学生数が数千人にもなる大きな大学に比べれば学内での人間的なつながりは深く(学生の総数は500人前後ですからね、全員の顔と名前がわかるようになります)、それを鬱陶しく思う人が中にはいたことも事実です。 しかし、実家から遠くはなれて暮らす人には、それを居心地よく感じてしまうような面もありますしね。 大丈夫。心配する必要はありませんよ。 >医学に興味があるだけでやっていこうとは虫が良すぎますね。 それが大事なんです。 医学に興味があるから、勉強やってて楽しいと思えるんです。 鍼灸を学ぶのに一番大切で基本的な感情ですが、これが欠如している人だっています。 医学に興味もなければ鍼灸も本当はやりたくない、なんて学生もいましたからね・・・。 ですから、それだけの理由で十分です。 >田舎に住むことになるので、アルバイトは出来ないかもしれません。 園部あたりに住むのでしたら、アルバイトはできますよ。 何と言ってもあの野中○務さんのお膝元ですからね。 田舎に囲まれた地にあっても、園部だけはそれなりにぽつんと栄えた街ですから、働くところはたくさんあります。 日吉だとちょっときついかな・・・。 八木は微妙です。一応コンビニなんかでは働けますが・・・。 亀岡・京都は全く問題なしです。 >医学部並に忙しいならバイトよりも勉強をしなければなりませんね。 勉強自体は大変です。 確かに理想を言えば4年間は勉強一本で頑張って欲しいです。 ですが、僕も学生時代にアルバイトをしていましたし、忙しいなりに結構みんなやってました。 アルバイトと勉強の両立、結構大変でしたが、今ではそのときの経験が非常に役立っています。 ですから、santamariaさんにもぜひ頑張って欲しいです! >お金持ちが多いと聞き、私のような貧乏人間は相手にされるか不安です。 お金持ち、多いですね~(笑)。 学生の駐車場にはベンツ・BMWなどの高級車がズラリ・・・。 一方で貧乏学生も多く、おんぼろ軽自動車率も高いです(とにかく田舎なので、クルマは必需品です。なくても大丈夫ですが、アルバイトを考えるとクルマがあったほうが有利かな?)。 でも、お金持ちも貧乏人も、心は一緒。 みんな仲良くなれますよ。 ただ、お金持ち学生のペースで遊んだりしていると、死ぬほどお金がかかります。 自分の価値観を大切にして、金銭感覚が狂わないように気をつけてくださいね(僕自身貧乏学生でしたが、みんなと仲良くやっていけましたから大丈夫ですよ)。 >私には独立開業する資金がないので、病院に勤めようと思っています。学会に入る必要はありますよね? 鍼灸を学ぶ学生は、大きく分けて以下の3種類に分類されます。 1)将来的に独立開業して生計を立てようと考えている人。 2)病院などで勤務するために資格取得を目標としている人。 3)何となく資格が欲しい人。 1)の場合、学校の勉強だけでは足りませんから、積極的に学会員になって学外での勉強を取り入れていました。 2)santamariaさんもここにはいるでしょうか? これでしたら、必要な知識は西洋医学的なものがメインとなります。 病院で行われているような鍼灸治療、実ははりやお灸を用いた物理療法であり、厳密には東洋医学的治療ではないんです。 求められるのは西洋医学的知識となります。 学内の勉強だけで十分事足りると思いますよ。 (僕は開業するためのお話を前提としていました。ごめんなさい。) 3)この手の人は勉強そこそこ、テスト前にあせって資料を集め、ギリギリで生き残るタイプです(中にはとんでもなく頭の良い人もいましたが)。 資格さえ取れて、卒業できればOKなので、結構遊んでます(頭の良い人も結構遊んでいたりして・笑)。 また、卒後は鍼灸とは関係のない道に進む人がほとんどです。 僕の同級生や後輩には役者になったものが数名、漫画家になった人や自動車整備士になった人、普通のサラリーマン・・・。 今現在いろんな職業にみんなついているわけです。 それはそれで、皆さん人生の良い選択をしたんだろうなぁと思います。 また、卒業後に専門学校や明鍼大医技短(最近できました)の柔道整復科などに進学しようと考える人も結構います。 ですから僕のように、純粋に鍼灸一本で独立して勝負している人間は実際には少ないんですね。 >県立病院で医者と協力しながら鍼灸師をする、あるいは、鍼灸を教える教員になろうかとも思っていますから研究を怠りたくはないので、部活に入るか迷っています。 クラブ活動は、バイトをしていると難しいかもしれませんね。 研究自体は4年生になったら所属ゼミによっては嫌というほどさせられますので大丈夫です(笑)。 ちなみに僕は卒業式前日までゼミで研究してました。 就職先ですが、医師との協力の下でのお仕事でしたら、各大学医学部の付属病院で働く、という道が良いと思います。 実際、数件は毎年求人が来ているはずです(僕の時にも三重県にある○○大学病院から求人がきていました)。 教職員を目指すのであれば、そのまま大学院の博士課程まで進学する(明鍼大の教員になれる)か、卒後に明治東洋医学院(姉妹校で、入学金が免除になる)の教員養成科で1年間勉強するかですね。 サラリーマンとしての鍼灸を考えるのであれば、教員になるのはとても良い選択だと思いますよ。研究も好きなだけできますしね。 >sinnkyuusiさんは開業鍼灸師だそうですが費用はどうされたんですか? 場所さえ何とかなれば、鍼灸師の独立はそんなにお金はかからないですよ。 必要なのははり・きゅう・ベッド位ですからね。 僕は賃貸アパートの一部を改装させてもらって、そこでやっています。 総費用は・・・セルシオ1台分くらいかな?←どのくらいかこれでわかります? 学生時代のアルバイトと、勤務時代のお給料をためて、足りない分はちょっと借りました。 借金地獄ですが(笑)、これを糧に頑張っています。 こんなところかな? 長くなりすぎたので、一回退散します。 また何かあれば補足をしてくださいね。
その他の回答 (1)
- sinnkyuusi
- ベストアンサー率19% (639/3298)
ご入学おめでとうございます。 明治鍼灸大学鍼灸学部OB、現在開業鍼灸師をしている者です。 OBとしてはここで後輩に出会えた事は嬉しい限りです(笑)。 嬉しすぎて、長い文章になりました(ごめんなさい)。 >「入学してみれば分かるけど、普通の大学生とは違う」 一般的には特殊な学問なので、一風変わった人が多いです。 たとえば、医学部を目指していたが断念して明鍼大へ入学した人が結構多いんです(このせいで、卒業時には西洋医学に対してコンプレックスを抱いてしまう学生が続出するのですが)。 学内では医学用語が飛び交い、脈診をしているもの、舌を診ているものがいたり、売店では針やお灸を売っています(売店のおばちゃん元気かなぁ。おばちゃん、いつも座ったまま寝てますよ・笑)。 また、専門的な大学なので、普通の大学生のようにバイトをしたり遊んだりする時間は制限されてしまいます。 それだけ勉強が大変だという事なのですが・・・。 大学で学ぶ内容は、普通の医学部で学ぶ内容プラス東洋医学的な学問だと考えて良いと思います。 鍼灸(東洋医学)の勉強を主としているにもかかわらず、勉強している事自体は医学部でやっている事とほとんど変わりがありません(基礎医学系の学問自体は非常に重要ですが、東洋医学系学問に力を入れていないんです。これは学校側に改善してもらえるように再三要求していましたが、おそらく今でも変わっていないのではないかと・・・)。 解剖学実習では京都府立医大まで行って検体解剖実習をする事もありますし(今もやっているのでしょうか?)、とにかく勉強はごく普通の大学生よりも大変です。 その他にも学会等に所属して勉強会にも積極的に出席しておかないと鍼灸の本質である東洋医学的診断・治療ができないまま卒業させられるので(意外とこういう人が多い)、学校以外の勉強もするようになると毎日が忙しく本当に大変です。 あとはその学校の雰囲気というか・・・。 雰囲気は入学したらわかってもらえると思います。 ちょっとこれも変わっています。 『専門学校的大学』のような雰囲気です(?) 箇条書きで整理してみましょうか。 良い点) ・基礎医学系の勉強内容が充実している。 ・教授陣の顔ぶれは世界トップレベル。 ・疾病に対して西洋医学的・東洋医学的(これは学校外の勉強も必要ですが)なアプローチができるようになる。 ・所属するゼミによっては十分な臨床経験を積んでから社会に出られる(3年生終了時に免許を取得、その後1年間はひたすら臨床に出られる)。 ・狭い学校なので学生全員、教職員全員と仲良くなれる(ある意味家庭的な学校)。 ・鍼灸学士の称号が与えられる。 ・鍼灸の研究者になろうと思うのであれば、最良の環境である事。 悪い点)←これはどこの学校にもあるので、気にしないでね。参考までに。 ・東洋医学的な学習内容が不足しているように思える(西洋医学的な診方を主にして教え過ぎているように感じる)。 ・田舎過ぎて通学が大変。 ・閉鎖的な人が多数いる(鍼灸という特殊な学問である事、田舎に4年間一人暮らしが原因か?)。 ・どこの専門学校でもやっている国家試験対策授業をしていない(普通に大学で勉強していれば必要ない事ですが。これは大学側の「世界最高レベルの鍼灸教育水準」というプライドがそうさせているのだと思います)。 ・鍼灸学士という肩書きが邪魔になる時もある(臨床に出れば卒業校は関係ないが、大卒というプライドが出てしまうと他の先生に敬遠されることもある)。 ・臨床家としては中途半端な東洋医学教育(学内の勉強だけでは西洋医学的な診方しか出来なくなる恐れがある・つまり、医者に使われるための鍼灸師になってしまう恐れがある)。 悪い事を並べてしまいましたが、学校自体はとても良いところなんです。 ただ、将来的に東洋医学としての鍼灸(独立開業)を主としてやっていこうと思うならば、北辰会や経絡治療学会、東洋はり医学会などで勉強し、本物の治療技術を身につける必要があります。 これは学外でどれだけ勉強するかにかかっています。 何だかよくわからない文章になってしまいましたが、何かあればまた登場するので、わからない事があればいつでもどうぞ。 進学後も、わからない事はここでご質問ください。 西洋医学的・東洋医学的なことであれば、大体はお答えできますので。 とにかくおめでとうございます。 4年間、日吉の地にどっぷりと浸かって、立派な鍼灸師に育ってください! ああ、今年の学祭には久しぶりに日吉に帰ろうかなぁ・・・。
お礼
アドバイス有り難うございました。 医学部を目指していたが断念して明鍼に入った人が多い・・・ そうなんですか~。私もかつて医学部を目指そうとしていた時期が ありますが、実力にそぐわないため断念しました^^; (それに、私立医学部は年間1000万円以上もの費用がかかる・・) sinnkyuusiさんのアドバイスで、大方、明鍼の善し悪しが 分かりました。ですが、不安な事があるので書きます。 (1)私は精神科に行っていたこともあり、その一つに対人恐怖症(男性恐怖症) だと診断されたことがあるぐらい、男性不振なところがあります 家庭的な大学と書かれてあったので同級生とより親密な交際が 求められるようで心配です。やはり、医学に興味があるだけで やっていこうとは虫が良すぎますね。 (2)そして、これは私の性格なのですが、ものすごい貧乏性なんです。幼少期か ら物やお金はねだらず、外食するときは一番安い店の一番安いメニューを頼 み両親の財布がすられないか、鞄をずっと見ていたので 親が心配していたほどです。今回、明鍼に入ることで かなりの額の費用が必要になり、親から生活を切りつめるつもり・・と 聞き、ショックを受けて熱が出て寝込んでしまいました。(これ本当です) ですから、バイトをしようと思っていたのですが、田舎に 住むことになるので、アルバイトは出来ないかもしれません。それに 医学部並に忙しいならバイトよりも勉強をしなければなりませんね。 親から仕送りをしてもらいますが、私物を買うお金は 自分で工面しようと思っていたので、これまたショックで 泣きました。お金持ちが多いと聞き、私のような貧乏人間は 相手にされるか不安です。sinnkyuusiさんもアルバイトに 励んだと、どこかの質問の回答に書かれてあったのを思い出しました。 (3)私には独立開業する資金がないので、病院に勤めようと 思っています。学会に入る必要はありますよね? 運動不足なので、両親からの勧めでもあり、部活は合気道部に所属しようと 思っていました。勉強が忙しいと入れませんね・・ 県立病院で医者と協力しながら鍼灸師をする、あるいは、 鍼灸を教える教員になろうかとも思っていますから 研究を怠りたくはないので、部活に入るか迷っています。 sinnkyuusiさんは開業鍼灸師だそうですが 費用はどうされたんですか? すいません・・質問だらけですね・・
お礼
詳しいアドバイス有り難うございました。 運動不足から、両親に合気道部に入るように 言われており、自分としては、部活をやるよりは バイトで生活費を稼ぎたいと思っているのですが やはり難しいようですね。平日を部活に 休日をバイトに当てながら勉強・・・ なんとかやってみるつもりです。 sinnkyuusiさんのアドバイスで 不安な気持ちが軽減されました。 有り難うございました。