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お金について

お金について素朴な疑問があります。 きっと小学校あたりで習うことかもしれません。 しかし、大人になった今誰にも聞けずに困っていました。 よく、国が不景気だ・・・、国の借金が・・・、 というものを耳にしますが、紙幣や貨幣を製造するのも国(大蔵省?)ですよね? どんどん製造してそれを使えば(配れば?)国の借金だ、不景気だ、というものは関係ないのでは? とおもうのですが、調べたり聞いたりする術がなく投稿してみました。 本当に稚拙な質問かとはおもいますが、宜しくお願い致します。

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  • SU-CO
  • ベストアンサー率38% (47/122)
回答No.2

お気持ちはよくわかります。小学生では分かりません。このような疑問を持たない人は死ぬまで無関心でいると思います。大変難しいです。 お札なんて所詮は「福引券」や「割引券」と同じ印刷物です。質問者様の勤めている会社でも何らかの「券」のようなものを発行しているかもしれません。「株券」や「商品券」や・・・。その券が何故価値があるのかということです。 「券(有価証券)」は必ずそれに価値を与えるだけ「裏付け」があるのです。「株券」であればその企業の「業績」、「商品券」であればそのお店の「預金高」や「売上高」。そして「お札」であれば「日本の財産価値」が裏づけとなっているわけです。余談ですが日本が大昔「金本位制」を採用していたころ日本銀行の地下大金庫には大量の「純金」が仕舞われていたと聞いております。つまり当時はその「金の価値の量」の分お札を刷っていたわけです。お札をすりたければそれだけ金を掘らなければいけなかったわけです。 「お札」は正式には「日本銀行券」といいます。「日本国」ないしは「日本銀行」の「世界からの信用」が貨幣価値を作っています。 なぜこの和紙に印刷した「券」に「一万円」や「五千円」、「二千円」、「千円」という価値がついてるかお考になったことがありますか?なぜ日本銀行以外で印刷した印刷物以外は「ニセ札」ということになるかお考えになったことがありますか? 仮に質問者様が犯罪に手を染め、絶対にニセ札とは分からない印刷機や製紙技術を開発したとします。それを使って大量に印刷し市中にばらまけば、それはおそらくそれはそれで容易に流通してしまうでしょう。 実際に広くて近い世界の中には精巧な日本紙幣やドル紙幣を印刷できる国があると言うこともテレビで見たことがあります、国家犯罪ですね要は。ただそれが出来ないように何年かに一度はお札の顔を入れ替えたり、デザインを変えたりしてるわけです。 日本銀行が発行している以上の紙幣(ニセ札を含む)が市中に大量に出回れば、インフレが起きます。インフレやデフレは「商品」と「お金」のバランスが崩れるとおきます。お金が足りないからといって大量にお金を印刷したばあいもそうです(まぁ、そんなおバカさんは日銀総裁にはなれませんが・・・)。 インフレが起きれば貨幣価値が薄くなります。例えが良いか悪いか分かりませんが、塩辛い味噌汁をお湯で薄めすぎれば逆に飲めなくなってしまうのと同じですね。1万円札が1000円(或いは100円・10円)ぐらいの価値に下がってしまい、スーパーの買物に一万円束がとびかうことになります。最終的に一万円札は一万円の価値が無くなるわけですから、今度は日銀は十万円札や百万円札を刷り始めなければならなくなります。つまり缶ビール1本が2千3百円ぐらいになってしまうのです。 しかしさらに厄介なのは、物の価値が上がっても我々の給料が思うように上がってくれる分けでは無いと言うことなのです。大失業時代の到来です。失業ならまだいいです、略奪・強盗・殺人事件が今以上に横行し、世界危機まで発展すれば「戦争」にまでなりかねません。 第二次世界大戦時、日本は軍事国家となり大量の「戦時国債」を発行し国民に押し付けましたが、日本は戦争に負け国の価値がゼロになりました。当然その価値も無くなり、文字通り紙切れになってしまったということがありました。 平成の世に借金帳消しの「徳政令」が布かれたらどうなるのか私も興味があります。それは想像だにできません。 これぐらいでよろしいですか? 今は昔、大学の時「金融ゼミ」を専攻していたのでこのような知識を得ましたが、もしかしたら少々知識が古いかもしれませんが悪しからず参考にしてください。

aburamusi
質問者

お礼

回答が遅くなり大変失礼いたしました。 この度のご教授とても参考になりました。 本当にありがとうございました。

その他の回答 (3)

  • hary7
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回答No.4

 昔、江戸時代に質の悪い銀貨を鋳造して国の財政難を立て直した成功例がありますが、これは5対1程度で金貨への交換を保証し鎖国をしていた事が条件でした。海外では15対1程度での交換が普通でしたので、開国後は日本へ銀を持ち込んで銀貨を作っては金の小判へ交換し、海外へ持ち出しては銀と交換し...という動きが起こって日本では物価高になってしまいました。  同じように今日本でどんどん紙幣を増刷して、借金を返済し、景気を良くすることは物理的には可能ですが、ではお金持ちになった国民はどういう行動に出るかというと、物を買いまくると思います。そうなると品不足のため物の値段が高騰します。市場では売り手はより高い値段で買ってくれるお客に売るためです。そうすると借金しないと生活できなくなる程物価が上がり、紙幣を増刷し...つまりハイパーインフレに突入します。  今は円高不況といわれていますので、2倍ぐらいに増刷してみるのも手かもしれませんが、一度信用というものを失うとコントロール不能になり、周りの国も手を差し伸べてくれなくなるかも知れません。

aburamusi
質問者

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  • ryuken_dec
  • ベストアンサー率27% (853/3139)
回答No.3

お金も、信用という裏づけが無ければ価値が下がります。 それこそ、小学生の発想のごとく100億兆円というようなお金を作れば、日本円の価値が暴落してカップラーメンが1万円になったりとするだけです。 今までは月収が20万円で、家賃が7万円だった。ラーメンは600円だった。ここでお金を刷りに刷って月収を200万円にすると家賃70万円、ラーメン6000円になります。単純に物価が10倍になるだけです。 しかも、お金の印刷が続くと、「将来的にはさらにお金が刷られて、将来的にはさらに価値が下がる」ことが想定されますので、実際は物価は10倍ではすみません。20倍にも100倍にもなります。 そうなるとインフレが加速します。 No1の方の回答でもありますが、2008年現在ジンバブエではハイパーインフレが起こっています。年に数百万%というインフレです。ある日はパンを買うのに100ジンバブエドルだったのに、数ヵ月後にはパンを買うのに100万ジンバブエドル必要になったりしています。その後は1000万ジンバブエドル、1000億ジンバブエドル・・・とどんどん貨幣の価値が下がっていきました。 紙幣というのはただの紙に過ぎず、信用で価値は成り立っています。それは、その国の信用であり、その紙の額面には限られた希少性があるという信用です。いくらでも乱発するようになれば、皆がその紙の価値を信じなくなるだけです。

aburamusi
質問者

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noname#81859
noname#81859
回答No.1

過去にも多数同様の質問がなされてますが、無計画に大量に発行すると「お金の価値が下がる=インフレ」になるだけで、借金の返済以上の経済的混乱を生みます。 お金というのは所詮「単なる紙や金属」でしかないものを、国の信用で「○○円の価値があるものとする」としているだけのことです。 それを無計画に大量発行すると、信用が失われ価値が下がるという仕組みです。 第1次世界大戦後のドイツや、近年ではジンバブエで「ハイパーインフレ」が発生し、その国の通貨で1億持っていても1食分の食費にもならない事態になった実績があります。

aburamusi
質問者

お礼

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