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盲腸(急性虫垂炎)を針で治せますか?
彼女が腹痛で入院し、検査の結果、「軽い虫垂炎の疑い有り」と診断され、その場は抗生物質(?)の点滴のみで退院したのですが、やはり手術が心配なようです。 針でなくても、東洋医学(漢方、灸等)での治療は可能なのでしょうか? 又、よく「薬で散らす」と言うのを聞きますが、「散らす」というのは具体的にどういう事なのでしょうか? 薬だけで完治はするのでしょうか? 回答よろしくお願いします。
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- sisobe
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ohmygodさんが詳しく解説されてますから簡単にいいますと、虫垂炎も体の表面にできるおできも一緒です。赤くなっている状態なら抗生剤も効きますが、ウミが溜まって先が黄色くなってくるとこれはもう切開してウミを出してやるしかありませんよね。虫垂炎も一緒で初期段階であれば抗生剤での治療は可能です。しかしウミの溜まった状態、すなわち化膿性虫垂炎と言われるレベルまで進むと手術しなければほぼ破れて腹膜炎を起こします。こうなると皮膚切開も大きくなったり、ドレーン(お腹のウミを出すための管)を入れたりで入院期間も長くなりますし、女性の場合だと後の傷も問題になりますよね。これらを総合的に判断して手術適応は考えられます。点滴(おそらく抗生剤)で治るものであればわざわざ手術したりしませんし、逆に今手術しなければ腹膜炎になる可能性があれば手術を強力に勧めることになるでしょう。 もう一つの手術の判断は親、兄弟に虫垂炎で手術した人がいるかどうかです。虫垂の構造的な遺伝がありますから、誰か手術していればいずれ手術が必要になる可能性が高くなります。
- ohmygod
- ベストアンサー率25% (6/24)
急性虫垂炎は進行度によって、虫垂が赤く腫れるカタル性虫垂炎、感染が進行し膿が貯留してくる化膿性虫垂炎、虫垂壁が壊死して腹膜炎を起こしてくる壊疽性虫垂炎に分類されます。 このうちカタル性は原則としてオペの対象にはなりません。散らす、つまり抗生物質で炎症を抑えてしまう治療が第一選択となります。化膿性虫垂炎でも散らせるものもあります。 進行性の化膿性虫垂炎と壊疽性虫垂炎が絶対的なオペ適応となります。 もちろん散らしてしまう、というのは完治を意味します。 例外的に、慢性化してしまっているとしか思えないような症例にもお目にかかりますが、虫垂炎というのは一度治ってしまえば、次に虫垂炎になる確率は他の人と同じです。 もう一度虫垂炎になった場合は、それは再発ではなく、新たに発症したものです。 医療全般がそうですが、特にオペというのは必要悪です。受けないですむものならなるべく受けない方が良いと思いますよ。 針に関しては何とも言えません。すくなくとも今の状態(もう腹部症状はないという前提で)では、病気ですらないのですから西洋医学東洋医学を問わず、治療の対象にはなりません。
お礼
詳しいご説明、ありがとうございます。 僕も彼女も「手術」というものの経験が無いもので、必要以上に臆病になっている部分はあると思いますが、専門の方の意見を聞けるとずいぶんと安心します。早速伝えてみます。 ありとうございました。