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中国に対する賠償は日本の金儲けのためだった?
http://questionbox.jp.msn.com/qa2247462.html http://oshiete.homes.jp/qa1437250.html これらの質問なんですが、事実ですか? 円借款の利息が無償援助分を超えているというのは本当ですか?
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円借款というのは円建て・低金利で貸与しており、 日本のインフレ率より金利が低い時期は実質マイナス金利になります。 金儲けが目的なら商業銀行がもっと高い金利で貸し付けます。 対外信用の低い途上国では、外国の商業銀行から借り入れるのに、 大きい金利を取られてしまいます。 なお正式な分類上「賠償金」が支払われたのは中国ではなく東南アジア向けで、 これは円借款とは異なります。 しかし、一時期の中国で円借款は高利貸しという批判が出たことはあるらしいです(公式見解ではない)。 円借款も借りる側から見ると外貨建てで計算される債務であり、 1970-80年代以降に円高が大幅に進行したり、中国政府が人民元レートを切り下げたりすると、 借りた側から見た負担が貸した側から見るよりもずっと大きくなることはあります。 今は1人民元=15円程度ですが、一世代前には1人民元=100円以上だった時期もありました。 為替レート要因の対外債務返済のトラブルは世界的にも度々発生しており、 「援助」の返済に苦しむ国もたくさんあります。 といっても、1980年代の中国にはインフラが大いに不足していて 早期に増設する資金を調達する必要がありましたし、 インフラ整備における基礎的なノウハウにも需要がありました。 中国はGDP対比のODA受取額の多い国ではなく、役割の大きさは根幹的とまではいかないでしょうが、 1980年代に中国は高成長国への転換に成功しました。 高い成長率のためGDP対比の対外債務が累積して躓くことはありませんでした。 日本の対中ODAに中国経済にとって有用性はあったと思いますが。
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- gerappa
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私も聞いたことがあります。 中国への円借款のみではなく、日本の関係するODA全体にそういう黒い噂があり(最終的には、その一部がある政党の、政党資金になっているといわれ、田中元外務大臣は、そのことにメスを入れようとした為、解任されたとか何とか・・・)???、真偽のほどは闇の中ですね。 ただ現実としてODAに限って言えば、以下のような問題を提起している元国会議員がいます。 ODAとして某国(仮にA国とします)に資金が提供され、道路建設事業等を計画したとします。 当然公式には、A国での入札で建設業者が選ばれるわけですが、これを日本の建設業者=ゼネコンが落札したらどうなるでしょう? 原材料の調達から、技術者の調達、労務者の調達に至るまで、そのゼネコンが采配すれば、結局はそのODAのお金は、日本に還元されてしまいますよね。日本では人件費は高いですが、後進国の人件費はこれと比べればただみたいなもの。原材料の供給も日本の業者が介在すれば、A国にはただ道路が出来ただけで、資本の投下はされません=経済的な援助とはならない。 私が得た知識では、この元国会議員が、某国の道路建設事業を調査したところ(無論ODA関係事業)、図面と実際建設完了した道路とを比較してみたら、幅が数十センチ足りなかったそうです。たかが数十センチですが、この道路が何百KMも続いているとなると、その誤魔化した金額は莫大です。どうもそうして浮かした金額が、地元の有力者等に渡って、入札に不正が行われたのでは?という疑念を呈されていました。 これはほんの一例ですが、万事が万事です。 こうした事実が存在する以上、ODA事業は、日本のゼネコン(某政党の政治家達も?)が儲かる為の事業と言われても仕方ないでしょう。 質問からそれますが、ある国にダムを建設(勿論ODA関係)しようとしたところ、水没する村々の住民を暴力的に排除したため、折角の援助金が、逆に現地住民の反日感情を高ぶらせる結果にもなっているという話も聞いたことがあります。 また、現地の人には全く不要なものを平気で作ったりしていると言う話も・・・。 事実なら、これではODAは何の為にあるのか?と首をかしげてしまいますよね。
- Roman0
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> 中国に対する賠償は日本の金儲けのためだった? 嘘です。 むろん、ODA のキックバックにより潤った日本人はいますが、それを「日本の利益」とは呼びませんし。
- pullmandsg
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>中国に対する賠償は日本の金儲けのためだった? 微妙な表現ですが(厳密には中華人民共和国は賠償は放棄ですよね、この質問はODAがその代替になったというのが前提かと思いますが)、間違いともいえないと思います。 利息>援助分というのは大げさ(質問のURL先の試算は利率を大きく仮定しすぎ)にしても、援助のほとんどは有利子貸付で返済は順調(下記URLにあるように3兆円のうち1兆円返済済み)、プロジェクトを請け負う企業は日本企業で資金は日本に還流ですから、日本で無駄な公共事業を行うより有利な投資かもしれませんね。援助と称して日本規格のものを押し付ける(修理とか、増設とかに日本製品の購入が必要)わけですから、その後の日本製品の普及にも役立ったと思います。 日本の援助は有償が多いのと日本企業に還流しているものが多いという点で批判が多いわけですが(「戦争の賠償を払うとかいって、結局借金おわされてるじゃん、俺たち」って感じでしょうか)、他国の援助に比べて政治的に配分を決めている度合いが弱い(自国の海外戦略にそって援助を行う、という方法を採用しなかった)ため、借金負わされているという不満感はあっても、そこそこ感謝されているのが実情、と聞いた事があります。国際政治を研究している知り合いが、「あの制度には感謝すべきだと思うぜ。日本ほど他国に恨まれていない国は他にないよ。」とか力説していました。
- rikukoro2
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すいませんリンクみたのですが >円借款の利息が無償援助分を超えている というのはどこに記述してあるのでしょう?