緊急!留学志望理由書 添削、アドバイスお願い
「留学計画書」
私は将来、社会起業家となって世界の人々を幸せにしたいという考えがある。
その夢実現のためにマレーシア科学大学で国際ビジネス学、組織行動学、経営戦略、ビジネスコミュニケーションや国際経営学を学びたい。また世界を股にかけ活躍するためには留学を通し国際言語を扱えるようになることが必要である。
なぜ私がこの夢を持ったかというと、自分の今までの経験に理由がある。私は高校時代からボランティアクラブであしなが募金活動等を行ってきた。また今春は大震災の被災地である宮城県で人手の足りない漁業のお手伝いをさせて頂いた。さらに今では杉並区の済美養護学校で知的障害をもつ人々と関わっている。これらの経験すべてが、助けを必要としている人々や社会的弱者のために尽くしたいという考えの源になっている。 しかし社会起業家になろうと思った最も大きな理由は今夏フィリピンに訪れ“貧しさ”という実態を目の当たりにし衝撃を受けた。一緒に遊んでいた子は別れを告げると路上の家に帰って行った。町を歩くとよくストリートチルドレンや赤子を抱えた母親に金を分けてくれと乞われた。裕福な日本ではまず想像もつかないことだ。そしてこの現状をなんとか変えたいと強く思ったのだ。また、父が会社を立ち上げていることに影響され、自然と事業を起こすことに興味をもっていた。しかしただの利潤追求企業にはしたくないと思った。それゆえ、私の事業は自社の利益を追うのみならず、国際社会の様々な問題解決に寄与するものにしたい。例えば、バングラディッシュのグラミン銀行や、アメリカのTeach for America、イギリス発祥で我が国でも話題になっているBIGISSUEなどがよく知られている社会起業である。自分や自分の家族の為に生涯働きという事もとても重要なことだ。しかし私は社会貢献のために生きるという事の方により価値があると考えている。また日本という国が大好きであるが、自分の国の利益のみを考えて生きるよりも、地球上の人々の幸せを願って仕事をしたい。
留学先にこの国を選んだ理由は東南アジアに興味があるということからだ。私は今夏フィリピンを訪れ、時間があれば積極的に地元のイベントに参加するなどして現地の人々と近くで濃く関わりあい、また実際の生活をこの目で見た。そして東南アジアの魅力的な国民性や文化に興味を持つようになった。
さらに、マレーシアは多民族・多文化・多宗教国家だ。マレー系を中心にして中華系、インド系やなど多数の民族が共生している。未来のビジネスパートナーとなる可能性の高いそれぞれの民族を理解していることは将来自分が世界を股にかけて活躍するために大変役立つであろう。
志望分野、科目は次の通りである。
第一志望のマレーシア科学大学では経営学部に所属し、International Management, International Business, Strategic Management, Principles of Finance, Organizational Behavior, Business communicationの講義を受けたい。
第二志望のフィリピン大学ではビジネス学部に所属し、Entrepreneurship、Human Resource Management, Strategic Management, Human Behavior in Organization , Controllership, Business Practiceの講義を受けたい。
第三志望のリンシェーペン大学では秋学期にEntrepreneurship and New Business Developmentコース、春学期にStrategy and International Managementコースを受けたい。
自分の将来の姿は社会起業家としての活動によって東南アジア諸国、世界中の国の多くの問題に取り組み少しでも南北の格差を減らすこと、そして日本と世界をつなぐ存在になることである。そのなかで民族に関わらず幅広い視野を持ち互いの違いを認めあう事が出来るような世界をつくっていきたい。
特に自分が取り組みたい問題は貧困家庭の子供の支援である。例えば教育に関して言えば、学歴が将来を大きく左右する現代アジア社会で、学費が払えず教育が受けられなければ仕事にありつけない。また今夏訪れたフィリピンでは教室不足・教師不足・教科書不足という問題が存在する。2011年時点において、全国で教室が約13万室足りず、教師は約10万人、教科書は955万冊不足しているという状態である。教科書不足も含めて、政府教育予算の不足が原因だ。本来福祉というのは税金で賄うものだ。しかし、急激な経済成長を見せる一方多くの東南アジア諸国では貧困、教育、介護やインフラ等の国民のQOL向上のために十分な支出を割けてないのだ。政府が機能できない問題が存在する、そんな状況においてこそ、海外からの社会起業家の支援が問題解消に大きく貢献できるのではないかと考えている。そして私は本当にそこに自分の人生をかける価値があると思っている。