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デジタルプリントの諧調

今、コンタックス(リバーサル投影&フィルムスキャン)を使っていますが、そろそろデジカメも考えています。(候補ソニーα900、又はエプソンRD-1s) ひとつ気になっている点、デジタルプリント諧調です。 デジではコントラストや画素や解像度はいいますが、写真で一番大事な諧調についてきくことはありません。一説にデジの諧調は最大8bit諧調(256段階)といいますが、本当ならあまりに少なすぎます。経験では空のように諧調が連続変化する写真をスキャンするとよく縞が出るのですが、これはデジの諧調がすくな過ぎるからかもしれません。もし本当にそうなら、デジタルプリントは、とくに白黒では使い物にならないと思います。どうなのでしょうか。

みんなの回答

  • renton
  • ベストアンサー率34% (1720/4934)
回答No.6

Photoshopでグラデーションを作って、業務用の出力機(プリンター)でプリントしてみると、マッハバンドが出る事があります。 グラデーションが綺麗過ぎるためにそのような現象が起きるそうです。 という事は出力機側が8bitにも満たない出力性能しかないということになります。 業務用のプリンタは、入力機でネガスキャンをして8bitのデータ化(おそらく)して出力機に自動でデータを渡してプリントしてしています。 スキャンしたデータを等倍まで拡大してみるとかなりざらついて見えます。ノイズを出す事で階調性を失わないようにしているようです。 ネガが階調性がいいのではなく、階調性が失われない様に上手く回避しているからそれが目立たないのだと思います。 デジカメも飛びすぎず潰れすぎずにRAWで撮って、現像処理して綺麗になるような方法を試してみては? デジの画質は画像処理によってかなり違ってきます。 シャープさやボケ感はかなりレンズの性能を反映しますが、コントラストや抜けの良さといった部分は、同じ画像処理設定で比べてみないと違いがわからない事も・・・

回答No.5

大体書いてますが、少し追加。 まず、レンジについては複数の意味があるので、そちらを混同しては意味がないです。 ひとつは規格上のbit数。もう一つは、センサー上の飽和しないダイナミックレンジ。もう一つはアナログ技術的な有効bit数。 規格上のbit数に関しては、最終工程では8bitで案外十分ですし、それ以上必要なことはそうそうありません。足りなくなる大きな要因は、途中での色補正をする段階で起こる、有効bit数の減少です。 デジタル処理であるため、微妙な色処理を行うと、必ず有効bit数は減ります。 例えば。123456 という色段階のグラデーションに、1.4倍(計算上)の明るさ補正をすると。デジタルでは、小数点というのはないので、以下のようになります。 124678という風に色が飛びます。で、これをまた1/1.4と逆数をかけても、もとには戻りません。つまり、トーンジャンプが起こるわけです。 既にご存じかも知れませんが、こうした状況を改善するために、16bitなど有効bit数をあげて、色処理をします。 最終的なしあがりが8bitで構わないのは、理論上のダイナミックレンジにおいては、8bitで十分色の再現幅があると考えられているからです。 で、白黒に関してですが、白と黒のダイナミックレンジに置いては、破綻しやすい傾向にはあるようです。理由は、白と黒の明暗が非常に広いからです。ただし、これも、RAWなどダイナミックレンジが広ければ、ほぼ問題なく取り扱うだけの階調は持っています。 なので、エプソン、ソニーなどのカメラを使う必要はまったくありません。というか、今の理由で買うなら、ニコン、キヤノンがお勧め。 続いて、センサー上の問題。デジタルカメラのセンサーは、比較的オーバーに弱く、アンダーに強い傾向があります。アンダー3段、オーバー1段ぐらいでしょうか。つまり、技術的に4~5段程度のダイナミックレンジがあります。このレンジ以上は、黒くなったり、白くなったりします。このレンジを余裕を持って記録できるbit数はやはり、8bit前後で十分です。bit数だけ増やしても、意味のない同じ色なのに、違う色として記録される・・という不可解な状態になりかねません。 続いて、センサーのD/A上の限界。は、どんなに頑張っても10bit~12bitそこそこです。これ以上、フォーマット上のbit数を増やしても、そこにはノイズによる誤差がのるだけです。14bitとか噴飯物です。まー、D/A技術に興味がないマーケティングトークとスルーして結構。 このような自体から、最終的にできるデータにおける8bitというのは、必ずしも少なくありませんし、闇雲にbitを目指すというのは意味がありません。 ただし、8bitで本当に足りるのか? という、問題に関しては、状況に寄りけりだというのも事実。本当の意味でハイダイナミックを目指すのであれば、別の手段を講じることを念頭におくことをお勧めします。 例えば、これ↓ http://www.calvadoshof.com/Digicame/Special07.html 最後、 >>経験では空のように諧調が連続変化する写真をスキャンするとよく縞が出るのですが、 これが、ちょっとよくわかりません。 そもそも、印刷物をスキャナで読み取ると、モアレなど、ブツブツはよく出ます。商業印刷のドットパターンは、名前は忘れましたが、特殊で、2DCGなどでは、肌色など特定の箇所で、激しいい筋が入ります。 内容はそれますが、それらの縞効果的に消すには1200dpiなどかなり高解像度で読み込んだあと、プリントごとに適正なパラメーターフィルターを通過させて、300dpi前後まで引き落とす必要があります。 商業用印刷では、240dpi - 300 dpi ぐらいのデータを使うことが多いらしいのですが、いきなり300dpiで読み込んでも、ろくな結果にならないことが多いみたいです。※経験談。

  • kuma-gorou
  • ベストアンサー率28% (2474/8746)
回答No.4

私も銀塩とデジタルの二刀流ですから、snamaさんの言わんとする事は、何となく解ります。 これは、RAWかどうのこうのとかbit深さが云々と言うより、フィルムとイメージセンサーの特性と言うか素性の違いではないかと考えます。 まぁ、理屈っぽく言うと、8bitで不足と言うなら、TIFF16bitとTIFF8bitをブラインドテストして、見分けられる人は何%でしょか? 私は皆無だと思います。故に、8bitで少な過ぎると言うのは過言だと思います。 だからと言って、デジカメにはデジカメでしか出来ない利点もあります。 例えば、ISO6400とか12800なんて、フィルムでは到底不可能な世界です。センサー手振れ補正やライブビューは、デジカメの特権です。 街のミニラボは、すべてデジタルプリント(アナログプリントは、プロラボだけ)。これもお店の技術で随分違います。 きちんと処理してくれるお店なら、使い物にならないとまでは言い切れないと思います。

  • hayasi456
  • ベストアンサー率40% (2402/5878)
回答No.3

デジタル一眼もRAW撮影しRAW現像をするとかなりのできばえのようです。 カラーネガより補正範囲は広いと言う人もいます。 後処理に重きを置くようでリバーサル派には抵抗があるかも知れませんね。 デジタルとフィルムを使い分けている人もいますが、フィルムにこだわり続けるのも良いとおもいます。 http://www.nhk.or.jp/professional/backnumber/061005/index.html http://www.nhk.or.jp/professional/tool/061005/index.html 自分が表現したいものの表現に日本画、水彩画、水墨画、鉛筆、油絵・・・・ 選択は自由で目的に応じて使い分ければ良いと思います。 そう言えば、 「デジカメを使うと感度は変えられるし、何百枚も撮れるので1枚1枚の撮影が雑になった。」 という声は多く聞きます。 >写真で一番大事な諧調についてきくことはありません。 フジフィルムは結構諧調表現を気にしているようです。 街の写真館では着物やドレスの色調、グラデーションに強いのか結構使われているようです。 (レンズは残念ですがニコン使用です。) 諧調表現をダイナミックレンジと表現しています。 http://it.nikkei.co.jp/pc/news/index.aspx?n=MMITdp000029032007&cp=2 http://fujifilm.jp/personal/digitalcamera/finepixs5pro/feature001.html http://fujifilm.jp/personal/digitalcamera/finepixs100fs/feature001.html α900では「Dレンジ」と表現しているようです。 http://www.sony.jp/products/Consumer/dslr/products/body/DSLR-A900/feat04.html

  • bardfish
  • ベストアンサー率28% (5029/17766)
回答No.2

階調についてもう少し詳しく説明すると… デジタルカメラはRGB(赤・緑・青)の明るさの強弱をデジタル化して記録しているのですが、各色の階調幅が256段あるという意味で「8ビット階調」とも言います。8ビット=2の8乗=256がRGBそれぞれに当てはまるので、表現できる色の数は256の3乗≒1677万色となるわけです。 8ビット階調で記録されているのはJPEG画像。デジタル一眼や一部のコンデジで使用できるRAW形式は12ビット或いは14ビット階調で記録されます。 12ビットは「2の12乗=4096階調」 14ビットは「2の14乗=16384階調」 扱える色の総数は…ご自分で計算してください(^^; そして、パソコンのモニターは一部の機種を除いて8~10ビット階調でしか表示できないはずです。 プリントを自分でやる場合は使用するプリンタへの機種にもよります。A4プリンターで1万円しないようなプリンターでもそれなりに綺麗だと思いますが、デジタル写真を綺麗に印刷しようと思ったら6万円前後のA3ノビ対応プリンターの方が良いと思います。染料インクか顔料インクのどちらが良いかは個人的好みの問題。 デジカメで入力から出力まで全てをきちんと整えようとすると揃えなくてはならない機器はとんでもない金額になります。液晶モニターだけで30万とか… 私はCanon EOS 10D(2003年春発売)からデジタルに完全移行しましたが、実際問題として8ビット階調のJPEGでも全然問題ありません。が、カメラの設定はJPEGではなくRAWにしています。階調優先…かな?古い機種でもRAW記録なら最新のRAW現像ソフトで見違える画質になることがありますからね。キヤノンの場合10DのRAWを最新の純正現像ソフトで使用すると10Dには搭載されていない「ピクチャースタイル」機能を利用できてあっさりした色合いの写真でも高画質のままメリハリのある色調の画像に変換できます。JPEG記録ではこうはいかないですね。

回答No.1

RGBカラーだと256階調ではなく256^3=16777216階調です。 フィルムで撮影されているならおわかりと思いますが、自然界の色というのはとても複雑で、青空であっても青単独で構成されているような単純な色ではなく、赤や他の色が微妙に混じってグラデーションが作られています。デジタルでもRGBの3プレーンを使って表現するので、階調が不足すると断じるのは早計でしょう。 また256階調というのはJPEGなど単純な形式にファイル化したときに適用される仕様(それもRGB形式での1プレーン当たりに限定した場合)であって、カメラ内部やそれをそのまま記録したRAW形式ファイル、フォトレタッチソフト内部・フォトレタッチソフトのネイティブファイル形式内では12,14,16ビットで扱う(記録する)ことが可能ですので、「階調が不足して使えない」と言うのは当たらないと思います。グレースケールであっても同様です。 JPEGの8ビット階調で考えてしまうと階調ステップが足りないように感じますが、フォトレタッチ作業は16ビットで行い、仕上がりを他の人にデータを渡す場合は誰でも見られるように16ビットを最適化して8ビットのJPEGに落とす、など適材適所でビット深度やファイル形式を使えば、階調が足りなくてバンディングが発生するというようなことは避けらるはずです。

snama
質問者

補足

「デジタルプリントは一色8bit、カラーはともあれ白黒では決定的にトーンが足りない」。これはエプソンのカメラカタログにあったことばです。(エプソンはあえて粒状をだすことで諧調不足を解決したと言っていますが。) スキャナもレタッチソフト(フォトショップ)も16bitでやっているので、衝撃でした。空など、どうやってもディスプレイ上、プリント上縞模様が取れない写真もありますし(元版がいいんで困っています)。 エプソンやソニーを使いたいっていうのは、これらがツアィスが使えるからです。ツアイスの特徴が強いコントラストと豊富なトーン。デジでツアイスを使う価値があるのだろうかって思ってしまいます。

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