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A型肝炎予防接種の追加接種の時期について
2006年12月に、中国赴任を控えてA型肝炎の予防接種を2回受けました。 その後、6ヶ月~1年後に追加接種を受けるとのことでしたが、一時帰国のタイミングが合わず、1年7ヶ月経った現在まだ受けていません。 1週間後に一時帰国するのですが、今から追加接種を受けても、効果は得られるでしょうか?
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2つの検討すべき要素があり、一つは環境であり一つは個人差です。 中国は比較的A型肝炎が多い地区で、日本よりはA型肝炎ウイルスに接触する機会が多いと考えられます。このようば場合は、ブースター効果が自然に得られますので、1年以上経過して発症していないなら十分な抗体があると考えられるかと思います。 次に個体差ですが、通常は2回でほぼ100%に近い抗体価が得られます。しかし、どのくらいこれが維持できるかは国産のワクチンについては検討されていないと思います。B型肝炎についてはよく調べられていますが、CDCは一度抗体がつけば後は接種する必要はないとしているのに対し、日本の肝臓病学会は抗体価が下がれば再接種を呼びかけているなど、よく調べられているB型肝炎ワクチンですら共通の認識を得られていない状況です。よって、誰もA型肝炎ワクチンで3回目をどうするかは一般的な答えはできないと思います。 印象としては、中国にいて一般住民と同じようなものを食べていたのなら3回目はいいかなと思いますが、念のため、3回目を打たれてもいいと思います(特に副作用の増加はありません)。抗体価を調べてもいいかとは思いますが、有効な抗体価がいくつかというのはB型肝炎の例をみても混沌としていますのであまり意味がないかもしれません。
お礼
3回目は念のため、という意味合いが強いのですね。 今住んでいるのは都市部なので、そんなに不安はないのですが、やっぱり海外で病気にかかるのは怖いので、念のため接種しようと思います。 詳しい回答ありがとうございました。