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経済対策の事業規模
「08年8月29日に政府が物価高や原油高対策のための総合経済対策を決定した。」とのニュースが流れました。 この中で、事業規模は「11.7兆円」とあるのですが、この事業規模とはどういうことでしょうか? 財政支出は2兆円で事業規模は11.7兆円というのがいまいちピンときませんでした。 経済初心者で知識不足な私にご教授いただければ幸いです。
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noname#76629
回答No.1
こんにちは。 実際の財政支出と事業規模の額が一致しない理由の一つは、経済対策の中に中小企業が金融機関から融資を受ける際に政府機関が信用保証を行うことが含まれているためです。この制度を利用して金融機関から融資を受けた企業が契約当初の条件で返済できなくなった場合、とりあえず政府機関が金融機関に立て替えて払うわけです(政府が企業への融資の保証人に立つようなものです)。 信用保証を行ったすべての融資が返済不能に陥ったりはしないでしょうから、仮に一兆円の信用保証枠を用意して全て利用されたとしても、実際に政府が支出する金額は一兆円よりは相当小さな金額になるわけです。 たとえば、質問者の方が知人の借金の保証人になったとしても、知人自身が滞りなく元利払いを済ませれば、質問者の方に金銭的な負担は生じませんし、九割まで返済したところで返済不能になった場合、残り一割について知人に代わって債務を負う、というような状況を考えてもらうと債務保証額(事業規模)と実際の支出が違う理由が理解できるかとも思います。
お礼
返事が遅くなってすいません。 なるほど確かに中小企業の信用保証と書いてありました。 中小企業の融資全額を政府が返済するなんてことは 現実的にあり得ないでしょうしね。 でも福田総理辞任でこの経済対策も腰折れするかもしれませんね・・・。 ありがとうございました。