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内需拡大すれば、何故、国が豊になるのですか。
経済の基本ですが、「内需拡大すれば、国が豊になる」とよく聞きます。 それで、景気促進の為、公共投資の拡大や減税等の財政政策や金融政策がなされます。 なるほど、人間の体で言えば「血液」の循環がよくなり、つまり「お金」の回転が良くなり、一時的には、経済は良くなると思います。 しかし、考えてみれば、国の中で、循環が良くなっているだけで、国全体としての「パイ」(総量)が変わらないのであれば、国全体としては、本当の意味では、豊かになっていない気がします。 国全体として、本当に豊になる為には、輸出等で、外国から稼いで、日本全体の「お金(富)の総量」を増やし、「パイ」(総量)を大きくしないと、国全体が豊ならないと思うのですが、間違いでしょうか。 経済の基本と思いますが、恥ずかしい話しで恐縮てすが、お教え願います。 https://kotobank.jp/word/%E5%86%85%E9%9C%80%E6%8B%A1%E5%A4%A7%E7%AD%96-159600
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- SPROCKETER
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内需が拡大すれば、国が豊かになるというのは、インフラが充実して便利になるという意味もあります。 たとえば、高速道路や新幹線が出来れば、交通の便が良くなりますし、個人住宅建設が増えれば、住宅面積が広がった分だけ消費が増える傾向があります。消費が増えれば、景気も良くなるわけです。ただ単にお金が循環すれば豊かになるのではなく、社会インフラや個人インフラの充実が生活を改善し、豊かな社会に繋がるのです。 もっとも、昔と今では住宅に関する価値観が大きく違います。昔は住宅面積に合わせて子供を増やしていました。4LDKぐらいの広さがあれば、子供が4~5人いても不思議ではなかったはずです。 ところが、今では同じ4LDKの広さの住宅があっても、子供の数は1~2人ぐらいで、1人で1部屋を占有するのが標準になっています。昔とはずいぶん違う生活をしているわけです。 昔は子供が多くても農地があれば食事に事欠く事はありませんでしたが、今は農地を持つ家が減少し、子供を多く持つのが困難になっています。住宅が広くなっても子供が増えず、代わりに増えているのは、漫画雑誌、アニメやゲームのDVDなどの娯楽メディアで、消費の質が大きく変わっています。 昔は子供が増えれば、食事や衣類の消費が増えて、農業や繊維産業に恩恵がありましたが、今は子供が増えずに、1人の子供が消費する娯楽メディアの消費が経済を支えている状況です。 内需の拡大と言いますが、子供が増えて出生率が改善し、社会問題の解決に繋がる構図にはならずに、1人の子供の娯楽メディアへの消費が増えるだけでは、社会問題の解決に繋がりません。 子供が増える社会は、食料、衣類、家電、自動車など、多くの産業を潤し、経済の活性化に繋がりますが、子供が増えない社会は、社会インフラを必要とする産業にお金が流れないので、経済の活性化に繋がらないと思います。 介護問題や高齢者問題を論じる前に、子供の数が社会や経済の基本を決めているわけで、子供の数が増える内需拡大政策をおこなうべきだと思いますね。
お礼
内需拡大とは、国内需要を拡大させることを言います。 その為の政策として、 (1)公共投資 (2)所得税減税 (3)財政政策 (投資減税等) (4)金融政策(金利引き下げ等) 等々の政策が行われるようです。 その結果として、おっしゃるように、インフラが充実し、生活が豊になると思います。 その為には、おっしゃるとおり、人口の増加、つまり子供の数の増加が、その及ぼす裾野が広く、内需を拡大するのに最も有効で、経済の活性化をはかるのに重要な要素だと思います。 ただ、便宜的に、内需の代表をインフラだとした場合、そのインフラを充実する為には、「お金」の循環が必要であり、その循環する「お金」の量によって、インフラの総量(パイ)が決まると思います。 その「お金」は、日本のように輸出する資源のない国では、基本的には、産業が活発になることによって、輸出で外国から稼いでこないと、日本国内の「お金」は増えないと思います。 従って、インフラを増やす為には、廻りまわって、その元となる「お金」を稼ぐために輸出(外貨の獲得)が重要ではないか、でないと国としての「パイ」(総量)は増えないと思います。 つまり、「国を豊かにする為には、内需の拡大も重要ですが、その元になる、輸出(外貨の獲得)の拡大がもつと重要ではないか」を言いたいのですが、間違いでしょうか。 ※ご参考 http://whisper-voice.tracisum.com/?eid=91 http://mitsui.mgssi.com/issues/report/r1009x_hasegawa.pdf#search=%27gdp++%E8%BC%B8%E5%87%BA%27 http://essays.noguchi.co.jp/archives/186