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古典派でのコントラバスの取扱いについて
古典派の管弦楽曲におけるスコアではコントラバスのパートがチェロやファゴット、チェンバロの左手と同一ですが、 常にチェロのオクターヴ下をダブらせているのでしょうか?それとも総奏でしか弾かれないのでしょうか?
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noname#192232
回答No.2
手持ちのハイドン,モーツァルトのスコアをサッと見たところ,チェロと同じでしたが, ベートーヴェンでは何箇所か違いがありました。 チェロだけでコントラバスは休みのところや, 5弦のコントラバスなら出るけれど,4弦のコントラバスでは音が出ないところは オクターブ上げてあるところなど,若干の違いがあるだけのものもありますが, パートとして全く違う動き(役割)のところもありました。 その箇所を添付画像にしました。 画像はチェロとコントラバスの部分だけ抜き出してあります。 上は交響曲第8番(3小節間),下は交響曲第5番(3小節間)です。 それぞれ,上の段がチェロで,下の段がコントラバスです。 第5番の方はコントラバスが途中から入ってきて同じ動きですが, そこから音に厚みを加えたいという意図だろうと思います。
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- dipearl
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回答No.1
何も断り書きが無い限りは、常にチェロ(またはBc、通奏低音)と同じ楽譜を弾いています。編成の小さい曲においては、演奏者が判断します。
質問者
お礼
演奏者が判断することもあるのですね。
お礼
詳しい解答をしていただき、ありがとうございます。 添付のベートヴェンのスコアを拝見させていただきましたが大変興味深いです。 どうやら総奏っぽいところでは音に厚みを加える傾向にあるようですね。 ひょっとしたらベートヴェンはDB奏者の即興演奏を嫌ってVcパートから分離させて記譜したのかもしれませんね。