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先生からの言葉、二人目不妊・・・治療に通うか悩んでいます
- 31歳のものです。二人目を考えて長い時間が経ちますが、思うようにいきません。
- 左卵巣は卵巣嚢腫で切除(一部残してます)。右卵管はクラミジア感染によると思われる卵管閉塞。生理周期は45~60日で昨年の生理は7回しかありませんでした。
- 現在の病院で先生から話すにつれて不妊治療をこのまま続けるか悩んでいます。先生の発言や卵巣の状態により将来の妊娠の見込みが低いと感じているため、他の病院への変更も考えています。主人は二人目を望んでいますが、診察の結果によっては割り切る覚悟もありますが、病院側の意見も知りたいと思っています。
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こんにちは。 >病院側からしてはどうなのでしょうか?先生にもよるのでしょうか? 客観的に見て、妥当な見解なのでしょうか? 客観的に見て...残念ですが「かなりの難治ケースだな」との印象です。具体的には、 ・右卵管はクラミジア感染によると思われる卵管閉塞 これだけで、体外受精の適応です。クラミジアが原因の卵管障害は「両側性」であることが特徴なので。子宮卵管造影検査をして証明された閉塞が右側だけだとしても、左にも何らかの機能障害がある可能性が高いです。 なんですが、体外受精をするにあたってのネックが ・”あなたの卵巣は50歳医代くらいの卵巣の数値ですから普通に考えて50歳の人にいくらしても妊娠しないでしょ” ですね...。 先生から言われたと仰るあとの数々のことは、すべて「長く排卵していないためのエストロゲン欠乏」が原因なので。 体外受精をするためには卵巣刺激をするわけですが、もちろんクロミッドではなくhMG(あるいは多嚢胞性卵巣症候群の方にはFSHが使われることも多い)です。しかし「50歳代くらいの卵巣の数値」ということで具体的にはFSHの数値が閉経期並に高いということですから、いくらFSH(hMGでも)で刺激をしても意味がありません。まずは卵巣の反応性を回復させるために、カウフマン療法というのを数周期やってFSHの数値を下げてからがセオリーですが、数値は下がっても卵巣の反応性の回復が約束されるわけではなく、いずれにせよ「時間がかかる」しかも「保証なし」です。 唯一、希望が持てる点は、閉経期並の数値とは言え、実際のお歳が31歳とお若いですので、卵巣の卵子が枯渇した一般的な「閉経」とは違うことですね。上手くすれば採卵に漕ぎ着けることができると思います。 ただ...多嚢胞性卵巣症候群の方は、卵巣の反応性が回復すると困ったことが一つあります。過剰反応です。多嚢胞性卵巣症候群の方は元々は非常に卵巣刺激に対して過剰な反応をする特徴があり、一般の人なら数個から10個以内の採卵数になる程度の刺激でも50個も60個も卵胞が育ってしまうことがあります。しかも多くの場合、全部質が悪くて使い物にならない...ということが珍しくないのです。その上、それだけ多くの卵胞が育ってしまうと、「卵巣過剰刺激症候群(OHSS)」という副作用が一般の人よりも起こりやすく、入院管理が必要になるケースもあります。 ということで、ザッと考えただけでもこれだけの(実際にはもっとあるんですが)厄介なことが山積していますので、先生が甘言を仰れないにも理由があるのだとお考えください。 >難しいのであれば難しいでしょうとはっきり言われた方がまだ割りきれる気がするのですがそうもおっしゃいません。 そのような難しいケースを妊娠させるのも、専門医の腕だからですよ。医師としても何とかなれば..という気持ちがある。 まとめると..「時間とお金がかかっても体外受精をする気持ちがあるかどうか?」ということになるだろうと思います。
お礼
ameyo 様 いつも分かりやすい御回答頂きありがとうございます。 ・・・そうなのですね。 回答を拝見しましたら、先生の今までおっしゃった言葉やその時の先生の表情など今になって納得できます。 体外受精までは考えておりませんが主人と話してみようと思います。 先生とは先日、クロミッドの量を増やしても、卵巣がびっくりする程腫れてもいけないので今回はお休みしましょう。ということになりとりあえず考えようと思っています。 本当にありがとうございました。