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風のガーデン
風のガーデンという、TVドラマなのですが 歌い文句でイギリスのガーデニングを 1-2年がかりで作ったとか。 で、無粋で申し訳無いのですが、なにか、無秩序に花が植わっているだけのように感じるのですが。 イギリスのガーデニングって、あのような感じなのですか
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イングリッシュ・ガーデンを貴族の庭でなく、UKの庭と理解するならば、「風のガーデン」HPの表紙にある庭も1つの典型です。 もともとイギリスには植物の種類が少ないため、世界各地から植物を集めております。園芸が盛んな原因はその辺にあるのかもしれません。動植物採取のためダーウィンなどが大航海したビクトリア時代の名残として、キューガーデンが有名ですね。 大都市周辺では昔ながらの暖炉がある集合住宅が数多く残されており、狭い庭先に自分の好きな花や果樹を無造作に植えております。庭師が設計したものではなく、祭りなどで購入した珍しい苗木を寄せ植えにしていたり、いくつかの区画にまとめて楽しんでおります。「風のガーデン」の担当者は相当な知識や経験があるようで、何ら違和感は覚えません。ただ、同じ英国でも気候の違いから、スコットランドでは庭というものは自然の中にあると思いました。島国とはいえ地平線が見える国ですからね。すでに10回以上イギリスに訪れておりますが、本当のマンション(豪邸)や宮殿以外で、左右対称の庭師管理の庭など見たことはありません。自分の城である家を大事にするため、庭越しに隣人に声をかければ嫌がられることも有名で、自分の庭だから好きなように管理しているのが庶民の庭です。同時に、剪定や造形なしで自然のまま、木を育てているのは少し驚きます。現在紹介されているイングリッシュガーデンと称するものは、寺や大名が造園した庭園だけが日本の庭と紹介されているようなものですね。
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- daigoin
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ほとんどの方は英国にガーデニングについて雑誌やマスコミに洗脳された誤った知識を植えつけられています。 英国のガーデニングは、基本的には貴族の庭園ですので、無造作に花が植わっているわけではなく、庭師によって非常にきちんと管理されています。英国の人々は、季節になると庭園を見に行きます。 けれども、これを日本に宣伝してもいわゆる住宅販売とリンクした「憧れのガーデニング」にはならず、経済波及効果はないわけです。 住宅業界とその手下のようなガーデニング業界は「お手ごろだけれども英国風」というガーデニングを宣伝し、つまり「マイホーム志向」を刺激するわけです。 このガーデニングが「無秩序に植わっているだけ」のものなのです。お金がかかりそうに見えないので「私もできる」「家・庭をもちたい」ということになっていきます。 この雑然タイプの庭は、英国では田舎の畑の片隅とか、庭園の片隅とか、けしてメインではない部分にちょっとあるだけのものです。英国人がこのような雑然として庭に憧れるわけではなく「ああ、庭師をいれるお金がないのね」程度にしか思わないこともけっこうな事実です。 洗脳されつくした「自称英国ガーデニング通」の方々はいらっしゃるかもしれませんが、これが真相に近い「英国風ガーデニング」です。 もちろん、雑然ガーデニングが好きで、家を持ちたく思うのは全く個人の自由ですので、悪いことではありません。 でも雑然ガーデニングをもってして「これが英国のガーデニングだ」としてしまっては英国の庭師さん達があまりにかわいそうです。
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早速の回答有難うございます なるほど、ブリティッシュ・ガーデニング。 その言葉の前に 形容詞が必要と言うわけですね。
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早速の回答有難うございます。 参考URL 楽しく拝見しました。良く分かりました。 >同時に、剪定や造形なしで自然のまま、木を育てているのは少し驚きます これは、イギリスのURLのような状況のことを指しておられるのですよね(TVの庭の事では無いですよね) 確かに、日本庭園・・京都のお寺さん辺りを参考にされると、辛いものがありますよね。状況はいずこも同じ。と言うことでしょうかね。