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インディージョーンズ最新作の感想とは?
- 今年の夏に公開されたインディージョーンズの最新作について、原爆のシーンについて質問したいと思います。
- 私はあのシーンで気分が悪くなりましたが、どう思われましたか?スピルバーグの意図が気になります。
- TVCMでは日本の観客が大絶賛していましたが、同じように気分が悪くなった方はいらっしゃいますか?意見を聞かせてください。
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「アトミック・カフェ」という映画をご存じでしょうか、冷戦当時に作られたアメリカの核に関してのプロパガンダフィルムを集めたものです。 その中に、核攻撃を受けた場合の市民の対処法(Civil Defence)として、"Duck and Cover"というフレーズが繰り返し使われます。「伏せて頭を覆え」ということです。今回の映画の設定当時、アメリカ市民の核攻撃に対する知識というのは、実際にはこの程度だったのです。ですから、あの映画のインディアナの行為はこれに比べればよほど考えられた行為と言うことになります。 好意的に裏読みすれば、こういった当時の風潮に対するアイロニーかも知れません(好意的にもほどがあると思うが)。必然性のない(伏線になっていない)シーンだとも思いましたが、まあ、最近のスピルバーグ作品の出来映えを考えると・・。 映画本体ではなく、このプロパガンダフィルムはこれですね http://b.hatena.ne.jp/entry/3635685
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- hayasi456
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インディアナ・ジョーンズと言っていまう世代の人間です。 1作目は聖書・ナチス 2作目は魔術・邪教集団 3作目は聖杯・ナチス オカルト的要素の強いシリーズです。 4作目は戦後の冷戦下旧ソ連との戦いですが、聖書や魔術ではなく宇宙人拡大解釈すれば科学的謎解きです。 戦後の冷戦下、対ソ連、科学となるとその象徴は核爆弾となったのではないでしょか。 原爆、冷蔵庫のシーンでkousi1522さんは気分が悪くなったようですが そのような人は少数派かもしれません。少なくとも私は冷蔵庫で助かるなんて当時のアメリカのお気楽な核意識を表しているようにも思えました。 http://blog.goo.ne.jp/ryuzou42/e/1d3356b23d5cf25b1b2d70a122366da4 (現在も劣化ウラン弾でイラク兵だけでなく米国・英国軍兵士を含め被爆者を増やしているアメリカですね。) 広島や長崎の方々にはkousi1522さんと同じように気分が悪くなる人も多いのでしょうか。
お礼
回答ありがとうございます。 >少なくとも私は冷蔵庫で助かるなんて当時のアメリカのお気楽な核意識を表しているようにも思えました。 仰るとおりかもしれません。 URL拝見しました。「アメリカ人の核意識」読んだことは無いですが、驚き呆れました・・・。 私のように感じるのは少数派なのでしょうか。これまた複雑な心境になりました。ちなみに私は広島・長崎出身ではありません。
補足
回答頂きひとつ、思い出したことがあるのですが・・・ 何年前だったか、何というタイトルのアメリカ映画だったかも忘れましたが、こんなシーンをTV(民放の洋画劇場)で見たのを思い出しました。 アメリカである町に核爆弾が落とされ、その直後救護活動に訪れるといったシーンがありましたが、町の人々は皆怪我をしてうんうんうなって運ばれていくものの、非常にかる~~い火傷程度であったことです。アメリカ人の意識とはこんなものなのだと衝撃を受けました。気分が悪くなり、すぐにチャンネルを変えてしまったわけですが・・・。
- fhuotebnfa
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私も思いました。 あれは衝撃だったというか、 まさかエンタテインメント映画の最新作でキノコ雲が観られるとは思っていなかったし、 アメリカ人はあれをどう観るのだろうとも思いました。 冷蔵庫に入って助かるというややコメディ風な雰囲気も気になり、 本当に『シンドラーのリスト』、『プライベート・ライアン』、『ミュンヘン』の監督かと驚きました。 『レイダース/失われたアーク《聖櫃》』のワンシーンに、 三日月刀を大げさに振り回してインディとの対戦に挑もうとする男を、インディが安易に銃で撃つシーンがあります。 核実験のシーンとは比べ物になりませんが、私はこのシーンも残酷に感じてしまい、好きではありません。 しかし、擁護するわけではないのですが、 『レイダース~』の三日月刀のくだり(撮影期間短縮のための妙案とも言われていますが、結果的に)は、 「銃社会へのアイロニー」を表しているような気がしなくもありません。 従って『インディ・ジョーンズ4/クリスタル・スカルの王国』の核実験のシーンも、 スピルバーグなりのアイロニカルなシーンなのではないでしょうか。 また、核爆弾には「I LIKE IKE」と書かれているらしく、 Ikeとは1953年~1961年までアメリカ大統領だったアイゼンハワーの愛称です。 4の舞台は1957年なので、時代考証的な役割を持たせている、とも考えられます。 更にエリア51はネバダ州なので、だったらネバダ核実験場を登場させたいと思ったのかもしれません。 スピルバーグの遊び心のうちの一つだと解釈しているサイトもあるようです。 残酷なシーンには違いありませんが、私はこんな風にしてあの核実験のシーンを理解しようとしました。 なにかご参考になれば幸いです。
お礼
回答ありがとうございます。 私はインディーの大ファンだったので、全作品観ていましたし新作にもものすごく期待が大きかったです。なのでショックは大きく・・。 「ミュンヘン」はまだ見ていないのですが「シンドラーのリスト」は劇場まで足を運びぼろぼろ泣きながら観たことを思い出します。本当に仰るように同じ監督が作ったものかと疑いたくなりました。もっと人間の心の痛みが分かる映画監督だと思っていたのに・・・残念です。主演のハリソンフォードも何も感じなかったのでしょうか。やはりアメリカ人は原爆に肯定的なのだと改めて公然と示しようにも思います。 インディーの時代背景を表したかったという意図は分からなくも無いですが、鉛の冷蔵庫に隠れ、吹っ飛ばされそれで助かるなど、思わず「ふざけるな!」と叫びそうになりあまりの不快さ吐きそうになってしまいました。 でも私のように「どうして?」とショックを受けられた方もいらっしゃるのだと知りました。 >スピルバーグの遊び心のうちの一つだと解釈しているサイトもあるようです。 そのような解釈をするサイトもあるのですか・・・複雑な心境です。貴重なご意見ありがとうございました。
お礼
私のように感情的に、ではなく「アメリカ人のの核爆弾に対する意識」といった側面から考えますと、あのような表現をしたことについて納得できるものがありますね。 教えて頂いたプロパガンダフィルムも拝見しました。教室で勉強しているとき、農作業中のとき、家族で楽しくピクニックの最中でも、サイレン、フラッシュしたら「Duck'n Cover!!」ですか・・・。 教室のシーンはまるで日本の学生時代によく行った地震訓練さながら。ああしておけば軽く日焼けする程度で済み、ガラスが飛んできたって平気、といった感じでしょうか。ますます呆れ返りました。 >好意的に裏読みすれば、こういった当時の風潮に対するアイロニーかも知れません(好意的にもほどがあると思うが)。 どう多めに見てやっても・・・そうですね。最近のスピルバーグ作品を振り返ればその程度かもしれません。 結局のところアメリカ人の核意識というものはこの程度のものなのだと、改めて思い知らされました。唯一、米従軍カメラマンの故ジョー・オダネル氏を除いては・・・。 こちらでこのような興味深い回答を頂けるとは思っておりませんでした。回答お礼申し上げます。