プラチナの相場

質問

来年秋に結婚する予定で、現在マリッジリングの検討をしています。

マリッジリングはプラチナでと考えているのですが、プラチナは5年程前の2倍くらいに高騰していると聞きます（某会社の価格は現在￥5000代／gだったような？）。
昔に比べ高騰しつつも現在は一時期に比べ落ち着いているらしく、更に指輪を買おうと考えている某海外ブランドで今年10月末まではプラチナの価格を据え置いているので、今年10月末までに買おうか、一年後くらいに買おうか迷っています。

純度によっても価格は違うとは思いますが、プラチナ製品の価格はやはりプラチナの相場が最も影響するのではないかと素人ながら思っています。
そこで、プラチナの相場について詳しい方に伺いたいのですが、来年の相場の傾向としてはどうなるのでしょうか？
関係するかわからないですが、国内の半導体産業の景気は今年いっぱい迄回復しないらしいですが…

回答No.1

たなか ともゆき（@pote-nyan） · ベストアンサー

おはようございます。私は通常金（ゴールド）の方しか見ていませんが、判る範囲で答えておきます。

　プラチナ地金は現在昨年末くらいの価格に落ち着いています。
http://gold.tanaka.co.jp/commodity/souba/m-platinum.php
今年の急騰は主要産地である南アフリカの鉱山での電力危機に端を発したものでした。そこに商品相場への投資資金の流入が加わって、僅かひと月で３割（1500円以上）も上がるという異常事態でした。その後、電力事情の緩和や、アメリカにおける商品相場への規制の効果もあって、およそ平常の動きに戻ったと感じます。
　現在では世界景気の後退、最主要消費者である自動車メーカーの減産に伴い、白金も需要が減る見込みと言われています。宝飾品としての利用よりも実需の方が割合はずっと大きいので、このままならば今年前半のような大幅な上昇の再現は無いでしょう。
　それに加えて宝飾品としての価格を見てみると、地金の重量価格よりも加工費の割合の方が大きいようです。↓は一例ですが、
http://www.ginzatanaka.co.jp/jewelry/daily/platinum.html
このリングの白金重量が40グラムもあるとは思えません。多分この価格の半分程度が材料費なのではないでしょうか。
　計算を簡略にするため20グラムだとして、地金がもし現在より1000円高くなったとしても、材料費そのものは2万円高にしかなりません。鉱山で再度の大事故でも無い限り、当分は今回のような暴騰はないでしょう。逆にここから大幅に下がることもなさそうです。当面5000円程度ではないかと感じます。
　宝飾品の売れ行きも悪くなっているため、「据え置き」というのは販促用の売り言葉だと解釈できないこともありません。個人的には、今はどちらにしてもあまり差が無い状況のように感じます。こちらが日次の動きです。
http://gold.tanaka.co.jp/commodity/souba/d-platinum.php
10月末までは時間がありますから、この辺を参考に決めると良いでしょう。
　どちらにもあまり動かないようなら、突発事故の可能性は排除出来ないので、私ならある程度の段階で買う方に決めます。
　尚、田中貴金属のページにも商品には、含有貴金属の重量によって販価が変わるものと、よほど地金の価格が変動しない限りは価格の変更が無いものとの2種類があると記されています。ご希望のものは従量制の品のようですが、下がる方に素早く店が対応するとはあまり思えません。よほど下げない限り、安くなることは期待できないのではないでしょうか。

お礼

ご回答ありがとうございます。

詳細な情報、実に参考になります。

指輪に使われるプラチナの量自体は2～3gくらいらしいので、値段自体は加工費やブランド価値が殆どだとは思っていましたが、プラチナが高騰すれば、それに託けた業者側が値上げするのではないかと考えました。

ご回答者様がおっしゃるように、安くなることは難しいと私も思うので、近く買うか、来年買うかという、購入時期が問題になってきますが、来年また暴騰しないのであれば来年買おうかと思っています。

ありがとうございました。