私も後期日程で公立大学に合格しましたので、参考になればと思います。
データ式は実は、テーマ式と何ら変わりません。
結局、小論文はテーマに沿って書くというのが課題なのです。
では、データ式は何が違うのかというと、テーマ式と異なり、最初からテーマが提示されていないんですね。(されている問題もありますが)
つまり『データからテーマを見つけ出す練習』をされる必要があります。
例えば、地域における学校の分布データの現在と過去があるとします。
問題文にテーマがあればそれにのっとりますが特に記載がなければ、分布データからテーマを見つけ出します。
何でもいいのですが、『少子化における学校教育』というようなテーマを読み取ります。(ここで設定するテーマを自分が知っているテーマに無理やりこじつけるのもテクニックです。そういった意味で、テーマ式より慣れてしまえば簡単です)
その後は、普通の小論文と同じ解き方で解けます。
テーマに対する自分の考え。
次にそれと反対の考え。
その反対する考えを封じ込めるだけの自分の考え。
この三点を文章にすれば終了です。
対策方法としては、このテーマを見つけるために時事問題に明るくなる必要があります。
私の場合、時事問題とそれに対する評論を集めた本(書店に行けば売っています。もしくはアマゾンで注文)暇があれば、時事問題の概要。評論家の考え方を読みました。
簡単に言うと、『ネタ収集』です。
文章を書く練習はこの時期から始めると今年の2月には間に合わないと思います。
ですので、上手い文章を書くより、一文一文を短く(ポイント)し、簡潔な文章を書く努力をされることをお勧めします。
3月の試験まで半年をきりましたが、受験会場に行くと『初めての小論文』のテキストを持っている受験者が多数います。(受験前に教室を見渡してみてください)
そんな小論文の書き方を読んでいるような人間は実はライバルではないのです。
小論文の極意は前述しました『ネタ集め』なのですから。
そう考えると、後期日程なので合格者数も減りますが、実質倍率は意外と低いんです。
諦めずに頑張ってください。