毎年三桁の裁判が起こっていると聞きます。そもそも資格を持たない整体師は治療行為が禁じられていますから、施術行為が本来の法律では許されていません。いわゆるリラクゼーションという枠組みで行っています。
整体師に関しても、しっかりした整体学校を出ている整体師は、出身学校が運営する協会などに所属して保険に入っているケースが多いです。ただ、そういうのと関係無く勝手にやっている人も居ます。
裁判に関しては、明らかに施術と怪我の因果関係がハッキリすれば、裁判で勝つケースも多いです。例えば首の矯正を行って下半身不随になったとか、分かりやすいケースであれば裁判でも勝っているようです。
*矯正=カイロプラクティックのように骨をボキボキっと調整すること
問題は、後からじわじわと悪くなる場合です。下手な矯正を行う整体師だと、全体のバランスを考えずに、矯正を行ったりします。その場合、後からじわじわ悪くなる場合が良くあります。その場合は因果関係の証明が難しいので泣き寝入りになります。
私も国家資格を有した上で施術を行っていますが、結構「整体を受けたら、最初は良かったけど、最近身体が痛くて・・」みたいな患者さんがチラホラ居ます。
だから相当腕の良い信頼できる先生で無い限りは、安易に受けない方が良いと思います。良く良く話しを聞いていると解剖学もろくに知らないで施術をしている節が見受けられます。
従って、整体を受ける場合は、腕の良い信頼できる先生が見つかった時だけにしてはいかがでしょうか? ちなみにマッサージで解すだけならば、ある程度経験のある先生なら大丈夫だとおもいます。
お礼
本職の方からえらい丁寧なご返事参考になります。 裏方まで教えていただいて私の予想通り嫌な予感が的中しました。 ほんまに信頼できる先生を見つけるに限ります。 まあ、焦らないでじっくり探してみます。 どうも有難うございました。