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下の質問ミスりました。アメリカの大統領が他国に行く時に持っていくバッグ
そのバッグの中にあるスイッチを押したら、核爆弾を持った飛行機が来てその国を終わらせるというのは本当でしょうか?
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ウソですね。 戦略核攻撃は、その殆どを大陸間弾道弾と戦略原潜が担うようになってかなり経ちます。空軍が戦略的な核攻撃を行う時代は大分前に終わっています。 さて、アンクル・サムはこの件について公式なアナウンスを行ったことは無かったと記憶していますが、米大統領が核攻撃を決意した場合、近侍している空軍准尉が持っているカバンを使います。 具体的なプロセスはよく分かっていませんが、一説によれば、中に入っているのは電話機と密封された命令書です。 電話は戦略司令部(ネブラスカ州にあります)に直通しており、ここで当直士官に対して攻撃命令を下令し、同時にそれが本物であることを確認するため、ランダムな文字列を伝えます。戦略司令部も命令書の写し(やはり密封されている)を開封し、中の文字列が一致するか確認します。イメージとしては映画「クリムゾン・タイド」に於ける弾道弾発射演習プロセスが近いですね。 こうして「大統領がマジっす」という確認が取れた後は、複数の士官が関わる幾つかの段階を経て(多分同様のプロセスを踏んで)、戦略軍麾下の攻撃実施部隊に攻撃命令が伝えられ、あっちこっちでミサイルが飛びだし、地球中地獄絵図と化すわけです。 ちなみに・・・ JFKは故小渕首相同様、あっちこっちにすぐ電話をかける癖があった。たまたま、この電話で戦略爆撃機部隊にかけてしまい、受けた基地側が「大統領がここにかけてくるとは・・・。部隊員を念のため集めろ、警戒だっ!」(システム上、実施部隊には大統領が命令することはないにも拘わらず)とやってしまい、大騒ぎになったことがある。あとで「訓練、通常の訓練!」と言い張ってこの事象自体は無かったことにされた。 末期のニクソン政権の国務長官キッシンジャーは、内密に戦略部隊に対して「大統領から不審な電話がかかったら、私に連絡するように」と伝えていた。・・・・地球掛かりの無理心中を念のため警戒していたのであった。
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回答ありがとうございました。