- ベストアンサー
郷に入りては郷に従うべきか
アメリカ在住者です。 私は典型的日本人で、会社でも「後工程への気遣い心遣いが第一だ。それが良い人間関係。しいては良い製品作りに繋がる」と新入社員から教わってきました。私生活でも、友人への心遣いが大事で相手の気持ちを察して行動する事を心がけてきました。 しかしこの国では、「相手の心を察する」という意識は殆ど皆無です。逆に察して自分を抑えて不利益が生じると、それは自分の責任となります。自分の権利は主張するのがこの国のやり方です。頭では分かっていても、長年染み付いた習慣とそれを大事にしたいと思う私の中で葛藤が起きています。日本人でも完全に割切って自分の意見だけ主張する人も居ます。それはそれで楽なのですが、日本に帰ったとき通用しないいわゆる自己主張だけが強い人となっています。私は両国のバランスをとりたいと思っているのですが、やはり非常に難しいと感じているのが現状です。 在米の方はどの様に考えておられますか?やはりとにかく自己主張して、遠慮して自己主張しないのはその人の非と考えるのでしょうか?私は在米3年目になりますが、未だにその答えが見つかりません。経験談でも個人的考えでも何でもアドバイス頂ければ幸いです。
- みんなの回答 (7)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
- ベストアンサー
またまたNo2です。 言いにくいことをズケズケいうアメリカ人に慣れてしまうと、建前と本音が違う人、本人には笑顔で対応し、影で悪口をいう日本人のほうが恐ろしくなります。 私はあなたと友達になりたい!と自己主張しないと、なかなか友達はできませんよ。 アメリカ人の友達にいまここで相談されていることを素直に話してみてはいかがでしょうか。彼らの本音、本当の姿がみえてくるかもしれません。 がんばってください。
その他の回答 (6)
世界のどこに住んでいても、その土地のやり方にあわせて自分の信念まで変える必要はないと思うけれども、その土地のやり方を理解してコミュニケーションを取っていく必要はあると思います。 どこの国の人も「何を考えているかわからない人」と付き合うのは気が進まないと思います。 話さなくてもわかる日本の「気遣い」が通用する国は少ないのではないかと思います。 >しかしこの国では、「相手の心を察する」という意識は殆ど皆無です。 >自分の権利は主張するのがこの国のやり方です。 と、my3027さんは指摘されていますが、アメリカ人にとって相手が話してこないことまであれこれ詮索するのは失礼だと言う考えがあるからだと思います。 日本で「相手の心を察する」のが暗黙の社会のルールになっているように、「他人の生活に干渉しない」ことがアメリカの暗黙の社会のルール なので、「思いやり」の基準が違うだけで、アメリカ人もけっこう周りに気を使って生活しています。 以前読んだエッセイの中に、スポーツで例えるとアメリカ人のコミュニケーションの方法は「テニス」で日本人のコミュニケーションの方法は「ボーリング」だそうです。 アメリカ人は相手と会話をやり取りして、相手の意見も聞くけれど自分の意見も話す。 ボールが自分と相手の間を行ったり来たりする状態。 日本人が話すときには、ボーリングのように順番があって自分の番が来るまでは話さない決まりになっているそうです。 アメリカ人にとってはボールのやり取りが会話だと思っているので、 「日本に行くと相手ががレーンに投げたボールを返球しようと思ってレーンに進入してゲームが台無しに。」 日本人がアメリカに行くと、 「当然返球されるべきボールが返球されないままで、こちらもゲームが成り立たない。」 現象が度々見られるそうです。 エッセイの作者は、 「今時分がどのゲームをしているのか見極めて、そのゲームにあった方法でプレーするのがコミュニケーションを円滑に進める秘訣」 と、結んでいました。
お礼
回答ありがとうございました。 まず確かに日本人の会話のテニスが出来ないと言う点は賛成です。私もまだそうですが、自分の主張をするのが下手です。アメリカ人は戸惑うと思います。これは直していかないとと思いますが、度を過ぎると相手の意見を全く聞かない人になります(現にそういう人も沢山居ます)。そのバランスにも注意しなくてはと思っています。 >アメリカ人にとって相手が話してこないことまであれこれ詮索するのは失礼だと言う考えがあるからだと思います。 これはあると思います。ただ今回質問させて頂いた理由は、このような思慮による無配慮ではなく、何も考えていない事による無配慮が多いという点です。例えば、公共の場に平気でゴミを捨てる。アパートで毎週深夜まで大騒ぎをする等です。日本にも多少はある事ですが、こちらではその手の無配慮が非常に多いと感じています。
身近に感じる話題なので参加します. 生産現場で「後行程への配慮」については,トヨタ方式などカイゼン(KAIZEN)活動として導入する企業がアメリカにおいても増えてきています.こうした視点での「思い遣り」の効果が認識されているのは事実です.いわば,自己主張とミーイズムへの反省が生産力向上案に結びついています.ここでは日本人はどんどんアメリカを指導できる立場ですから自信を持って良いのです. どなたかご指摘のように,多人種,多民族,多言語,多言語の社会では,まず相互理解が重要で,そのためには発言が不可欠です.日本人のしとやかでおとなしい態度は,消極的,非協力的,秘密主義的,ある場合には社会建設からの逃避に見えたりします.あえて言うと卑怯な態度にもつながります.これは育った歴史的な環境が違うので,やむを得ません. 昔から,狩猟民族と農耕民族の典型的な違いとして説明される場合もあります. >「相手の心を察する」という意識は殆ど皆無です これはいかがでしょうか? 同意しかねます.というのは,アメリカでは日本と違い,宗教の影響力が強いのです.日本では,宗教は商業主義に引きずられていますが,アメリカでは敬虔な宗教帰依者が多いです.イスラム教ですらそうです.他人への気遣いは日本に負けないと思います.これは日常生活の面ですね.ビジネスでは表面に出ないこともありますが,底にはこの精神文化があります. 逆に,日本人は公共のものを大事にしないし,他人に冷たいと指摘されることもあります.仲間だけを重視するということで,むしろ,他人への配慮は,自他を意識するあまり,アメリカ国民より少ないかも知れません.オバマ次期大統領の演説はアメリカ国民がよく理解できる内容なのでしょう. 日本人の自己主張しない精神性(メンタリティ)は封建時代や近現代に育てられたきらいがあります.変わり者の排除や,物言えば唇寒しといった無言の圧力が非支配者を束縛していた時代の影響力が残っています. 今,グローバル時代と言われるように,日本は国際的に自己主張して行かなければなりません.国連が2300年に日本の人口がたった500万人になると予測したように,日本と言う国は縮小に向かっています. 郷に入らばとかではなくて,自分の意見を出していかねばならない状況になっています.
お礼
回答ありがとうございます。 思いやりを持つという点はご指摘の通り忘れない様にしたいと思います。過去にちょっとした思いやりで大変感謝された事があります。ですので忘れない様にしたいと思いますが、それが仇になる事が最近多く少し考えてしまっているのが現状です。自分の事だけ考えていれば確かに楽ですから。 「相手の心を察する」という意識が殆ど皆無に同意しかねるとアドバイス頂きました。後日本人は公共の物を大事にしないという点もです。仲間だけを重視するという傾向があるのには賛成ですが、上記の2点には賛成できません。確かにクリスチャン等の割合は日本より多いでしょうが、それ以外の一般国民性として「個人主義」があり他人への配慮はいい意味でも悪意味でも皆無です。逆にそういう国民性をカバーする為に宗教があると感じる位です。それにそれ敬虔な宗教帰依者には私は在米3年で会った事がありませんので…。あと公共の物を大切にしないのは米国の方が顕著です。道路へのゴミの投棄や、公共の場でのマナーの悪さはひどいものがあります。それをメキシコ人の安い労働力で取り繕っているという感じです。
No2です。 私は数千人いるところに、一社員としていき、他の社員などと、平等な扱いをうけてきました。もちろんみんなわたしが英語のできない日本人であることも知りませんから、自分から必要な人にアポイントを取って、仕事をしていました。この人誰だ?という感じで、全く歓迎されていない状況で質問者様と同様の自己主張なるものに苦しんだ一人です。状況を改善する迄には、相手の立場になって考え、随分努力しましたし、時間もかかりました。 学生なら嫌な人と無理に付き合う必要はないし、利害関係がないから楽ですよね。自己主張をされる方にはそれなりの対応をなさればよろしいかと思います。無理に合わせる必要はないかと。ご自身の価値観を大切になさってください。 質問者様ご自身がどうしたいのかは、ここで質問しなくても、決まっているのですよね。。。
お礼
度々回答ありがとうございます。 質問者様ご自身がどうしたいのかは、ここで質問しなくても、決まっているのですよね。。。 >私自身は、日本人のいい点(他人への配慮等)も残しながら、米国流のいい点も融合出来たらと思っています。ただ、現状は日本的な配慮の比率が高い為、自分でも辛い思いや不利益を経験しています。それが前述の考えを揺さぶっている為質問させて頂いた次第です。 >学生なら嫌な人と無理に付き合う必要はないし、利害関係がないから楽ですよね。 そうでもないのです。嫌な人でも同じラボだったり、ルームメイトだったり、TAだったりした場合付き合わなくてはなりません。企業ではそれが給料に繋がりますが、学生はそうもいきません。逆に企業の場合は、利益を生む為に最も合理的な方法を探すのですから、目的は同じですからある意味やりやすいと思います(当然それ以外の難しい要因もある事は理解しています)。ただ回答者さんの「況を改善する迄には、相手の立場になって考え、随分努力しましたし、時間もかかりました。」という点は私と同じ経験をなさったのだと思います。そしてそれで解決したのであれば、それはある意味答えを頂いたのではないかと思います。
- Sweet_Pie
- ベストアンサー率34% (42/122)
うーん、私が思ったのは案外みな思いやりがあるというか相手のことを先に考えたり考慮したりするなあ、とかなんだけど… こちらにないと思ったのは、遠慮という概念と以心伝心という概念。後者の以心伝心のほうは、言わなくても伝わるとか伝わらないとかじゃなくて、何か言いたいことがあるだろうな、相手はどういう気持ちかなという配慮はすっごく前面に出ていると思います。ただ、その時点で言葉に出すのがこちら。相手を考慮した言葉が飛び出してくる。前者の遠慮に関しては、やっぱいいえはいいえでありそれを遠慮じゃないかなと思って再度すすめる日本式はしつこいと思われるけど、相手が欲しいかどうかをまず真っ先に考えるという姿勢はすっごく大きくある。 自己主張というのは、相手が自分のことを思いやって気遣って声をかけてくれたときに、はっきり自分の気持ちや意思を伝えることであって、自分中心という意味では全然ないと思う。 私はこちらに89年からなのでもう20年に入りますが、みなすっごく思いやりがあるなあ、と感じました。日本人のほうが逆に結構冷たいみたいな(在米の日本人という意味)。 あら、最後は余分でしたが、ほんと、こちらの人たち、言葉や人種をなんなく乗り越えるレベルで、相手の気持ちを真っ先に尊重するなあ、逆にそれが一番人間に共通したコミュニケーションなのかなあ、としょっちゅう感じています。
お礼
回答ありがとうございました。 うーん、私が思ったのは案外みな思いやりがあるというか相手のことを先に考えたり考慮したりするなあ、とかなんだけど… >これには驚きました。失礼ですが、在米20年以上であれば仕事をされているんですよね? 自己主張というのは、相手が自分のことを思いやって気遣って声をかけてくれたときに、はっきり自分の気持ちや意思を伝えることであって、自分中心という意味では全然ないと思う。 >このアドバイスは大変貴重だと思いますし、そうであれば全く問題ないと思います。 私は今は学生ですが、割合としてアメリカ人に思いやりがあるなと思った事は非常に稀です。基本的にこの国は自分は自分で守るというのが原則ですから。留学してきた同境遇の留学生には多々感謝する部分があります。逆に米国のいい点として、個人を尊重する点は尊敬します。日本では組織の為なら個人は犠牲になれという感じですがこちらは違いますから。 多分私の質問に答えてくださったのは「遠慮という概念がない」という部分だと思います。それは言わないと分からない部分になるのでしょうね。私もその部分で不利益を生じる場合は主張しなくては思っています。私は遠慮というものも日本の美徳だと思いますし、捨てたくはありません。それを適度にバランスを取って使っていければと思います。それが私の日本人としての「個性」に出来ればと思っています。ただ今はその使い方が上手くいっていませんが。。。
しばらくアメリカにいて日本に戻っています。 アメリカでは思ったことははっきりと伝えるべきです。アメリカ流を試さずに、日本流がベストだというのは、傲慢なように思います。双方のメリットデメリットを知った上で判断すべきではないでしょうか。 在米中の私の同僚は私の立場に配慮してくださる心優しい方ばかりでした。質問者様のまわりにはそういう方はいらっしゃらないのですか?アメリカ人は家族や友人をとても大切にし、次に仕事です。質問者様は仕事上のお付き合いから一歩先に進んでみてはいかがでしょうか。 彼らが自己主張する理由はさまざまな人種、文化がありわからないことが多いので、相互理解を深めるためです。日本のようにあうんの呼吸、以心伝心はありえないので、言わなきゃわからないのです。わたしも在米中は、日本での仕事の仕方や文化の違いを何度も何度も説明しました。 アメリカは思ったことをダイレクトに伝える文化なのです。結婚して何十年も経っても毎日「愛してるよ。」って言うんですよ!私はステキな文化だと思いますけど。
お礼
回答ありがとうございました。 私の記載が曖昧でしたが、「日本式が正いからアメリカ式がおかしい」と完全否定するつもりはありません。双方のメリットデメリットを知った上で判断すべきではないでしょうかというアドバイスには賛成です。 回答者様は赴任されていたと思います。赴任の場合は、周囲のアメリカ人にとってはボスであり、ある意味特殊な狭い世界です。私の以前の会社の同僚も何人も欧米に赴任しましたが、赴任して数年すると自分がその国の人間になったかのようになる人が多かったです。例えば米国赴任すると、日本人の同じ会社の出張者が製品のリワークに来ても、1週間放置したそうです。本来であれば、その対応も当然赴任者の業務の1つなのですが。。。日本では現地法人の外人が来たといっても、放置する会社はないと思います。その方も帰国してそんな対応をすれば、問題となりますし、日本ではアメリカで皆が配慮してくれるほど構ってはくれません。それは日本ではただの1社員だからです。 長くなりましたが、赴任の環境は特殊です。私は今は学生ですので、当然他の学生と平等の扱いで生活してきています。社会人で海外での仕事も多く経験してるので、上記の事情も分かります。その上で、留学生でアメリカ人の友人を作るが如何に難しいかというのは多くの留学生の意見です。日本でも言葉が不自由な留学生(特にアジア系)を相手にする人がそう多くいません。それは日本人同士の方が当然楽しいからです。ここも同じです。失礼ですが回答者様の「優しい方ばかりでした」は、限られた狭い世界での経験からの判断です。 思った事をダイレクトに言うという文化は理解していますし、私も少なからずそうなっています。けど相手への配慮無しに、自分の言いたい事だけ言うという人が多いが普通のアメリカ人です。赴任で利害関係がある場合はあてはまりませんし、技術的な議論でも別です。ただ、自分にとってこれが一番メリットがあるから、相手がデメリットを被っても主張し、相手が反論しないで損をした場合、相手の落ち度だという流れの思考に違和感を覚えて質問さして頂いたのが経緯です。
在米ではありませんが素朴な疑問として、 ある程度はその場に合わせないといけないのではないでしょうか? 相手に通じるように合わせてあげる。 それも「相手への心遣い」の一種ではないかと思いますが・・・。 日本に来ても日本人の特性を考えずアメリカ式を押し通す米人がいたらどう感じるでしょうか。 やはり合わないのでは。 日本人どうしでも“文化の違い”はあります。 相手に応じてある程度変えることが必要なのかなと思います。 もちろん、実際外国に住んでいればこその難しさがあるのでしょうけれど。 大変そうですね。。。。アメリカ人ってこういうの苦手そうなイメージが。 (イメージですが) まあでもとにかく、「これが世界で唯一正しい」という絶対の正解はないですから。 正しさは「自分にとっての正しさ」です。 ↓
お礼
回答ありがとうございました。 私の記載が曖昧でしたが、「日本式が正いからアメリカ式がおかしい」と完全否定するつもりはありません。双方にいい点と悪い点があります。日本では美徳であることが、アメリカでは良しとされない事も多々ありますし、その逆もしかりです。良いか悪いか別にして、私もアメリカ式にある程度なっています。通常の日本人より自己主張する点はしますので、それが日本では和を乱すんだという経験もしました。逆にアメリカ人にはない他人への配慮をし、損をした事も多々ありますが、一部の人には大変感謝されたのも事実です。 以上の経験から、各国のいい点と悪い手点を自分で判断しミックスしていくのがベストではないかと思っています。ただ現状は、上手く機能していませんが(笑)。けれどもその日本的な部分も私の「個性」としてアメリカでは尊重されると思います。私には悩む部分ですが(笑)。
お礼
ホント何度もありがとうございます。 確かに表裏のある点は日本人の悪い点だと思います。それは直していかないと思っている1つでもあります。 それ以外の点は上手く自分で融合していくしかないですね。あと質問タイトルが不適当だったかと今更ですが思っています。郷に入りては郷に従うのは当然です。ただ、自分で悪いと判断した部分は従わない様に努力したいと思います。自己主張だけをし、他人の意見をきかず、他への配慮を忘れた日本人を何人も知っています。それが帰国して日本社会で受け入れられないのも見てきました。私は私の判断で、日本人である事を忘れず、この国のいい部分と融合させていければと改めて思いました。アメリカ人の友人にも思い切って話していこうと思います。それが良くも悪くもこの国が尊重する私の「個性」なのですから。。。