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ウルトラ怪獣を造形した高山良策さんについて

高山さんはもともとは画家だったそうですが、なぜウルトラ怪獣を造形することになったのでしょうか? 彫刻家でもあったのでしょうか?

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  • kogechibi
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回答No.1

高山先生は、画家であり、彫刻家です。 細かく書くと長くなるのですが、第二次世界大戦中に、戦争を賛美する映画を制作する軍の方針で、大量の芸術家が映画の特殊撮影部門にまわされました。高山先生が在籍したのが東宝航空研究資料室。 ここで、円谷英二先生、大橋文典先生、うしおそうじ先生達と縁ができたのでした。 特撮用ミニチュアの造形は大橋先生が主になっていて、高山先生は大橋先生の元で造形技術を覚えたそうです。 だから縁は古くからあった訳で、元は東宝特撮です。東宝退社後にフリーで仕事をしていた時に、(大映の仕事が多かった)円谷プロがTVでウルトラQを開始するから、東宝スタッフ以外の造形家はいないか、と円谷英二先生が人材を捜していて、高山先生がイベント用に作った何かの造形が気に入って、これを作った人は誰だ、ということで、その作者の高山先生を知っていた成田先生が、円谷プロに紹介して、ペギラを造形することになったそうです。 怪獣造形をしていても、平行して画家のお仕事もしていらっしゃったそうです。 と、私の所有する何冊かの特撮解説資料から引用してみました。

aki80
質問者

お礼

とても参考になりました。 どうもありがとうございました。

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  • kogechibi
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回答No.2

他の資料を漁っていたら、高山先生が作った初の商業造形作品のモノクロ写真がありました。 昭和38年、読売ランド開演時の水中アトラクション用のウミガメです。浦島太郎のカメらしく、甲羅の後ろには長い毛が生えています。甲羅は黒光りしていますので、多分茶色。塩化ビニール製。体は生ゴム製。着ぐるみを作ったのはこれが初、と記載されています。 この読売ランドの開演水中アトラクションのプロデュースをしたのが円谷英二監督でした。ここが間接的ながら円谷怪獣との縁になったのだと思います。

aki80
質問者

お礼

参考になりました。ありがとうございます。

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