内需拡大とは、国民に国内でもっと金を使って呉れということです。 道路や空港等の建設(公共事業)も立派な内需拡大策です(その典型例が1930年代の米国のニューディール政策)。しかし今の日本では、国の借金が天文学的?規模に達していて、これ以上借金(国債発行)を増やすと、ヒョットすると日本は借金を返せなくなるのではという不安が広まり‘日本国政府’の国際信用が暴落する惧れが強く、巨額な国債発行は不可能です。
そこで、国民の財布にある金をもっと使えということになるわけです。新車、きれいな衣服、金銀宝石、レジャー(ドライブ、高級ホテル、海外旅行等々)何でもいいから金を使えということです。しかし、ウン億円を溜め込んだホリエモンでもあるまいし、将来に不安を感じている国民が簡単に財布の紐を緩めるかは??でしょう。
となると必ず目をつけられるのが住宅投資(マイホーム新築、マンション購入)です。とにかくマイホーム1戸で数千万円からの支出ですから内需拡大の柱になります。金はローンで借りれば良い→銀行から借りる→しかし金利が高い→ならば国が金利を安くしてやろう(旧住宅金融公庫の例、あるいは利子補給)、税金も安くしてやろう(住宅控除の拡大)ということになるでしょう。
景気の悪い時に住宅投資を刺激するという方法は、とにかく1件当たりの額やその波及効果が大きいため多くの先進国でやっていることです。
しかし、今の日本でどれだけの国民が、不動産価格の低下傾向の中で(もう少し待てばもっと安くなるかも…)、将来にわたる返済義務を負う借金をしてまで(いつ給料カット、リストラにあうか分からない。年金も危なそうだ)住宅投資をするかははっきりしません。
内需拡大とは、とにかく国民にもっと金を使って呉れ・使えということです。今話題の「12,000円」の給付金も1回きりだけど小遣いやるから自分の金も合わせて使って内需拡大に貢献して頂戴というもの。はした金を呉れれば国民はその金につられて「財布から自分の金も出すはず」という国民を馬鹿にした発想によるもので、専門家も制度を検討している役人も内需拡大効果はほとんどない無駄金(2兆円!)と断じています。この程度の発想しか思いつかない‘日本国政府’がまともな内需拡大策を打ち出せるかは?
お礼
「イチャモンつけ」のように感じられた由失礼しました。 日本の経済成長には内需の拡大が重要だとマスコミ等で言われながら何故なかなか進まないのか?という疑問から始まって、皆が抽象的に内需内需と叫んでいるだけで、昔のカー、クーラー、カラーテレビに代わるような具体的なターゲットが見つからないからではないかと思いまして皆さんから具体的なターゲットイメージを教えて頂きたく質問しました。携帯電話のような新技術による新規需要の創造で内需による経済成長という様なイメージ等沢山の皆さんのイメージを教えて頂ければと思っています。国債タブーの解除の方法はないかも含めて。最後に私の不徳をお詫びします。