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アメリカとイラクの戦争
素朴な質問で申し訳ないのですが戦争について全く知識がないに等しいので良かったら教えてください。 ・今回はどのような戦争になりそうですか。湾岸戦争よりも被害は大きく なりそうですか。 ・戦争になったらアメリカ本土にミサイルなどが飛んで来るという可能性は 全く無いのでしょうか。もしあるとしたらどの辺りがターゲットになるで しょうか。 ・またアメリカには弱点はないのですか。
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まず戦争は遅かれ早かれほぼ起こるでしょう。ただ開戦時期についてはアメリカでもいろいろ見方が分かれています。1月下旬という見方もありますし、来年6月以降という見方もあります。これはアメリカの根回しがどれほど順調に進むかにかかっています。つまり安保理などの国連関係、中継基地を提供してもらうNATO諸国、最前線となる中東同盟国(トルコ・サウジ・クウェートなど)と軍事面での話し合い、またOPEC、OAPECなどと開戦時の石油増産についての話し合いなど経済面での根回しの進み具合です。ただ見切り発車もあり得ると思います。 戦争の様子ですが、基本的には湾岸戦争や対タリバン戦とさほど変わらないでしょう。最新ミサイル兵器でピンポイント攻撃、対空攻撃力をほぼ壊滅させたら地上軍の攻撃。ただ今回の場合、対タリバン戦の時とは違い、あまりに反政府勢力の力が弱すぎるのでやはり最後は湾岸戦争の時みたいにアメリカ軍を中心とした多国籍軍の派遣が必要でしょう。 被害はそれほど出ないでしょう。基本的には軍事関連施設へのミサイルによるピンポイント攻撃がほとんどで、誤爆さえなければ民間人への被害はほとんど出ないと思われます。 アメリカ本土へ届くような高性能ミサイルはイラクは保持していません。よってアメリカ本土へのイラク軍の攻撃はまずないでしょう。ただし#1さんが述べているように、アメリカ本土でテロ攻撃が行なわれる可能性は否定できません。またミサイルもアメリカ本土には届かなくてもイスラエルには十分届きます。湾岸戦争のときのようにイラクがイスラエルを攻撃する可能性は十分考えられます。 アメリカの弱点ですが、軍事的な側面ではイラクの大統領直属部隊がどれほどの攻撃力を有しているか未知数であることでしょう。イラク正規軍は最新兵器を有する多国籍軍の敵ではないでしょうが、フセイン直属の共和国防衛隊はイラク軍のエリート揃いです。彼らがしぶとい抵抗を見せれば多国籍軍といえども多少の犠牲は覚悟しなければならないかもしれません。またそれによりアメリカ人の犠牲者が多数出ることにでもなればこれはアメリカの国内世論がたちまち反戦に傾いてしまうので、これはアメリカ軍指導部にしてもかなり頭の痛い問題になるのではないかと思われます。 また政治的にはもしイラクがイスラエルに攻撃を仕掛け、イスラエルがその挑発に乗って反撃をした場合、下手をすると中東の反アメリカ感情に火を注ぎ、手が付けられなくなるほどの大反政府運動に発展してしまう可能性があります。中東の王族政府は基本的にアメリカの傀儡で国民に支持基盤をもっていませんから国民が本気で怒ったらそれこそ一巻の終わりです。ですから国民が本気で怒る前に事態の収拾を図ってくるでしょう。その際はもちろんアメリカへの軍事的支援停止も含まれてくるでしょうから、アメリカとしては戦争継続の危機に晒されるわけです。 まあ僕も戦争はあまり起こってほしくはないですが・・・ この世に軍需産業とそれにたかる政治家連中がいる限り、戦争はなくならないのでしょうね。
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- ranx
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戦争被害について皆さん楽観視されているようですが、私はどうかなと思います。 湾岸戦争の時、目的は占領されたクウェートの原状回復でした。ですので、クウェートを 占領していたイラク軍部隊が全滅し、多国籍軍がクウェート領内を制圧したところで 停戦となりました。 今回、米国は戦争目的としてフセイン政権の解体を挙げています。ということは、 戦争終結の条件としては無条件降伏しかないことになります。日本と比較するのは 嫌がる方もおられるかもしれませんが、太平洋戦争末期、連合国はポツダム宣言を 発して日本に無条件降伏を迫りました。徹底抗戦を主張する軍部に反して本土での 地上戦が避けられたのは昭和天皇の「聖断」があったからです。今のイラクにその ような「聖断」を下せる存在はありません。ということは、バグダッド市街での 地上戦が避けられないように思います。戦力に差があるとはいえ、これはやはり 双方に相当な数の人的被害(というのか)が出ると見るべきではないかと思います。
お礼
ご回答有難うございます。 アメリカはフセイン政権解体まで考えているのですか? それであればイラクは相当抵抗するでしょうしやはり被害は大きくなりますね。 あのフセインが無条件降伏するわけないですね。アメリカもかなりてこずりそうですね。 参考になりました。どうも有り難うございました。
- Piscator
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(1)イラク国内は前回と同じ流れだとおもいます。 (2)北米大陸へ直接のミサイルをイラクは持ってはいませんのでご質問の可能性としてはゼロです。 (3)弱点はテロです。 米国には大量にアラブ、イスラム系が移民や入国してますので、イラク国内で戦術的に有利に進行し始めれば、米国内で細菌、爆発などのテロが活発化してくるものも思われます。そのため昨日(12月23日かな?)ブッシュ大統領も天然痘の予防注射をしたわけですね。
お礼
ご回答有難うございました。 弱点はやはりテロなんですね~。ブッシュさんが早速予防注射ですか。アメリカ国民はどうするのでしょうか。 私は来春よりアメリカ在住になるので不安でなりません。このまま戦争が起こらなければいいのですが・・・。 簡単明瞭で分かりやすかったです。どうも有難うございました。
- akubihime212
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>今回はどのような戦争になりそうですか? 可能性は、90%位で、高いでしょう。 >湾岸戦争よりも被害は大きく なりそうですか。 被害は、ピンポイント攻撃とか、武器の命中精度等が当時より上がっているので、小さくなるはずですが。 >戦争になったらアメリカ本土にミサイルなどが飛んで来るという可能性は 全く無いのでしょうか? ないです。イラクはせいぜい3000kmぐらいまでしかの飛行距離のミサイルしか持ってないので、アメリカまでは届きません。 但し、アルカイダのように、アメリカ本土でのテロ等が起きる可能性はありますが。 >またアメリカには弱点はないのですか。 アラブの過激派とか、世界の反戦主義の人たちからは、非難されるでしょうね。 それと、アメリカを標的にしたテロをどう防ぐかでしょう。 でも、無事に戦争にならなくて、解決するといいですが、ネ! 攻める方も、攻められる方も、どちらもいい事は何もないのですから。
お礼
早々とご回答有難うございました。 やはり戦争は回避できないようですね。イラクは戦争好きだから精度の高いミサイルを既に持っていると思っていたのですが、まだまだアメリカには及びませんね。 なのに何故、負け戦を承知で戦うのでしょうか。先進国と戦う事がステータスなのでしょうか。まだイラクが負けた訳ではないですが・・・。 何か根が深そうですね。 ご指摘のようにテロが心配です。戦争以外に選択肢があればいいのですが。 どうも有り難うございました。
お礼
ご回答有難うございました。 イラク共和国防衛隊てそんなにすごいんですか。命知らずのエリート部隊という感じですね。湾岸戦争の時ってTVで観てるとまるでゲームか何かを観ているような感覚でした。 今回もそんな感じでしょうか。 素人考えですが何故、戦争産業や悪徳政治家を排除して平和を目指そうとしないのでしょうか。 興味深く読ませて頂きました。どうも有り難うございました。