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ユーロを買いたいド素人です。

こんにちは。いつもお世話になっています。 為替について質問です。 私は来年度からスウェーデンへ留学が決まっています。 それに伴い、大学のほうから30万の奨学金をいただきました。 それを円高のうちにせめてユーロに換えておこうと思うのですが、デメリットはありますか? また為替の知識がまるでなく、どうすればいいのかわかりません。 30万ほどなら、地方銀行の口座に入っている30万を引き出して、 現金のまま銀行へ持っていき、ユーロをくださいって言えばいいのですか? 申し訳ないほど低レベルな質問ですが、もしよろしければ教えてください。 よろしくお願いします。

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  • Umada
  • ベストアンサー率83% (1169/1405)
回答No.3

 年に10回ほど海外に出かけている者です。両替についても興味を持っていろいろと調べております。  ユーロ現金へ両替する手順自体は難しくありません。おっしゃるように日本円の現金を用意し、銀行の窓口に持参して「ユーロ紙幣2,000ユーロ分に両替して下さい」とでも言えば足ります。ただし銀行の中でも外貨両替を扱っている支店は限られますし、ユーロ現金を常備している支店となるとさらに少なくなります。加えて昨今の急激な円高でユーロに両替する人が急増しており在庫切れの懸念もあります。両替する前に「外貨両替を扱っているか、ユーロの在庫はあるか」を確認してからお出かけください。有利なレートを出している銀行については後述します。  デメリットとしては例えば以下のことが挙げられます(*1)。 (1)為替変動リスクがあります。「今が買い時だ」と思ってユーロを買ったとしても今後まだ値下がりする可能性はあります。ただし、為替差益狙いでないので値下がりしたからといって損失が発生するわけではなく、手許のユーロ現金の総額が減ってしまうわけでもありません。「後で買っておけば良かった」と損した「気分」になる程度のことです。「今のレートで十分安いと判断する。今後さらに値下がりしたとしても気にしない」と決断できるなら買ってもよいでしょう。私自身、この機に1万ユーロ以上をまとめ買いしています。 (2)死蔵による利益獲得機会の逸失があります。どの通貨であれ手許に現金で置いておくと、運用していたら稼げていたはずの利益を逸失します。ただし今回の場合はさほどの問題にならないでしょう。もし今両替せずに日本円のまま口座に入れておいたとしても利子は微々たるものだからです。 (3)盗難、紛失、滅失のリスクがあります。これは外貨でも円貨でも同じですが、現金で置いておく場合に常に付きまとうものです。  以下では各論として両替レートが決まる仕組み、ユーロ現金の両替で有利な銀行、渡航先がスウェーデンである場合のユーロの先買いについて述べます。 1. 両替レートが決まる仕組み  金融機関は両替レートを適当に決めているわけでなく、外国為替市場のレートを参考に基準となるレート(公示仲値)をまず定め、決められた幅の手数料を上乗せして最終的な両替レート(外貨現金売りレート)を決めます。以下の為替用語の説明を一読ください。 ・銀行間レート 外国為替市場において文字通り金融機関間の取引に使われるレートで、新聞やテレビが「今日の東京外国為替市場、終値は1ユーロ=124円82銭でした」と報じているレートは断りのない限りこの「銀行間レート」です。一般の顧客はこのレートでの取引きはできず、必ずいくらかの手数料を上乗せして支払います。 ・公示仲値 銀行間レートは常に変動しているため、両替や送金の基準レートとして使うと処理が煩雑になります。そこで各金融機関は銀行間レートを参照しながら「公示仲値」というレートを定め、その日の取引の基準レートとして用います。  公示仲値と銀行間レートは厳密には一致しませんが、為替取引の有利不利を考える上では同一視して差し支えありません。また公示仲値は各金融機関が独立に定めるため金融機関間で若干ばらつきがありますが、その差は1ユーロあたりせいぜい5銭か10銭です。 ・対顧客電信売レート(TTS) 外貨現金のやり取りを伴わずに外貨を買う取引きで適用されるレートです。具体的には外貨建てTCの購入、外貨預金、外貨建て国際送金などが該当します。TTSは決まった幅の手数料(為替手数料)を公示仲値に上乗せすることで機械的に計算されます。ユーロでは大半の金融機関が1ユーロ当たり1円50銭上乗せに設定しています。 ・外貨現金売りレート 外貨現金の取扱いでは発行国からの輸送コスト、運用に回せないことによる死蔵コスト、為替変動によるリスクが必然的に発生します。そこで外貨現金のやり取りを伴う取引きには「外貨現金取扱手数料」を課すことでコスト/リスク対策をしています。実際の両替ではTTSに外貨現金取扱手数料を加算したレートが「現金売りレート」として発表されます。 2. 有利な銀行  上で述べたように基準となるレート(公示仲値)は銀行間で横並びなので、最終的な両替レートの有利不利はそこからの上乗せ分の大小の問題に帰着します。ユーロ現金への両替で上乗せ分の少ない銀行は分かっていて、メガバンクでは三菱東京UFJ銀行[1]と三井住友銀行[2]が公示仲値からの上乗せ分4円で有利です。ゆうちょ銀行(郵便局)はインターネット上にレートを発表していませんが、こちらも公示仲値+4円です。メガバンクのうちみずほ銀行[3]は公示仲値+6円なので候補から外します。  地方銀行でも三菱東京UFJや三井住友と同等のレートを出していることがあります。知る範囲では千葉銀行、みなと銀行、泉州銀行などが公示仲値+4円で、またみなと銀行の三宮外貨両替コーナーではさらに50銭、泉州銀行関西空港出張所およびクイック外貨ショップ難波駅店では60銭優遇されます[4]。質問者さんのお住まいの場所が分からないので銀行の具体名を挙げることはできませんが、ユーロ現金の売りレートと買いレートを比較してその差が8円(片道4円)であるなら、その銀行は有利な銀行と見分けられます。  また最近は金券ショップも両替を扱うようになりました。金券ショップは概ね銀行より若干よいレートを出しています。上乗せ幅は最小で3円というところまで見つけています(例えば[5,6])。銀行との差は1ユーロあたり1円なので、わざわざ探し出し交通費をかけてまで金券ショップに出向くことはないでしょうが、日常の行動範囲内にそのようなお店があればご利用ください。なお昨今の急激な円高で両替に来る人が急増しており、金券ショップでは在庫切れも起きていますからご注意ください。全国チェーンの金券ショップでは大黒屋[7]が大々的に宣伝していますが、大黒屋の上乗せ幅は4円で銀行と変わらないので利用価値はありません。 3. 渡航先がスウェーデンである場合のユーロ買い  スウェーデンの通貨はご承知の通りスウェーデンクローナ(SEK)です。SEKをまとめて先買いしておければ一番よいのでしょうが、日本の銀行でSEKの両替を扱っている支店はわずかです。またレートも悪く、日本円→SEKの片道で20%近くが目減りしてしまいます。  SEKの代わりにユーロを買っておくというのは一つの手です。というのはスウェーデンの経済はユーロ圏経済と密接な関係があり、日本円からみてSEKの値動きとユーロの値動きには強い相関があるからです。ユーロが安い時にユーロを買っておけば、間接的にですがSEKを安く買っておいたのと同様の効果が得られます。SEKにもう一度両替して使うと目減りは2回生じますが、その合計でも日本でSEKを買う場合の目減りよりは少なくて済みます。SEKの先買いについては過去に類似の質問で詳しく論じておりますのでご興味があれば一読ください[8]。スウェーデンにおける実際の両替レートや手数料設定は[9]が参考になります。 4. そのほか  ユーロ現金でなくユーロ建てトラベラーズチェック(TC)を買っておく方法もあります。TCのレートは公示仲値+1円50銭でこのほか発行手数料が1%かかります。ただしヨーロッパではTC換金の際に手数料が1~3%程度差し引かれますので全体では不利になってしまいます。2,000ユーロ程度なら現金でそのまま持ち込めばよいでしょう。ユーロ建てTCからSEKに両替して使うにしても、北欧ではTC1枚ごとに手数料がかかったり現金よりレートが悪かったりするので不利です。これも[8]で詳しく扱っています。 【まとめ】 (1)ユーロ現金の購入自体は簡単で、適宜の銀行の支店で両替を申込んで対価を日本円で払うだけです。ただし全ての支店が外貨両替を扱っているわけでなく、またユーロ常備支店はさらに少ないので、事前に扱いの有無と在庫を確認ください。 (2)両替の有利不利は基準となるレートからの上乗せ分の大小で判断できます。ユーロ現金への両替で上乗せ分が小さいのは、メガバンクでは三菱東京UFJや三井住友で公示仲値+4円です。郵便局(ゆうちょ銀行)も同じく公示仲値+4円です。地方銀行で同等のレートを出しているところもあります。 (3)デメリットと申し上げますかリスクの最大のものは為替変動です。ただし差益狙いではないので、「今がユーロの買い時だ」「仮にさらにユーロが安くなっても気にしない」と自分なりに決断できるなら買ってもよいでしょう。 参考ページ [1] 三菱東京UFJ銀行 http://www.bk.mufg.jp/gdocs/kinri/list_j/kinri/kawase.html CASH S.が外貨現金売りレート [2] 三井住友銀行 http://www.smbc.co.jp/market/index.html 「公表相場一覧」をダウンロード。"CASH SELLING"が外貨現金売りレート [3] みずほ銀行 http://www.mizuhobank.co.jp/corporate/bizinfo/information/market/cash.html [4] http://www.senshubank.co.jp/kojin/service/gaika/index.html [5] http://www.ticketzone.jp/gaika/gaika_index.html 販売時3円上乗せ 買取時3円40銭差し引きの非対称な設定 [6] ブルー・トラスト・グループ http://www.btgp.org/BTG%20CashForex.htm [7] 大黒屋 http://gaika.e-daikoku.com/ [8] http://oshiete1.goo.ne.jp/qa2902103.html [9] http://www.forex.se/ *1 外貨現金を先に買っておくリスクとしては他に、発行国が急に旧紙幣を流通停止にして新紙幣への交換が必要になるようなことも考えられます。その国でないと交換できない場合が多いので期日までに渡航する必要が生じます。ユーロ圏の旧通貨はまさにその一例ですが、現在のユーロ紙幣が突然一斉交換になる可能性は現実的にはゼロでしょう。

noname#83658
noname#83658
回答No.2

ん?なぜいきなり為替に興味を持ったのかな? しかもなぜ暴落し続けているユーロ? 素人が手を出すには危険すぎる。 分かっているとは思いますが、スウェーデンの通貨はクローナですよ。

natsuming
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 為替に興味をもったというより、どうせヨーロッパへ行くのだから、手元にある分だけでも円高のうちにユーロへ換えとこうと思ったんです。 スェーデン通貨はおっしゃるとおりクローナですが、他国にも行く予定なので。 ご回答ありがとうございました。

  • masuling21
  • ベストアンサー率34% (2491/7233)
回答No.1

>デメリットはありますか? たしかに、3ヶ月前よりは円高になっていますが、もっと円高になるかもしれません。しかし、それを正確に予測することができません。 外国為替を取扱う地方銀行もあります。ユーロ現金の在庫があるかどうかは、その銀行に聞いてください。ないと後日になります。

natsuming
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 残り半年でもっと円高になるかもしれないんですか?! そうなったら…留学行く身としてはありがたいですが; 地方銀行へ聞いてみます。 ありがとうございました。

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