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小説問題を解くにあたって
こんにちは。 自分は今高2なのですが、模試などで小説問題を解いてみると、全然当たりません。 評論は正解率9割行くのですが、小説は3割です。 因みにやってきた参考書は 出口の公式集→出口ベージック→出口バイブル→Z会トレーニング(小説偏)→現代文と格闘する です。 小説問題は普段小説を読んでいる人でも解けない。 と書かれていますが、問題集をやっていない友達より悪いです。 どなたかアドバイス頂けないでしょうか?
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- key00001
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国語って、0点も取らないけど、満点も取れない科目って言われてますね。 受験科目の中で国語だけは、勉強のみでは身に付かないモノが有るからでしょう。 スポーツで言うと、タッチとかフィーリングみたいなモノで、言葉やトレーニングで伝わらない部分です。 あるいは論理性だけでは無く、感性や才能も必要とする、美術とか音楽みたいな部分。 これを敢えて国語で言うと、 ・二次元的な文字の羅列を、いかにリアルな三次元イメージとして持てるか? ・登場人物を具象化して、その心理まで読み取れるか? ・語感などを含め、作者や出題者の意図を、どこまで感応出来るか? みたいなモノかと思います。 しかしソレでも万全・万能じゃないんです。 例えば世界的に優れたピアニストの演奏であっても、「私はどうしても好きになれない」と言う感性が存在する様に、国語でも全く共感などが出来ない様な場合があります。 従い、結論を言うと、勉強では身に付かないです。 むしろ人間関係とか恋愛の中の方が、身に付くと思います。 例えば、恋人と上手くない状態で、相手の心理を読み切って、先手を打って問題解決する様なセンスは、そのまま小説問題ですからね。 「この時の〇〇子の気持ちを△△と言う熟語を用い、20文字以内で書け」 「〇〇君は、どの様な行動をすべきだったのか、次の中から選びなさい」 となるワケですよ。 逆に言うと、試験問題の登場人物を、実在の知り合いなどに置き換えて考えてみれば良いってコトです。 人間関係的な経験が豊富なほど、その置き換えがリアルになったり、いくつかのパターンを当てはめてみたり出来るんです。 そう言う人間関係などを、疑似的にするのが読書ですから、やはり読書は効果的かと思います。 本の読み方も、読解しながら、同時に先の展開を予想する様な読書をすれば、良い様な気がしますヨ。 作者の構想や意図を、先の読み出来たら勝ちです。 別に読みがハズレても構いません。 予想外の展開などにもキッチリ感応し、最後まで楽しめたら、負けてもスッキリ。 これは共感力がアップするからでしょうね。 もし予想がハズレて、面白くなかった場合、自分が先読みした展開の方が面白そうだった可能性も有り、コレは作者(プロの作家)のセンスを上回ったと言うコトになります。 ガラっと話しは換わりますが、清水義範著「国語入試問題必勝法(講談社文庫)」は、何かヒントにはなるかも知れません。 必勝法でも何でも有りません。ただの短い小説です。 ある種、小説問題を出す出題者側をバカにした様な節もあり、「小説問題の小説など読まなくて良い」と言う様な内容ですから、実際の試験問題で取り上げられる可能性はゼロの小説です。 ただ、質問者様が苦手な小説問題などを、かなり小バカにしてる内容ですから、痛快に感じるかも知れません。 時間があれば、勉強の息抜きにでも、読んでみて下さい。
- mr17
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小説は基本評論と同じです。 小説も評論と同じように論理的に文を読んでいくと出来ます。 ただ評論と違うのは文に書いてあることに対する想像力を要することです。 あと、普段小説を読んでいても解けないのは関心や興味がある小説を読んでいないからです。どんなに簡単な文章でもいいので興味のわいた文章を読むといいですよ。 すると、内容を自然と理解しようとするので、いわゆる問題でいる所といらない所の判断力が自然と養われます。
お礼
丁寧な回答ありがとうございます。 想像力を要するという事は人によって個人差が出てきますよね? その差を出さないような問題を作るとなると、大切なところを明白に表さないと行けないと思います。 それを掴むのは評論を解く時と同じなのでしょうか? 特に心情を問われる事が多いみたいですが、問題集《Z会トレーニング(小説編)》の解説を読んでも、いまいち納得行きません。 作者に聞いてもそういうつもりで書いてない。 と言うケースが多々あるそうです。 小説問題は本来取り除くべきなのでは? と自分に言い聞かせているもんですから、上がらないんですね。はい(苦笑)