グレゴールが虫に変身してしまったことで、収入源を失った家族は生計をたてるために、なれない仕事に就き外へ働きにいったり、他人(3人)に空いている部屋を間貸をします。その間借り人たちはほとんどは外食なのですが、ある日、家のリビングで3人で食事をし、グレゴールの家族は台所で食事をすることがありました。
グレゴールは普段自分の部屋に閉じこもってその姿を人に見せないようにしているのですが、その日は、彼の部屋とリビングの部屋のドアはほんの少し開いて、嘗て自分達が家族と楽しい食事をしていたリビングで他人が食事をしているところを複雑な思いで覗いていたところ、三人の食事意が終わり、そのうちの一人が妹に是非バイオリンを弾いて聞かせて欲しいと言い出します。そのバイオリンを弾いている音色に誘われてグレゴールがリビングを覗いたところを3人の間借り人に見られてしまいます。彼らは虫を見て驚愕し、衛生状態の悪さを理由に契約を打ち切って出て行ってしまいます。
>もしかしたらバイオリンの演奏会とは、妹と間借り人との情事の比喩なのでしょうか。
妹(Gretes)は、間借り人の要求と、父親に言われてバイオリンを弾いただけです。
この小説には全く情事の場面が出てきません。
ある日本語のウィキペディアには主人公のファーストネームを「ザムサ」と書いてありましたが、主人公の名前はGregorsです。ファミリーネームがSamsaです。
「『変身』したのは主人公だけなのか?それとも...。」と言ったところがこの小説の面白いところだと思います。面白いといっても、たいへん恐ろしく、悲しいお話なのですが...。
お礼
ありがとうございます ウィキペディアの解説は悪戯投稿なんでしょうかね