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花街や毒婦と呼ばれる女など女性の生と性を書いた本

花街に生きる女の苦楽や男心をつかむための花街の仕組み、毒婦と呼ばれるけれども抗えない運命の中で必死に生きた女や、スカッとするほどの悪女、処女性にまつわる話などなど、女性の性と生を考えさせられるようなおすすめの本をご紹介下さい!! できれば、読みやすい小説仕立てなものが良いです。 ちなみに、最近浅田次郎の「輪違屋糸里」を読みました。 一番印象に残ったのは、新撰組局長芹沢鴨の愛人お梅さんの生きざまでした。 この作品で彼女も素敵な女性だったと思うようになり、今までの印象が変わりました。

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  • MAY1814
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回答No.1

こんにちは。浅田さんの本は好きなんですが「輪違屋糸里」は未読ですので、必ずしも御希望の物ではないかもしれませんが、良かったら参考にして下さい。 ●有吉佐和子さん「香華」「非色」  悪女ときいたら真っ先に思いつく小説です。恋に奔放に生きた母親と生真面目でそれに振り回される娘の生涯を書いた小説です。母親が本当にムカつく(^_^;)んですが、自分に正直にそして素直に恋に身をゆだねるところはある意味スカッとしてます。  非色は戦後キャバレーで働いていた主人公があるアフリカ系アメリカ人の軍人と出会い恋に落ちます。アメリカに渡った彼女ですが、アフリカ系アメリカ人に対する差別など自分が思い描いていた現実と違う事に愕然としながらも生きていく姿が非常にたくましいです。「一の糸」もお勧めです。 http://books.yahoo.co.jp/book_detail/31762645 http://books.yahoo.co.jp/book_detail/06415271 http://books.yahoo.co.jp/book_detail/31973594 ●林真理子さん「花」「花さがし」  「花」は芸者だった祖母が亡くなって手紙が出てきた事から物語が始まります。芸者にならなければならなかった境遇、同じ道を選んでしまった娘など、手紙を読むことで祖母で始めて分かり合える主人公の心の動きが分かります。「花さがし」の方はバブル!っていう感じの小説で、美貌だけで愛人を渡り歩く女性の事が書かれています。ある意味ここまでいくと爽快です。 http://books.yahoo.co.jp/book_detail/31526235 http://books.yahoo.co.jp/book_detail/31032612 ●小池真理子さん「恋」  小池さんの直木賞受賞作品です。60年代安保の頃、大学生だった主人公がバイトで別の大学の教授の助手をする事になります。彼女と教授、教授の妻との奇妙な三角関係に溺れる毎日ですが、一人の男性の出現から関係が壊れ始めます。愛とは、夫婦とは、罪とはという事が問える作品です。 http://books.yahoo.co.jp/book_detail/31058195 ●群ようこさん「小美代姐さん波乱万丈」「小美代姉さん愛縁奇縁」  ドロドロしていませんし、辛い半生っていう感じでもありません。群さんの三味線のお師匠さんの半生らしいのですが、逞しいというかさばさばしている、まさに芸一本で頑張る女性といった感じで爽快感と笑いのある小説です。でてくる男が大体だらしないのも特徴です(^_^;)。http://books.yahoo.co.jp/book_detail/31624769 http://books.yahoo.co.jp/book_detail/31911643 ●松本清張さん「黒革の手帖」  すみませんm(__)m。未読なんですがなんとなく思いつきました。現代の悪女物語といった感じだと思います。 http://books.yahoo.co.jp/book_detail/02027449 ●宮本輝さん「避暑地の猫」  宮本さんの中でもどろ~っとした話です。ある別荘の庭番の息子が主人公です。彼には姉がいるのですが、お屋敷の主人と姉との関係、それに気がつき一家に辛くあたら奥様など、軽井沢の美しい風景と対比してドロドロとした感じが特徴です。 http://books.yahoo.co.jp/book_detail/05217272 ●松井今朝子さん「吉原手引草」  正直私にはあまり合わなかったのですが、吉原の花魁の話ですので、ご希望にそっているかと思います。直木賞受賞作品です。 http://books.yahoo.co.jp/book_detail/31860237 ●デュマ「王妃マルゴ」  淫蕩マルゴとも言われたフランスアンリ4世の妻マルゴの話です。恋に生き、王妃である事に苦難した様子がよく分かります。映画化もされました。 http://books.yahoo.co.jp/book_detail/19392873  ご参考までにm(__)m。

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