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シンセサイザの音色容量(メモリー)について
先日楽器屋で実際に音を聴いたのですが、ROLANDのJUNO-D-LEとJUNO-Gは音色メモリーはどちらも64MBなのに、JUNO-Gのほうがはるかに音が良かったです。JUNO-Gのほうが音色数が多いため、1音色あたりの容量はJUNO-D-LEのほうが大きくなり、理屈上はJUNO-D-LEのほうが音がいいはずでは?。また、YAMAHAのMM6は70MBであり、4MBの差があるのですが、ROLANDの2機種よりのはるかによい音がしました。 これら3機種の中からシンセサイザの購入を考えていますので、音色メモリーとはどのようなものなのか教えていただきたいと思います。
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最近の多くのシンセは、生楽器の音を録音し、それを何らかの形ではしょってデータとして持っています。発音するときは、そのはしょったデータを取り出し、電子的な処理で実際の音にしていきます。 音色メモリというのはその生楽器音の録音データを格納したもので、メモリ量はデータの総和です。以下、データ量と書きます。 データ量が少なければ少ないほど、電子的な処理によって作り出される部分が多くなりますので、生音から離れていきます(注:その電子的な処理はメーカによって違うかもしれないことを考慮しなければならないが)。逆にデータ量が多いものは生楽器と遜色ないものを目指したものです。ものによっては、ハードディスクでデータを持つものもあります。 さて、そのことと、演奏する人が「よい」と感じることは必ずしも比例しません。元の楽器の音色、元の楽器の録音の仕方、発音するときの電子的な処理の仕方には、メーカの個性があります。また、同じメーカでも、楽器ごとに、音色への何らかのポリシーがあります。それが各々異なるのは、人によって楽器の音色の好みが異なるからです。 例えば、M1という一世を風靡したシンセがあり、今でも熱狂的なファンがいます。データ量なんてほんと少ないです。でも、その音がいいと思っているから使い続けているんでしょうね。 つまり、ご質問では「音がいい」とありますが、これは、貴殿の好みの問題なのではないかと考えました。思い当たるところありませんか?
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シンセの工場出荷時の音色は市場の求める音を中心に決められる傾向が強いと思われます。また、そういう音色に対しての良し悪しは個人の主観によるものなので誰もが一致するとは限りません。さらにシンセ単体で弾いてきもちいい音色とオケの中で前に出る音とか目立たないのに無くなると影響の大きい音は「単純に弾いてみていい音色」とは違うことが多いです。 雑誌のレビューなんかでもあまり「シンセ単体で弾いてみていい音」という表現は多くないはずで、「こういう使い方だとハマる」とか「ああいう時に威力を発揮する」とか「ホンモノの○○によく似ている」というように、「用途をある程度特定した時に使いやすい音(または使える音)」というような表現になっていることが多いです。 つまり、現場やスタッフからのフィードバックで音色の取捨選択まで含めて音楽の現場での使いやすさに重点を置いた改良が加えられていると言えると思います。 それでも質問者さんが「ニューモデルなのに音が良くなっていない!」と感じることは悪いことではありません。その理由に納得できた時には自分で応用できるようになっていくはずです。