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薬の違い?
日本とアメリカの薬を比べた場合、 アメリカの方が効き目が強いみたいなんですけど、 それって内容成分が違うんですよね?? 薬の成分って国によって違うんですか??
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薬の成分、つまり有効成分がいくら入っているかで、あらわされます。 例えば、***100mg錠であれば、1錠の中に***という有効成分が100mg入っているということですね。 その有効成分が、多いか少ないが、ご質問の強い・弱いということでしょう。 日本と米国では違うのかといえば、それは一概には言えません。 薬の販売許可を出すのは、その国の当局です。 日本では厚生労働省ですし、米国ではFDAという機関です。 当局が、臨床データや副作用のデータ等を検討して、決定します。 ですから、当局の判断によると思われます。 しかし、体格的に日本よりも、米国のほうが大きいといえるので、 薬の効き目は体格にある程度比例する部分があることから、 米国の薬のほうが、強い場合があるかもしれません。 ある薬を日本の許可量の2倍が必要であると米国の当局が判断し、 許可条件にした例を、経験したことがあります。
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- SAT40
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#2さんのおっしゃることの補足の意味で一言。製薬会社で研究に携わっています。「アメリカの薬の方が一回服用量が多い」場合も確かにあります。ただ本当にそんなに量を変える必要があるかと言えば、体重が倍ほどもちがわないのなら一回の服用量を変更することはあまりしないと思います。もちろん薬の種類(抗ガン剤や免疫抑制剤など)によっては用量を調節しなければいけない場合もありますが、そういった類の薬剤はアメリカ人であろうとも体重によって投与量を計算しなければならないでしょうね。新薬の開発では、数年前からICH E5ガイドラインというのがありまして、これは何かと言いますと、「外国ですでに販売されている薬剤を日本で開発する場合には、日本人での臨床試験をある程度省略してもいいです。その代わり、日本人でも外国人でも、効果は同じであることを証明できるように、臨床試験を工夫して下さいね」ということで、この「工夫」というか、効き方は同じですというのを証明するためにクリアする基準を定めたものです。実際にやってみるとなかなか骨の折れる仕事なのですが、私の経験したいくつかの薬では、「平均すれば、日本人と外国人ではちょっと効果の出方に差はあるかな?でもまぁ、これ位なら日本人の中でも差が出そう」と言った程度のものでした。これは企業側の論理かもしれませんが、例えば錠剤など用量単位が段階的にしか調整できない薬ですと、日本人と外国人で用量が違いますと、いくつもの種類の錠剤を生産しなければならず、それだけコストもかさみます。ですので、安全性に問題が無く、かつ効果の出方に誤差として許容できる範囲の差しかないのであれば、1回服用量は日本人、外国人で同じという考え方で開発を進めるのが一般的かと思います。あと、代謝に違いがあるとかそういった特別な事情で用量を変える場合もあるかもしれませんが、この辺りは長くなるので今回は割愛します。
- keroyon8888
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国によって違うこともあれば、 国内でも製薬会社によって違います。 例えば 日本で「眠れない」人に「ハルシオン」という眠剤が処方されることがありますが これはドイツでは「常習性がある」として 既に製造中止になっています。 ですから、これを処方しない日本人医師もあります。 また 日本では認可されていないが、アメリカでは認可されている薬もあります。 インドネシアでは非合法でも、日本では合法だったり。。。 ですから、「日本よりアメリカの薬の方がキツイ」と 一概に言うことはできません。。。