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物価の高騰と地域所得格差の関係
最初に、私は皆様ほど政治や、世間の動きに詳しいわけではありません。 それなりにニュースを見て、それなりにネットで世の動きをなんとなく流し読みしているくらいです。 なので、まったくトンチンカンなことを書いているかもしれませんが、どうか私の疑問について、 ちょっとだけでいいので皆様の思いをお聞かせいただければ幸いです。 私は22歳、青森県に住んでいる男性です。最近ガソリンの値段が激しくあがり、さらにいろいろな商品があれよあれよと値上がりしています。 しかも、企業は賃金の支払いを渋り、日本全国で賃金を県別に順位で見ると、下から数えたほうが早いはずです(確か最低賃金 時給619円だったと思います) 一ヶ月のうち、20日間8時間労働して、得られる給料は、私の年代では、12万~15万が比較的高いほうです。 もちろん歳を重ねるごとに昇給して、30歳を超えるころには、17~18万ぐらいはもらえるかとは思うのですが、 昇給制度がある企業も、職業安定所で求人を見ると、数えるほどしかありません。 ボーナスなんて、もらえるほうがおかしい、珍しい、という常識があり、もらえても、私の場合は月給14万+ボーナス5万 といった感じです。 都心と比べるとびっくりするほど違う金銭感覚が、こっちでは当たり前となっています。 じゃぁ、給料が低いから物価も安いのか、といえば、すべてがそうであるとは言い難いです。 ガソリンもそのひとつです。2年ほど前なら、満タンにガソリンをつめて2800円前後だったものが、今では4500円ぐらいまで跳ね上がっています。 都心のほうにお住まいの方は、車、というより電車が一般的な交通手段だと思います。 こちらの地方では、バスは午前に1回午後に2回、なんて地域もあるし、電車も一日に5~6本なんて当たり前です。 もちろん中心街に近づけば、それなりにバスも通りますが、都心のそれとはまったく比べ物にならず、普段の移動手段にするには、あまりに勝手が悪く、効率が悪いのです。 そのため、若者はだいたい18歳で高校を卒業して免許をとって、親のスネをかじって車を買います。100万前後です。 そうでもしなければ、企業が雇ってくれない、ということもあります。免許を必須とする企業が8割で、さらに社用車を準備しているケースは稀で、ほとんどは自家用車を求められます。 そのため、免許がない、車がない、ではまともな仕事もできません。 じゃぁ食料が安いのかといえば、これも疑問です。比較対象としてはちょっとおかしいですが、フランチャイズ、チェーン店のラーメン店やファミレスでのメニューの価格設定に、地域で大差はありません。 じゃぁ何が安いかといえば、賃貸アパートの賃料や、土地、といったところでしょうか。 賃料は都心の半額程度で、2LDKなんかもあり、快適です。 しかし、年金も払い住民税も払い、健康保険、電気ガス水道。さらに青森は寒いので、冬は灯油代もあり、年中部屋環境を整えるだけで莫大に金がかかるのです。 こんなに払わなければならないものがあるのに、月15万円では、到底生活できませんし、親のスネをかじるしかありません。 私は嫁と7ヶ月の娘がいますが、嫁は育児で仕事どころではないので働けないため、今は私が月15万円で3人を養っています。賃料は53000円です。 度重なる物価の高騰に、政治や世間に疎い私でも、さすがに不安を感じてきました。 総理・政治はこういった地方の生活状況をしっかり把握しているのでしょうか。生活は苦しくなっていく一方です。 皆さんは、こういった地域格差、所得の格差についてどうお考えでしょうか。どういった不満・問題があるでしょうか。 皆さんの思うことをどうかお聞かせください。 よろしくお願いいたします。
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- tooma37
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>地域格差、所得の格差についてどうお考えでしょうか。 格差は現実に存在していますし、親から子に格差が受け継がれる程の格差拡大は阻まなければならないが、道州制などの流れを考えればある程度はやむを得ない(道州制というのは端折って言うと、国から権限やお金を譲るから勝手に経営してくれ、困っても助けないよ、という性格の制度です)と考えています。 >どういった不満・問題があるでしょうか。 いくつか挙げると ・上でも触れたように格差が親から子へ受け継がれるようになってしまうと大きな社会不安の要因になりますし、そのような社会を個人的にも好みません ・地域格差が拡大すると同時に地方の過疎化と都市の過密化という問題が起こります。過疎が地方にとって問題なのはいうまでもありませんし、過密かもまた都市部の人間に様々な不便を強います。 ・ただ地域格差の問題提起をすると、それをすぐに地方へのバラマキ行政に繋げようとする政治家が自民党にも民主党にも多数存在することも問題です。この種の政治家は予算というわかりやすい成果を求める人間が多く、地方が長期に渡って独り立ちできるような構造を作ろうと考えるものは稀です。 >総理・政治はこういった地方の生活状況をしっかり把握しているのでしょうか。 福田総理は最近の総理大臣の中では地方に同情的な方です。ただし現在自民党では小泉首相のような地方に冷淡な派閥も存在しており、また国の財布事情が厳しいという事実も彼らの意見を後押ししています。 ところでもし私が質問者様と同じような状況にあれば車を買う代わりに少しでも親に援助してもらい新聞奨学生になってでも大学教育を受け都市部に移転する事を考えますし、結婚などはじめから考えもしないと思うのですがそういう選択肢は存在しなかったのでしょうか? 政治の流れを把握するのは結構なことだとは思いますが、己のライフプランの間違いを政治に助けてもらおうと言うのは些か不健全なように思います。
お礼
なるほど!とても有意義なお話を聞けて嬉しいです! 過疎するのも、過密するのも、問題ですね、、、難しいです。 結婚して子供を産んで、父母、そして祖父母の面倒を見ていく。 そういう地元人ならではのライフプランが根付いているような気がします。 それも相まって、遠く離れた東京に出る意味を、見出せないことが、その選択肢にたどり着けなかった最大の理由のような気がします。 地域格差が云々、、、、でも地元が一番。 だから政治でどうにかしてくれ!っていうのは、ご指摘どおり、不健全だと思います。 でも東京へ出る意味、理由を見出せないうちは、地元が一番なんだと思います。 ガソリンが高いからといって、地元の土地を守ってきた者達を置いて上京なんてできませんから。 とても考えさせられる貴重なご意見ありがとうございました!