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グレングールドの熱情
グレングールドの熱情がとってもテンポがゆっくりなのを聞きました。 どうしててこのような解釈をしたのか、とても気になります。 本人のコメントが聞きたいのですが多分ないと思うので、個人的な意見でもいいので誰か教えてください。お願いいたします。
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母がグールド大好きなので,CDや本がいっぱいあるので,その中から参考になりそうなことを書きます。ならなかったらごめんなさい。 「THE GLENN GOULD EDITION BEETHOVEN PIANO SONATAS,VOL.(2)」から。 グールドのライナーノート:「いわゆる<熱情>は,ベートーヴェンのピアノ作品の中で最も人気のある作品の1つとして位置づけられている。だが私は,なぜこの作品が人気があるのかわからないのである。」「彼はこの時期,つまらぬ作曲家の手にかかったらせいぜい16小節の序奏にしかならない素材から巨大な構築物を作り上げることを考えていたのである。そうした主題は,概してそれほど興味深いものではなく,しばしば急に必要となって書かれたものなので,ベートーヴェンでなくとも思いつきそうに思える。」「<熱情>にはエゴイスティックな尊大さがあり,『“もう一度”あれを使ってうまくやれないものかどうか,見てもらおうじゃないか』という挑戦的な姿勢がある。だからベート-ヴェン作品の私自身の個人的な人気投票では,このソナタは<シュテファン王>序曲と交響曲<ウェリントンの勝利>の間に入るのである」 こうしたけんか腰の姿勢がグールドの「熱情」観を彩っている。 「熱情」を発表したときは,人々の怒りを買ってしまったそうです。 グールドは,極端なテンポを好むようです。 モーツァルトの「トルコ行進曲」もその一つだと思います。後は,ベートーヴェンの「皇帝」も他の人と比べるとゆっくりです。 要約するのが下手で長くなってしまってすいません。
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- gould09
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CDや本が手元にないので、古い記憶から書きます。 確かグルールド自身が話していた事だと思いますが、違っていたらごめんなさい。 グールドは、「演奏を聞く人に最初の1音からショックを受けるような演奏がしたい。」と言っていたと思います。 今まで演奏されて固定観念を打ち破り、新鮮な驚きと共に演奏を聴くことが出来る事を目指していたのだと思います。
お礼
ありがとうございます。グールドはいつも、<奇をてらう>ようにいわれますが、僕はそんなことないとおもいます。みんなが弾くように演奏することもできるけどそんな自分が嫌いなんじゃないかなー。(個人的意見です)