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与謝野大臣の兼務
実は兼務をされてるのは大蔵省に逆行していると、ある人から聞きました。 与謝野大臣は官僚よりのかた。 結局、逆行しているってこと?? メリットとデメリットは何でしょう?
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国の経済政策は 財政政策と金融政策の2本柱できています。 かつて大蔵省が2本柱を受け持ってやっていました。 国の経済状態にあわせて、それぞれ別個に発動し、 あるときはその政策が相反したり、同調したりしたして やってきました。つまりそれぞれ独立した政策だったわけです。 なので、同じ管轄で行うのは変だから それをきちんと分けようということで 財務大臣と特命大臣として金融担当大臣を置くようにしたのです。 ちなみに、与謝野さんはやはり特命大臣で 経済財政政策担当大臣をやってました。 これももともと財務省が管轄していたのですが 具体策を練るという意味においてこの担当大臣になりました。 3人で分担していた もとも大蔵省がやっていたこの3つの仕事を 一人の大臣がやることになったので なーんだ、結局一人がやるんじゃン。 だったら元の大蔵大臣と同じじゃん。 という意味で 逆行してるといったのではないでしょうか。 メリット、デメリットねぇ・・・ 小泉さんのときのように行政改革を進めるには 仕事別に分割したほうが言うこと聞かせやすいこともあります。 大蔵省ひとつだと政策によっては抵抗が多いけど 一部の仕事を取り上げて金融担当相に任せれば 実行しやすいということになります。 しかし、行政改革をする気のない麻生さんでしたら ひとつでも特にメリットはありません。 デメリットは官僚の抵抗があると政策が進められない ということになります。 総務省だってそうでしょ。 郵政民営化の時には 総務省と郵政民営化担当大臣というのを作って 民営化を進めました。 総務省ひとつだったら 民営化ができませんからわざわざ民営化のためだけに 大臣を作ってそこで民営化を進めたわけです。 総務省にはとやかく言わせない! 民営化担当だから民営化することを仕事としなければなりません。 総務省の中で行われればそんなのいらない!で終わってしまいます。 もちろん総務省からも財務省からもまた関連省庁から 人材引っ張ってきて民営化担当大臣の手伝いをさせたわけです。 いまはもう、自民党も息の根が止まる寸前だし、なーんにもできない 状況ですから分割している意味はありません。
補足
金融と財政のすみわけをするため分けてたのでしょう。 もう、自民も何も出来ないから一緒にしたって事なのでしょうか。 本当に、人材難ですね。