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秋葉原の献花台の食べ物を持っていくのは悪いこと?
秋葉原の例の大事件のあとに置かれた大きな献花台に供えられたジュースやお菓子、たばこなどを深夜に持ち去る人がいて、その人たち(多くはホームレス)を追いかけて、とったものを献花台に戻させる…という番組を今朝テレビでやってました。 見ていると、とっていく人はみな、自分1人が食べる程度の量をコッソリと持って行くのですが、それを番組のレポーターが見つけて追いかけ、強い口調で「これは、あなたのものですか?」「亡くなった人たちの気持ちを考えているんですか?」「ちゃんと自分の手で元の場所に戻して下さい!」などと責め立てていました。 ところで僕(30代男性です)は、子供の頃から親や親戚に「仏壇のお供えものというのは、置いてからしばらくの間は仏さんのものだけど、時間がたてば人間が食べてあげたほうが仏さんは喜ぶんだよ。」と言われてきましたし、お墓参りに行ったときも「お墓に食べ物をお供えして帰ったあと、夜にそれを持っていく浮浪者の人がいるけど、それはそれでいいんだよ。鳥が食べ散らかしたり虫がわいたりするよりもずっとありがたいことなんだよ。仏さんも、お腹のすいた人に食べ物をあげられたなら、そのほうが嬉しいんだよ。」と教えられました。 そういうふうに教えられてきた僕から見ると、今朝テレビの報道はかなり異常で衝撃的でした。 そこでお聞きしたいのですが、皆さんはどうお考えになられますか? 僕や僕の親の考え方は世間から見ればちょっと異常な考えなのでしょうか? 献花台に食べ物を戻させるレポーターの行為が、普通の人から見れば「正義」なのでしょうか?
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私は、報道も見ていましたが悪いことだとは思いませんでした。 献花台が、いたずらで壊されたり汚されるのなら別ですが。 宗教論を出すつもりはありませんが、古くからある日本人の心 というものが、間違った報道によってまた歪められてしまいました。 お供えは、それで心を伝えるものあらわすものであり、お供えをした後は きちんと心とともに頂くものです。 食べ物にしろ献花にしろ粗末にしては、それこそ罰があたります。 痛みや悲しみを分かち合い、ともに生きる生かされるというものです。 法律をもとに犯罪を指摘する弁護士も映し出されましたが、あくまで法律論から述べたもので、あまり意味はありません。(あおることに悪意は感じますが。) 今回のケースでは、管理者である区が献花台をきちんと管理し、痛んで 食べられないようなものは、区分けするかやむを得ず廃棄処分等を行い 献花台が常に整えられきれいな状態にすること。これが管理するという ことで所有権を主張するのみにおわるものではありません。 また、ここを訪れる方や土地に関係のある方(秋葉原で商売をされている方や生活されている方です)は、自分一人がいただけるだけを心とともに持ち帰えるのが正しいのです。 心をそえてお供え物を持ち寄り、仏様が頂いた後ありがたく頂くのです。 食べ物であれば、昼(朝)にお供えした物であれば夕方には傷んでくるものです。傷んだものをいつまでも献花台に置いたままにすることは、本当はやってはいけない罰当たりなことなのです。 こうした心のある行いで、区が管理しなくとも献花台はきれいにされるものなのです。 報道で紹介されていた方々は、まさに生かされたということになるわけです。報道で紹介されていた中年男性の方が最初は語気を荒げて怖そうに報道されていましたが、その後心のこもった声で「俺も生きていかなければいけない、申し訳ないと思っている」と話していましたが、心なく行ったのではなく、その方の心が生かされたんだなと感じました。 ご本人は、記者に責められ申し訳ないと言っていましたが、本来ならば一緒に悲しみを頂いてくれてありがとう、あなたの一食がそれで助かったのならありがたいことです。 と言うべきなのです。 いまの報道の問題点は、問題のすべてを1個人の考え方、責任に置き換えそれをすり換え全体につながっていく心を削ごうとします。 集団で動かれると困る方々がいるからです。 このため今日では、集団の心につながるような、個人の行動が評価されにくくなってきています。
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- Reffy
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おかしいことではありません。仏様に捧げる心が大切なのであって、仏様は直接に飲食をなさるわけではないと考えるからです。 ただ、勝手に持ち去ることに関してはどうなのかな……とも思います。たとえばその献花台を管理する人なり団体が、「みなさんのお供えものは無駄にすることも仏様の本意ではないだろうと思うので、毎週土曜日○時に困っている方にお下げします」とでも言って、きちんとやってくれたらよいのですが。 実際に生花はゴミになるしかないでしょうし、ペットボトルの飲料などは流して捨てているのか?と言われたらもしかしたら管理している部門の役得で、冷蔵庫にしまわれ消費されているのかもしれませんし。 それをテレビで夜中までかけて取材して公開するというテレビ局の姿勢のほうが理解できません。そんな番組のスタッフの深夜勤務の代金を払うなら、その予算でこの酷暑に炎天下で過ごさなければならない人たちに、お風呂チケットをあげるとか、扇風機を集めて使えるようにするなどして、多分感謝してくれるだろう様子を番組にしたほうがよほど気持ちがよいと思います。
お礼
お風呂チケットや扇風機のお話、素敵ですね。 僕も自分にできることを考えてみたいと思います。
- insuto
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個人的にはですが、 献花台の回りで食い散らかすようなまねをしなければ、 Penguin28さんと同じ考えです。 自分もお墓参りに行ったときは、食べてきますし、 腐ってしまったり散らかされよりはいいんじゃないかぁと思います。 それよりもそんなとこを報道しなくてもいいと思います。
お礼
ご意見ありがとうございます。 番組の映像を見る限りでは、献花台のまわりで食べ散らかすような人はいませんでした。 みなさんまわりを気にしながらそそくさと持ち帰っておられました。
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お礼
わかりやすいご説明、ありがとうございます。 バラエティ番組などで食べ物を粗末に扱うシーンを毎日のように流すテレビ局が、彼らのことを非難するのは見ていてとてもヘンテコだと思いましたし、コメンテイターの発言の中にも貧しい人たちに対するゾッとするような冷たさを感じるものもありました。 「仏さんのものを盗んでまでして食べて美味しいんでしょうかねえ」とコメントしておられるかたがおられましたが、僕には「まずくても、後ろめたくても食べなきゃならない人たちに対する思いやりのない発言」にしか聞こえませんでした。 あと、最後の3行のお言葉は、大変重いものだと感じました。