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20巻超えない理由
定年後コミックに嵌りました。かなりの冊数を読みましたが、最近19巻で終了して20巻を超えないので残念と感じた作品が結構多いように思いますが、20巻を超えない理由はなんでしょうか。参考のために最近読んだもので20巻超えてほしい作品を挙げます。「バナナフィッシュ」「王様の仕立て屋」です。この2作品に限らずに一般論でお答えくださってもよろしいです。なお、当方漢字はかなり読めますので、漢字 多用されてかまいません。
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漫画歴は40年近くになります。 こち亀、ドラゴンボール、釣りバカ日誌、クッキングパパ、おいしんぼなど 20巻どころか100巻を越えるようなものもけっこうあります。 人気作は作者の意図するところに反して、 シリーズを続行することを強要されるような、 出版社側の意向が強く反映しがちな作品は 必然的にロングセラーになります。 よくこちらのサイトでも大人の事情として語られる作品です。 20巻を超えない作品が多いと感じられるならいうのは作者の テンションがその程度までしか続かないものが多いということでしょう。 作者の強い創作意欲に支えられる作品は10巻前後で終わることもよくあります。 吉田秋生は30年来のファンですが、どちらかといえばこだわりの 強い短編が多く、逆にバナナフィッシュなどなんだか長すぎないと感じるくらいです。 「カリフォルニア物語」の印象は強いですがこちらも8巻。 王様の仕立て屋もあれ以上続けると間延びの感がしないでもありません。 漫画的には今までにない斬新なアイデアと展開をみせてくれために 強い支持を受けたものの、一般受けが弱かったのではないかとは思われます。 次回作に期待したいところです。 個人的に短くて残念と思われたのは 大和和希 「あさきゆめみし」9巻 せがわまさき 「Y十M」 11巻 あたりです。 が、逆に短いがゆえに濃密であったといえるかもしれません。 うまく終わりそうという意味では 里中真智子「天上の虹」は20巻を超えたあたりで終わりそうです。 余談ですが、 年配の方には谷口ジローの作品を強くお勧めします。 「犬を飼う」「神々の山嶺」「父の暦」など多数
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週刊連載で考えるとコミック20巻は約5年(月刊誌だと約10年)の連載に相当します。 ※週刊を3ヶ月に1冊、月刊を6ヶ月に1冊ペースで換算して。 考えうる理由は ・マンネリ化して人気が落ちてくる。 ・作者が違う作品を描きたい。 もっと他にも理由はあるでしょうが、長期連載で連載がやめれない作品の多くが雑誌の顔になって雑誌の売上に響くのを編集部が恐れている理由が挙げられます。 かのドラゴンボール(全42巻)も作者は18巻で連載を辞めるつもりでした。 長期連載の多くが延命による引き伸ばしが理由で、作者がその作品において描きたい事は20巻もあれば余程の事が無い限り描き切れてしまうものだと思います。
お礼
早速のご回答ありがとうございます。20巻で5年乃至10年も同じ作品を書き続けることとなるとは、考えておりませんでした。作者のモチヴェションが続かない虞も理解できます。たとえ、10巻に満たない作品でも、大事に読んでいかねばならぬと心に刻みました。
- sotom
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無駄に続いて、評価を落とすよりは余程いいかと思います。 「寄生獣」のように10巻できっちり完了した物、ドラゴンボールのように 編集部の意向で40巻以上まで続いてしまった物、たくさんあります。 あとは、商売上の問題かもしれません。現在、「はじめの一歩」という コミックが85巻まで続いていますが、あまり長すぎると新規で読もうと する人間が少なくなる事も充分考えられます。
お礼
ご回答ありがとうございます。なるほどそうかと納得できました。なお「はじめの一歩」は80巻まで読破して、レンタルの順番待ちです。
お礼
早速のご回答ありがとうございます。そうだよねと納得できました。また私に向いた作品もご紹介くださりありがとうございます。ツタヤにて探してみます。蛇足めきますが、「王様の仕立て屋」は、たしかにマンネリ化しそうな感じはありましたね。