はじめまして。
養護学校の教員をしています。
心配は尽きないことと思いますが、少しでも何かの手助けができればと思い。
聴覚障害の疑いがあるとのことですが、言うまでもなく、その程度やタイプによって、聞こえかたは異なります。高音だけが苦手なお子さんもいれば、全般に弱いお子さん、新生児向けの検査で用いている周波数の辺りだけが弱いお子さん等々。
どういうタイプかは、普段の生活場面での聴覚活用の程度を探るとか、落ち着いて検査が受けられる年齢になってから聴力検査を行うなどしてから、分かることなのですが…。
乳幼児期に聴力が悪いと、言語発達に影響が出ると想定されます。
つまり、話し言葉を他から得る機会が比較的少ないとか、自分の話した言葉を自分の耳にフィードバックさせる機会が少ないとか、そういった理由によります。
ただ、言語発達の方法は、たくさんありますので、早期からケアをしていくことで、言語力を維持させることは可能です。どの方法ということではなく、開始時期によって、と言えます。
最近、人工内耳の手術を受けられる方もいますが、あれは、中途失聴された方には劇的な効果をもたらしますが、言語理解や言語発達をしていく時期の幼児・少年を想定されている場合には、補聴器と大差ない効果だと思っていて良いのでは、と考えています(ここは異論が生じやすいところなので、多方面の意見を参考になさってください)。
結論として言えば、
「聴力自体を向上させることは、補聴器等の機械的なヘルプを得ることで可能。言語発達については、本人の理解の程度と、何より周囲の教育環境にかける熱意による」
ということでしょうか。
(参考までに、アメリカの医師により、教育の方法にかかわらず、生後6ヶ月以前に専門的な教育を開始したか、6ヶ月以後かによって、子供の言語発達に有意差が生じたそうです。要するに、早めに指導するに越したことはない、と言うこと)
参考になれば幸いです。
質問があれば、何でもお答えさせて頂きます。
お礼
詳しくご説明下さいましてありがとうございました。感謝申し上げます。今日大学病院にいきましたが、三ケ月先の検査になりました。不安はありますが、どんな結果になろうと強く受け止める精神を持たねばと思っています。もし、今後疑問なことがあった時は宜しくお願いいたします。