少しご質問文の趣旨から外れますが。
長く不況が続き優良な顧客であっても
本体を守るのが精一杯の今の様な状態では
原価を割るような発注も多いです。
義理があって受けなければならない場面もあります。
(私は性格が悪いので恩着せがましくそのことを念押ししますけど)
御社の社長も立ち上げた会社を軌道に乗せ
また、その従業員とその家族の生活を
肩に背負う責任で大変な重圧を感じていると思います。
ただ、それがコンプライアンスを軽視して良いということにはならず
昨今の偽装などの不誠実な企業のありかたには
世間やマスコミも過剰に反応する傾向にあります。
不誠実な企業体質が一旦露呈してしまうと
企業の存続すら危ういというのは周知のところです。
当該の相手である支店長と言う人物も
相当に脇が甘く、またそれを自覚していないように見受けられ
極めて脆弱な基盤に立っていると考えられます。
近い将来の破綻が貴方の目にも映っているのではないでしょうか。
事業をしていく上ではきれいごとでは済まない場面も
有るでしょうが、状況を冷静に判断してトップに対しても
あんたそれは駄目だよと言って止めてくれる人が
トップにとってもありがたい存在であることは間違いありません。
貴方は御社にとって最後の砦かも知れません。
個人的には、
なにもその支店長の様な泥舟に一緒に乗ることはないと思います。
税務署に匿名の通報があっただけでそれがまとまった額なら
その支店長の身分も怪しくなりますよね。
(密告を勧めているわけではありませんよ)
どうせ金を捨てるのなら地域の情報収集や
地域に貢献するような使い方の方が
そんなタコにくれてやるよりずっと有効だと思います。
ただ、その会社からの発注が
御社の受注に占める割合が大きい場合には
その扱いに困りますよね。
断って済む話なのか、端金包んで取引を継続するか、
きっぱり断って袂を分かつか悩みますが
そんなタコと付き合っても良いこと無いので
いい機会かもしれません。
袂を分かつ場合のシュミレーションもして
影響を考えて総合判断してください。
早く利益を出さないとという焦りもわかりますが
地道に信用を積み上げる=商品や仕事で信用を勝ち取るのが
結局は近道だと思っています。
会社の創成期にはワンマン社長が当たり前で
その社長に能力があれば意思決定が早く
社員も一丸となってまい進するので
会社は飛躍的に成長すると思いますが
社長に能力が有れば有るほど廻りにyesマンが増え
社員が自分で考えなくなりがちで
社長の意思決定に誤りがあると
会社は非常に大きなダメージを負います。
会社を思うならご自身で考え、
ご自身の信念で行動されることだと思います。
社長と”座って”話す機会を設けて
十分に意思疎通をした方がいいのではないでしょうか。
お礼
昨年末創立したての会社ですが、得意先の会社から強引な提案を社長が依頼され相談されました。例えば1000万で受注し、1000万経費がかかったことにし、利益ゼロなら税金は掛からないのではないかと。私の知識では、受注額に対する法人税、労働保険料等、初年度でまだまだ気が付かない税金や、社会的責任から諸々が心配であるし、何より不正ではないかと。立場的にも困っており調べて改めて返答すると答えました。