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東北線、架線切断事故の原因は?
1月28日 20:30頃 東北本線 間々田ー小山間で架線切断事故がありましたが、その原因を教えていただけませんか。 30日の夜のNHKのニュース(関東地方)でJRの見解を放送していたのですが、たまたまその時妻に話し掛けられたので頭に入りませんでした。(一度にひとつの事しかできない典型的な男脳なもので・・・) 架線の??の真下にパンタが来たところで停車してしまい、再び起動した時に架線が溶断してしまったといっていたよう思うのですが、??のところが分かりません。 よろしくお願いします。
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過去の情報を検索しましたが、該当する架線事故を見つける事はできなかったので、東北線の事故がどのような要因によるものかは判明しませんでしたが、一般論として解答させて戴きますことをあらかじめお断りしておきます。 基本的に架線溶断やパンタグラフ焼損は、架線とパンタグラフが離線した状態で大電流が流れた時(起動時など)に発生します。 電圧が同じでも電流値が高い時には、電線の断面積が大きくなくてはなりません。例えば1.5v乾電池を8本直列(12v)につないでモーターを動かすとします。その時の線ははさみで簡単に切れるような細い線でも十分ですね。だが、おなじ12vでも乗用車のバッテリーから伸びる線ははさみでは切れない程太い線を使ってます。それは、仕事量(W)の差による電流の大きさの違いで線の太さが異なるのです。(導線の抵抗は断面積に反比例する) もし、自家用車のバッテリーにはさみで切れるような細い線をつないでセルを回したらどうなるでしょう。それは簡単に焼き切れますよね。 架線とパンタグラフの接触面を電線の断面積ととらえてみて下さい。通常の接触状態では問題なく主電動機の起動をするだけの電流を流す事ができます。でも、何らかの要因で接触面積が小さくなったらどうでしょう。その時に起動時の大電流が流れると、発熱して架線溶断か、パンタグラフ焼損が発生するのです。 要因としては、架線に霜や降雪による着氷で架線とパンタグラフが密着していない時、取り付け金具の不備によるもの、降雪の重みでパンタグラフが下がって離線する、などが有ります。 ちなみに間々田ー小山間は直流電化区間です。直流区間では変電所ごとの区切り(セクション)は有りません。編成を貫く母線引き通しは固定編成でない限りあまり例はないでしょう(塀結編成ではなおさら)。 説明が回りっくどくなってしまってすみません。お分かりでしょうか?
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数キロ毎にある架線の繋ぎ目にある金具の真下で停車した為、動き出す時に通常の2倍の電流がパンタに流れた為、架線が切断したと聞いたと思います。
お礼
返事が遅くなってしまい、すみません。 ニュースで言っていた内容はよく分かりました。ありがとうございます。 そうなると、なんで2倍の電流が流れたのかが、次の疑問として湧いてきます。 架線の繋ぎ目がただの繋ぎ目ではなくて、変電所の境界にもなっていたとか、パンタすべてが引通し線でつながっているのかいないのかなどということが関係しているのでしょうか。 そちらの方に詳しいようでしたら、また回答をお願いします。 ありがとうございました。
お礼
詳しく説明していただき、ありがとうございます。 すごく大雑把にいうと、取り付け金具の真下にパンタが止まってしまい、そのためにすり板とトロリー線の接触が悪くなっているところに起動電流が流れて溶断してしまった、という事のようですね。 力のこもった回答、ありがとうございました。