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※ ChatGPTを利用し、要約された質問です(原文:燕尾服を作ろうと思うですが…)
燕尾服のボタンについての質問
このQ&Aのポイント
- 燕尾服の製作について質問があります。特にボタンについて知りたいです。
- 燕尾服は一般的にボタンが3つありますが、下の一つしか留めないようです。留めないものもあるのですが、写真のものは留められないものなのでしょうか。
- 自分はブレザーをベースにして燕尾服を作ろうと考えていますが、一列のボタンで前を全て留められる形の燕尾服はおかしいでしょうか。意見をもらえると嬉しいです。
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質問者が選んだベストアンサー
ニューヨークから失礼します。まずは燕尾服の基本について きちんと勉強されることをお薦めします。 燕尾服というものは、現在この地球上の男性が着用する可能性が ある服の中で 最もフォーマル度が高いもので、デザインや ディテール等、その全てにおいて素人の気まぐれなど許されない 服なのです。 まず、燕尾服、フロックコート、モーニングコートの3種の違い を明確に理解することです。そうでなければ何も始まりません。 特に燕尾服については、”細腹仕立て”と言って、フロントボタン の配列こそダブルとなってはいますが、それらのボタンを賭けること は絶対にないのです。”前身頃の拝み”を強調、と言っても わかりにくいかもしれませんが、ピークドラペルの襟のロールと 胸部のドレープを強調して男性のシルエットを知的でよりたくましく 見せるための仕様なのです。 最近NHKで”白洲次郎”という人物のドラマが放送されましたが、 服飾に関する時代考証やディテールが全く出鱈目な日本の映画やテレビ ドラマの中で、実に久々に見る、まともな鑑賞に耐える服作りで あって、第一話の中で数回燕尾服着用のシーンがありました。参考に されるとよいかと思います。 映画では、”炎のランナー”という映画で、これも優れた燕尾服の 集団(オリンピック選手)のシーンがご覧いただけます。スポーツ選手 が、これほどエレガントに燕尾服を着こなす、ということはあまり ないことです。 それから書籍では”イギリスの紳士服”(ハーディ エーミス著) を読まれると、”洋服全般に対する西洋のものの考え方”が理解 出来るのではないかと思います。