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薬とグレープフルーツジュースについて
薬をグレープフルーツジュースで飲むと、グレープフルーツジュースの中のタマゴモンユ(?)とかいう成分が薬の効き目を無くす働きをするというのを聞いたのですが、本当ですか? グレープフルーツジュースは健康に良いと効いて飲んでいるのですが、逆効果になると薬を飲む意味がないような気がして、心配になってます。 詳しく教えていただけると、ありがたいのですが。
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- kudou
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私は具体的な薬品名を記しますね。 グレープフルーツ以外にオレンジでも同様の注意が必要です。 副作用を発現する薬剤> a群:ジアゼパム・ミダゾラム・トリアゾラム・キニジン・シサプリド・リドカイン・シクロスポリン・エストロジェン・タモキシフェン・エトポイド・コカイン b群:マクロライド系抗生物質・シメヒジン(H2ブロッカー)・アゾール系抗真菌剤(カンジタやトリコモラス・水虫などの薬剤) つまりa群b群を一緒に服用することは副作用に苦しむことになる。 高血圧(血圧降下剤)ジヒドロピリジン系Ca抗剤・パパベリン系のベラパミル(ワラソン)はすべて相互作用を起こす可能性があります。
kawakawa教授が詳細に回答されていますが、以下の参考URLサイトは参考になりますでしょうか? 「医薬品とグレープフルーツジュースの相互作用」 =============================== グレープフルーツジュース中の CYP3A4 を阻害する物質については、苦味の成分となるフラボノイドのナリンジン等が原因物質として有力視されていましたが、否定的な報告もあり、最近ではフラノクマリン、オキシソラレン等による可能性が指摘されています。 ====================================== ・http://www.people.or.jp/~otakisuta/GJ2.htm (グレープフルーツジュースと薬物の相互作用) ================================ 以前は、グレープフルーツの房に含まれるフラボノイドが阻害物質と考えられていたため、グレープフルーツを食べた場合は問題となりませんでした。ですから、添付文書にも“グレープフルーツジュースとの相互作用”と記載されているのです。 しかし、最近はグレープフルーツを食べた場合でも相互作用が報告されています。 現在はフラノクマリンが阻害物質と考えられています。 それから、血中濃度が上昇したという報告は多々ありますが、臨床でのデータは報告例があまりないので、具体的にどの程度、影響を及ぼすかということはわかりません。 =============================== ・http://www.asahi-net.or.jp/~dp8t-wtnb/grape.htm (グレープフルーツジュースとCa拮抗薬の相互作用) ・http://www.bureau.tohoku.ac.jp/manabi/manabi2/mnb2-4.html (くすりとグレープフルーツジュースの“飲みあわせ”) =============================== そもそもグレープフルーツジュースとの”飲みあわせ”は、1990年に米国で高血圧の治療薬を、水、オレンジジュース、あるいはグレープフルーツジュースと一緒に飲んで、その治療効果と血液中に含まれる薬の濃度を測った時に、グレープフルーツジュースでくすりを飲んだ人たちが顕著な血圧降下と高い血中濃度を示したことに端を発しています。 ============================ ・http://www.kyowa-clinic.gr.jp/juice.html (グレープフルーツジュースと薬) =========================== 今までのところ、グレープフルーツジュースと薬物との相互作用で重篤な副作用が引き起こされた報告は未だありません。ただグレープフルーツジュースを飲んだ後のこのような効果は、10時間から、長い報告では数日間影響が残るとする文献報告もありますので、該当する薬剤を服用している患者さんは充分注意が必要であり、安全をとるなら、グレープフルーツジュースは飲まないと決めていただいた方が良いと思います。 =========================== ご参考まで。
お礼
ありがとうございました。 やはり薬はお水で服用するべきなんですね。 参考サイトも参考にします。
- kawakawa
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昨年位からグレープフルーツが医薬品に及ぼす影響について問題視され始めましたネ。 現在、わかっている範囲では; 高血圧治療薬・狭心症治療薬・抗不整脈薬・免疫抑制剤・睡眠導入薬・抗ヒスタミン剤・卵胞ホルモン剤・覚醒剤・強心剤などについての相互作用があります。 グレープフルーツ中の不明成分(現在解明中)によって、薬物代謝酵素であるチトクロームp-450などが阻害され、その結果として投与した薬物が分解されずに効果が強く出すぎてしまうという弊害があります。 降圧剤が強く効きすぎた事例を検討した結果、わかったことで、降圧剤の場合は投与量の2~3倍に相当する効果が発現していました。 現時点でわかっている薬剤は前述のものですが、代謝酵素の阻害という作用を考えると、更に広い範囲の医薬品の効果を増強してしまい、薬によっては、重篤な結果をもたらす恐れが否定できません。 また、薬をグレープフルーツジュースで飲むだけではなく、ジュースを飲んで10時間以上経過してからも、代謝酵素の阻害が確認されていますので、日常的に飲まれている場合、医師または薬剤師に相談されることをお勧めします。 以上kawakawaでした
お礼
ありがとうございました。 健康に良いからとジュースを飲んでいても、薬を飲むときには注意が必要なんですね。 なかなか難しいものです。
- rei00
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rei00 です。回答直後に補足するのもお恥ずかしい話ですが, もし,気になるようでしたら,薬を購入される薬局の薬剤師又はお医者さんに,「グレープフルーツジュースは健康に良いと効いて飲んでいるが一緒に飲んでも大丈夫か」とお確かめ下さい。
- rei00
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ペ-パ-薬剤師で天然物化学者の rei00 です。 グレープフルーツジュースで薬を飲むと,薬の効果に影響が出るのは本当です。ただ,グレープフルーツジュース中の成分(今名前は分かりません)が薬の効き目を無くすのではなく,逆に薬の作用を増強してしまいます。 具体的には,フェロジピンやニフェジピンといった狭心症治療薬の代謝(分解)が,グレープフルーツのある成分によって阻害され,それらの血中濃度が上がるため作用が強くなることがあります。 したがって,通常の薬であれば気にすることはありません。
お礼
ありがとうございました。 薬によっては効果に変化がないのですね。 でも、ほかの方の意見も参考にしてみると、やはり薬はお水で服用するほうがよいようですね。 気を付けます。
お礼
ありがとうございました。 薬の成分によって副作用があるんですね。 薬が何かを注意します。