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「ギター弾きの恋」の原題の意味について
こんにちは。最近ケーブルテレビでウディ・アレン監督、ショーン・ペン主演の「ギター弾きの恋」を見たのですが(すごくよかったです)、この映画の原題「Sweet and Lowdown」の意味がよくわかりません。いろいろな方のレビューのページを見てみたのですが、みなさんそれぞれ解釈が違うようで・・・。 おそらく最初の sweet は、口のきけない恋人のことを言っているのかなとおもうのですが、lowdown は・・・?主人公のショーン・ペンのことなんでしょうか。だとすると名詞+名詞?私はふたつとも形容詞的に使っているのかな?とも思ったのですが・・・。 単語そのものの意味はわかっても、映画の内容から、具体的にどんなことを指しているのかがいまひとつわかりません。無理矢理題名っぽく訳すとどんなかんじになるのでしょう? わかる方いましたらぜひ教えてください。できれば自分流の解釈ではなくて、正解に近いものが知りたいです。(勝手ですみません・・・)
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こんにちは、度々すいません。 インターネットを検索して調べていたら、いくつか正しそうな意見がありました。 もし宜しければ、参考にして下さい。 お役に立てず、すいません。 <1> 原題「Sweet and Lowdown」 ラスト、エメットは自分の卑屈さ(lowdown)にやっとのことで気づいて、ホントに大切だった人(sweet)を想い、宝物のはずのギターをブチ壊すのです。 <2> 原題は『Sweet and Lowdown』で、これは劇中エメットが神様のように称える天才ジャズ・ギタリスト、ジャンゴ・ラインハルト(実在の人物)のアルバムの同名タイトルでもあり、加えてアレンのごひいきの、ジョージ・ガーシュイン(『マンハッタン』でも彼の曲を起用)が作曲した有名なスタンダード・ナンバーでもある。単語本来の意味が、“甘さと堕落”といったところだから、これはエメットの恋や人生にぴったりマッチした名タイトル。
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- chippie
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sweetもlowdownも形容詞ですよ。 英語の書物とかレコード・CD,映画などのタイトルには,このような「形容詞 and 形容詞」というパターンがあります。中でも類義語の組み合わせ,対義語の組み合わせというパターンがよくあります。Sweet and Lowdownは対義語の組み合わせですね。しかもそれぞれが掛詞になってます(後述)。 他の例では,中華料理のことを Sweet and Sour(甘くてすっぱい)と表現するんですが,まさに"Sweet and Sour"というタイトルの,中国系移民が主役の映画があったと思います。見てはいないんですが,レビューではほんわか恋愛(sweet)だけどちょっとつらい思いもする(sour)という内容で,それが「中華料理」を表す表現と掛けてあるタイトルでした。(この映画そのものは日本未公開かも。) Sweet and Lowdownの場合,Sweetは「甘い」はもちろん「やさしい」「やわらかい」というイメージです。ジャズ用語で「曲に忠実に旋律的な」という意味もあるようです。Lowdownは,No.1の方のお答えにある通りジャズ用語で「感情的な」&「堕落した」とすると,Sweet and Lowdownというタイトルは, 1)「やさしくて堕落してる」=意味的には「心の優しいろくでなし」に, 2)ジャズ用語の「旋律的にして感覚的」が重なっていて(掛詞になっていて), 3)さらにアルバムのタイトルである,と。 英語圏の人には,まず1のイメージ(ヒーローでも金持ちでもない男の物語,という感じ)が伝わって,次にジャズ好きには2が伝わって,さらにジャンゴ・ラインハルトを知ってる人には「!」と思わせる,あるいはラインハルトを知らずに映画を見た人には「こういうギタリストがいたんだ」と思わせる,というところでしょうか。ウディ・アレンからのオマージュとしてのタイトルだと思います。 Sweet and Lowdownのぴったりの日本語は,aochan0317さんが考えてみてください。語のイメージをつかんで,映画の内容を考えて……。 『ギター弾きの恋』,すごくよさそうな映画ですね。まだ見てないんですが,今度見てみようと思います。
お礼
回答ありがとうございました。 中華料理の例で、なんだか少しわかったような気がします。 chippieさんの解釈?でいくと、sweetもlowdownも主人公のことを指しているんですね(1の意味の場合)。そうなると、sweetは相手役の女性のことをいっていると取る解釈は違うってことになりますね。。。もし映画をごらんになればまた違った見方をするのかもしれませんが。 私自身はどちらかというとsweetもlowdownも主人公のことだけを指している表現だと思ったので、chippieさんの解釈に近いんですけど、実際どうなんだろうなぁー。あとはもう見る人の考え方というか捉え方の違いなんでしょうかね。 なんだか正解のない質問をしてしまったようで・・・すみませんでした。
- twopence
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こんにちは。 参考URLに原題の意味について書かれていました。 宜しければご覧下さい。このホームページの「あらすじ:」の前の行に書かれています。 http://www.tdf.toshiba.co.jp/tdf/dvdsoft/soft/thd-10981.html 原題 “Sweet and LowDown” Sweet: 優しい、可愛い Lowdown:1. (ジャズ界では)ひどく感情的に、低音で感覚的な 2. 卑劣な、堕落した
お礼
twopenceさん、ご回答ありがとうございました。 うーん、単語の意味はわかるんです・・・。 特に「lowdown」はジャズの音の感じを指すのと、 堕落したっていう意味があるってことも。 この場合やっぱりそのふたつの意味をかけているんでしょうか。 「あまく、感情的なかんじで演ってみよう」なんて言うときに こう言うのかなと自分では解釈しているんですが、 同時に女の子と主人公を指しているのかなとも思って。 私から見るとわかりにくい題名なのですが、 英語を話す人がこの題名をぱっと聞いたときに どういう意味にとるのかなぁ~って思いまして。 この質問「英語」カテゴリーのほうがよかったかな・・・
お礼
私も、つたない検索能力ではありますがいろいろあたってはみまして、実は<1>は見たのです・・。で、「自分の卑屈さ(lowdown)にやっとのことで気づいて、ホントに大切だった人(sweet)を想い....云々」の解釈が、ビミョーではあるのですが、ちょっとしっくりこなかったというか・・・。 それに比べて<2>! 素晴らしいです!!(笑) そうかなーと思っていたのですが、やっぱりこのタイトルの曲があったんですね~。しかもジャンゴ・ラインハルトのアルバムタイトルでもあったとは。ジャンゴ方面から検索していたらここまでは辿り着けていたかも。怠慢でした。 >「アレンのごひいきの、ジョージ・ガーシュイン(『マンハッタン』でも彼の曲を起用)が作曲した有名なスタンダード・ナンバーでもある」 ↑まさにこのようなコメントが欲しかったわけで!監督であるウディ・アレンが、どういう意図を持ってこの題名を付けたのか、それが知りたかったんですよね。その意図の半分はこれでわかりました、つまり「わかる人にはわかるタイトル」という・・・。(いかにもアレンらしい....!) 残る半分はその解釈なんですけど、うーんやっぱり<2>でも日本語が・・・。 「甘さと堕落」って、これ、日本語になってないですよね。 映画の内容に合っているというのはわかるのだけど・・・。 きっと、突っ込んで考え過ぎなんでしょうねぇ。 それにしても難しいタイトルです。 twopenceさん、わざわざ調べて下さってどうもありがとうございます~。 感激☆です。