- ベストアンサー
※ ChatGPTを利用し、要約された質問です(原文:警官の血)
佐々木譲著「警官の血」の感想と早瀬勇三の罪の意識について
このQ&Aのポイント
- 佐々木譲著「警官の血」はおもしろい作品であり、読者をグイグイ引き込んでくる。
- しかし、主人公の早瀬勇三には罪の意識がなく、開き直ったような対応に驚いた。
- 早瀬のイメージが一変し、彼が清二や民雄に対して偽りの感情を抱いていたのではないかと疑問に思った。
- みんなの回答 (1)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
私が早瀬が犯人だと気づいたのは警察学校時代で、いかにも怪しい人物なので、 意外な犯人が出て来るのかなと思いながら読んで、結局出てこなかったです。 具体的内容は描かれていませんが、早瀬は戦争で人格破壊された人物です。 映画「ランボー」のベトナム帰還兵のイメージです。彼は、表面的には社会生活に 溶け込んでいますが、上官の命令での合法的な破壊行為・殺人行為(逆らえば 反逆罪で銃殺される)。女性の代用としての同性愛行為(合意なし)。 平時では犯罪行為も、戦時は許されたそれらを忘れられず、衝動をおさえられ なくて犯した連続殺人。 それなりに友情や愛情は抱いていたと思います。ただ、排除しなければならない 敵だと認識した瞬間、スイッチが切り替わって、そういった感情を捨てる。 あの火事も、早瀬にとっては戦術にすぎない。火事の中に戦火を見て快感すら 覚えていたかもしれないと思います。
お礼
ありがとうございます。 一種の二重人格ともいえるのでしょうね。