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VDT症候群について
VDT症候群で各種の辛い症状に悩まされている30代男です。 具体的には眼の乾きと痛み、頭痛(前頭部のシビレなど)、胃部不快感、のぼせ(ほてり)感、手のしびれ、倦怠感などなど…。 発症は突然でした。 PC作業中、急に目の奥に刺激が走ったのです。 そこで聞きたいのですが、アリナミンEXのコマーシャル(柳葉敏郎さんが出てるやつ)をご存知でしょうか?あのCMで「あ、固まった」ってフレーズがありますが、あれってVDT症候群の類のものなのでしょうか?自分が患っている病気については、とことん掘り下げて考えたいと思っているので、どなかた分かる方、いらっしゃったらご教示くださるとありがたいです。
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- albert8
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>あのCMで「あ、固まった」ってフレーズがありますが、あれってVDT症候群の類のものなのでしょうか? VDT症候群特有の症状ではありません。これはPC作業に限らず長時間にわたって同じ労作姿勢をとり続けるとによるものです。長時間の同じ姿勢がストレスとなってしまうのですが、これが交感神経を緊張させます。 交感神経の緊張は必ず血流障害、虚血をともなって体の筋緊張を起こします。この筋緊張が続くと体には不利になるので、体が自らストレスで収縮した血管を拡張して血流を増やそうとするう治癒反応が起こりますが、その時に例えば質問者さんのように目や頭など血流障害の強い箇所ほど体に痛み、のぼせ、あるいはしびれを感じます。 交感神経が緊張すると分泌、排泄、消化などが抑制されますので、涙や唾液などの分泌が悪くなり目の乾燥、口の乾き、ねばりの症状が出たりします。また胃酸や酵素の分泌が悪くなって消化管の働きが低下しますので胃腸のトラブルに繋がってきます。 また、眼内の血流抑制が原因で房水の排出がうまくいかない緑内障の中にはVDT症候群で発病することもありますので注意が必要です。 交感神経の緊張は筋緊張をともなうと言いましたが、交感神経は体を興奮させ活動的にする神経ですので、体を動かさなくても運動で筋肉を使い過ぎたと同じ状態になって筋緊張が起こます。筋緊張がともなう程のハードな運動するのと同じ状態ですので、体はエネルギーを消費し、心身が次第に消耗、たえず倦怠感が襲ってくるようになります。 心身が、と言うのは単に体だけでなく心までも疲弊してしまい、鬱状態になることがあるからです。 VDT症候群は一つには長時間の同じ労作姿勢と長く体を起こしておく(重力に逆らう時間が長過ぎるということです)ことが原因ですが、もう一つ原因となるストレスがあます。それは目に対する光の刺激です。これが強いストレスをうみます。 蛍光灯など人工の光は自然光より刺激になりますし、さらにPCのディスプレーはご存知のように光の点滅です。光の点滅を長時間見続けることは過剰なストレスとなって免疫力を低下させます。 以上のようなストレスが重なって愈々交感神経の緊張が増し、適応力を超えて体調を崩していきます。 質問者さんの体が悲鳴を上げています。その体の発する声をよく聞いて、作業の合間にできるだけ休憩をとる、作業時間を減らす、休養をとるなどして心身をリラックスさせる努力をして下さい。忙しいからといって、そのまま突っ走っていけば心身の破綻に繋がっていきます。