保険料が正しく使われているかどうか。
正しく使われていないこともあります。
わたしは美容医療にも携わっていますが、そこに来る患者さんのほとんどが、「この治療に保険は使えますか?」と聞いてきます。
美容に保険は使えませんと拒否しますが、中には保険を使って(嘘の病名を記して)治療してあげる医院も多いのです。
保険を使ってあげたほうが患者さんの負担が減るわけですから、少しでも売り上げを伸ばしたい医院は、保険を使って治療してあげ、あそこは保険を使って安くしてくれるという評判を立てたいのです。
たとえば有名なプラセンタ注射ですが、美肌目的では当然保険は使えません。
ずっと自費で通っていた患者さんから、あるときこう言われました。
この間近所の病院に行ったら、プラセンタを保険使ってやってくれましたよ。更年期障害ということにしてくれた。なぜここではそういうことをしてくれないのか。安いほうがいいから、次回からそっちに通うことにする、と。
なぜ美容治療に、貴重な保険料を使わなくてはならないのか。
なぜあなたのシワやしみを改善するために、ぶくぶく肥えた脂肪を減らすために、われわれがお金を負担してあげなくてはならないのか。
少しでも安くしたいと思う患者と、どうせ自分の懐が痛まないから保険を使ってしまえという悪徳医者。
なんで協会はもっと厳重に取り締まらないのか。
告発したい気分です。
補足
調べてみました。(介護を除いて、私の推計ですが) 75歳以下11500万人、20万円/年間 75歳以上 1300万人、80万円/年間 11500*20(23兆)+1300*80(10兆)=33兆円 75歳以上、以下を問わず、一人当たりの医療費が異常に高いと思います。私の感覚では、75歳以下11500万人、6万円/年間位でないのかな、、、使い方をどこの機関がチェックしているのですか、馴れ合い機関がやっているとしか思えません。 国民所得で見ると5000万世帯で、所得200万以下が20%くらいあり、国民健康保険の滞納世帯率も20%くらいあるようです。 当然、所得から見ればこんな高い保険料は払えませんよね。