ロフトと球の関係ですか。
(1)ロフトが小さい:あなたがおっしゃる様にバックスピンはロフトが大きい方がかかります。(グリーン上で戻るバックスピンという大きなものではないですが、ドライバーショットにもその1/4程度のバックスピンはかかっています)逆に言うとロフトが小さすぎるとバックスピン量が少なくなりすぎて、すぐに球がおじぎします。ロフトが小さすぎるとキャリーが100ヤード出ないドライバーになってしまう恐れがあります。またサイドスピンは右へのサイドスピンがかかりやすくなります。
(2)ロフトが大きい:まったく逆のパターンです。バックスピンが多くなって、出だしが低く、途中で上へと伸びあがるような球になります。アゲンストが吹くとキャリーがかなり減ってしまう球ですね。これがいわゆる吹き上がりの球です。またサイドスピンについては左へのサイドスピンがかかりやすくなります。吹きあがってアゲンストに弱いという事はサイドウィンドにも弱いという意味もあります。風に曲げられやすい球になることもありますよ。
また、シャフトも関連してきますね。例外もありますが、ロフトが小さいこととシャフトが硬いこととは同じような傾向があります。逆もまた然りでロフトが大きいこととシャフトが柔らかいこととは同じような傾向があります。調子では手元調子が右に行きやすい傾向、先調子が左傾向です。(シャフトの調子の場合、球の高さは一概に言えません)
ヘッドスピードやスイング構成等で各人各人適正なロフトがあります。初心者だからロフトの大きなものがいいとも一概には言えません。(100を切れない、しかし当たれば300ヤードヒッターだっているんですよ。そんな人にリアルロフト12度のフックフェースのクラブを勧めてもかえって難しいでしょう)シャフトとの組み合わせも考慮に入れるべきでしょう。
ここまで言うとややこしくなっているとは思います。しかし、このややこしさを解決する手段があります。それはご自分のスイングをできるだけ把握するということです。把握したスイングとクラブパーツの性能傾向とを照合して自分に合ったクラブを探していくということです。
お礼
ロフト角が大きいと左へのサイドスピンがかかりやすくなるんですね。 勉強になりました。 ありがとうございます。