自覚があるうちは、病気ではないと思います。
自覚がなくなってきたと家族や友人に言われるようであれば、精神科に行き、躁うつ病だと思うか聞いてみれば良いでしょう。また、うつ病ではないかと思った時は、医師に、うつ病ではなく躁うつ病ではないかと聞いてみるのも有効です。
躁うつ病は、昨今では、双極性障害といいます。
双極Iと双極IIがあり、少々、個性に違いがあります。双極Iは完全に常識が崩壊し、躁状態の時は、出来もしない大ぼらを吹くとか、高級品を買いあさるとかの行動が目立ち、周囲との関係が悪化するので、一発で分かります。問題点は、社会生活がまともに送れなくなることと、うつに入った時、うつが深いことです。
双極IIは、躁状態でも常識が残っているため病気を検知しにくく、放置されているうちに病気が悪化したり、うつ病と誤診されて不適切な処方を受けたりするという点に問題があります。双極IIと非定型うつ病との区別は、精神科医にとっても難しいものです。
いずれの場合も、遺伝的要素が強い病気なので、家族・親族に、躁うつ病、精神分裂病(統合失調症)、自閉症の人がいたら、必ず医師に伝えましょう。
私は双極IIです。いとこに自閉症がいます。躁うつ病は、うつ病よりはるかに厄介な病気で、うつ病よりむしろ精神分裂症に近いなので、危ないと思ったら、精神科に行くことです。