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イギリスがトルコのEU加盟に賛成なのはどうしてなのでしょうか?
トルコのEU加盟交渉がなされていますが、EU内でもトルコ加盟に賛成か反対かは意見が分かれています。 特に、イギリス政府が加盟に賛成しているのはどうしてでしょうか? イギリスにメリットがあるのでしょうか? 調べたけど分からないので、どなたか教えていただければ幸いです(><)
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- tyr134
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トルコのEU加盟問題は、各国の思惑がいろいろ入り交じって難しい問題ですからね~。 伝聞による知識で、確かな情報ソースがあるわけではないですが、参考程度に回答してみます。 一応、ブレア首相時代に「トルコと加盟交渉を始めようじゃないか」と決まった2005年は、英国が議長国でした。 なんで、英国が議長でなければとてもじゃないけど合意できなかったと言われています。 で、このときに英国が主張した表の理由は 1・多様な価値観と多民族の融和を理念にしたのだから、ここで非キリスト教国であることを理由に拒否しては、EU各国内での人権問題が深刻化するのではないか 2・年9%ものGDP成長率は、どのEU国家にも勝る 3・東欧諸国加盟を促進する効果があるのではないか(実際に、同時に始まったクロアチアは2010年にも加盟しそうな勢いです) って感じだったと思います。 で、EUが東欧諸国にまで加盟を広げる理由は、大きく二つでしょう。 1・東欧諸国はまだまだ発展途上国が多いので、潜在的な市場がある。つまり、経済的理由 2・東欧諸国を取り込むことで、EUによってコントロールし安定と平和を実現する。つまり安全保障の問題。 →・1と2によって、EUの国際的地位の向上を目指す とまぁ、こんな感じかと思います。 つまり、EUの共通目的として、東欧(旧・ソ連圏の国)を取り込み、それによって経済成長と安全保障を得るということがあります。 で、英国がトルコ加盟にまで言及して推進しているのは、やはり安全保障の問題が大きいでしょう。 とくに、米国との関係ですね。 イラク戦争の時に米国が「トルコEU加盟を支援する」というエサを与えて、戦争協力を引き出しました。 米国と英国は、日米同盟以上に強い関係で結ばれている国です。 ブレア首相もイラク戦争を支持していましたが、これには指示せざるを得ないほど関係が深いということです。 その関連で、トルコ加盟を推進せざるを得なくなったのでしょう。 まぁ、そのせいで米英 VS 独仏という対立構造が深まりましたけど。 以上、浅薄な知識ですが参考になれば幸いです。