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脳下垂体腫瘍の手術方法について

2センチ大の脳下垂体腫瘍があります。行く行くは手術になると思うのですが、 経鼻的手術と、ガンマナイフ手術の両者の 1、リスク 2、予想される予後の後遺症(例えば、鼻の調子が悪くなるとか、放射線との併用で、毛髪がなくなるとか )           3、安全性(特に、ガンマナイフは、病巣への微妙な照射ミスとかないのでしょうか?!) を教えて下さい。 質問が漠然としていてすみません。 また、「検査~予後を含め、より心身に負担がかからない方」 という観点でアドバイスも頂けると幸いです。 (個人的には、ガンマナイフを希望しているのですが) よろしくお願い致します。

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  • naokun
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回答No.2

基本的には、まず経蝶形骨洞法による手術で腫瘍を摘出し、組織型を確定診断してから必要があれば放射線を照射するというのが従来からの一般的な方法です。これは、下垂体腺腫と思っていても頭蓋咽頭腫であったり髄膜腫であったりその他であったりする可能性がゼロではないこと、また下垂体腺腫であってもどのようなタイプのものかを確定しておくことがその後の後療法に必要であるからです。 しかし、手術はどうしてもいやでということであれば、γナイフではじめから治療するのもやむなしでしょうね。 経鼻的手術のリスクには、術後の髄液鼻漏及び感染(髄膜炎など)があります。従って、術後しばらくは強く鼻をかむことは厳禁です。しかし、頻度は極めて低いでしょう。次に、まず必ず起こるのは術後一過性の尿崩症です。これは、下垂体後葉からの抗利尿ホルモンが一時的にでなくなるからです。通常数日で問題なくなりますが、その間は尿量・尿比重を細かくチェックして尿崩症の基準を満たせば抗利尿ホルモンの皮下注射をすることになります。また、術前術後に副腎皮質ホルモンを補充しておく必要もあります。しかし、これらのことははじめから予測できていることなので、あまり問題にはなりません。手術手技そのものによる安全性という意味では、ほとんど心配はないと思います。あ、それから、術後数日間は鼻の穴の中に抗生剤などの軟膏を付けたガーゼをキッチリと詰め込んでおくことになりますので、口呼吸を余儀なくされます。手術方法の実際についてはすでにご存じのことと思いますが、経鼻といっても、実際にメスを入れて入っていくのは上唇と歯茎の間の所からです。従って、外から見える傷は残りません。 γナイフの安全性に関してはほとんど問題ないと思います。しかし、組織型や腫瘍の種類により照射線量を決める(腫瘍の放射線感受性の違い)のが筋かと思いますので、組織型がわからないままで照射するのはどうなんでしょうか。こちらは専門ではないので、γナイフを専門にやっている方のご意見をお伺いしたいところですね。もう一つの問題点は、腫瘍が縮小あるいは消失するまでに時間がかかる(数ヶ月から数年?)という点でしょうね。 >「検査~予後を含め、より心身に負担がかからない方」 という観点では、一時的な身体への負担という意味ではもちろん手術の方がγナイフよりはるかに負担がかかります。γナイフの直接的な負担といえば頭部にピンを打ち込む(意識下で)くらいですから、比較にならないくらいの差があります。 いずれにせよ、ここでの回答は、あくまでも写真もホルモン検査の結果も症状も何もわからない状態でのものですので、ご参考程度にしておかれるのがよいと思います。詳しくは、やはりご担当の先生にお聞きするのがよろしいかと存じます。 お大事にどうぞ。

mi-lo
質問者

お礼

いつもいつも、本当にありがとうございます。 このようなお医者様が存在するというだけで、とても嬉しくなります。 また、その患者さんは幸せだなあ~と(^^) 本当に感謝致します。

その他の回答 (1)

noname#211914
noname#211914
回答No.1

直接的な回答ではありませんが、以下の参考URLサイトは参考になりますでしょうか? 「下垂体腫瘍」 「下垂体腺腫」 更に、以下のサイトも如何でしょうか? http://www.ktx.or.jp/~kenkou/link/linkcan.html (『がん克服』総合リンク集) お大事に。

参考URL:
http://www.city.naze.kagoshima.jp/imcs/encyc/123_158_137_0_0_0.html,http://wwwinfo.ncc.go.jp/NCC-CIS/pub/sites/0sj/pitui
mi-lo
質問者

お礼

いつも早々にご解答ありがとうございます。 また、ご縁がありましたら、どうぞよろしくお願い致します。