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半導体のシリコン基盤について
感想酸素中でのシリコン基盤の酸化速度定数が2×10^-2(μm^2/hr)である時、0.1μmの酸化膜を形成するのに要する時間と、同一温度でさらに1.5時間参加した時の参加膜厚を求めたいんですけれど、自分の回答では t=(0.1μm)^2/(2×10^-2μm^2/hr)=0.5hr 厚さXo=((2×10^-2μm^2/hr)×(1.5+0.5)hr)^0.5=0.2μm と回答したのですけど、合っているのでしょうか?
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熱酸化の機構は、Deal-Groveの式で説明できるので、酸化膜厚をx 、酸化時間をtとすると、 x^2+Ax=B(t+τ) AとBは、温度、酸化雰囲気、酸化面方位などできまる定数、τは酸化初期の速い酸化に対する時間補正項です。 酸化初期( t<<A/(4B) )の時、SiO2形成反応律速で、 x≒B / (A(t+τ)) 酸化後期( t>>A/(4B) , t>>τ )では、SiO2内へのOやOHの拡散律速になっているので、 x^2≒Bt となります。 ご質問の条件では、酸化後期の反応のようなので、単位(秒、分、時間、m、μm、nmなど)が間違っていないのならば、問題ないです。
お礼
詳しい解説付きで、ありがとうございます。また、何かありましたらよろしくお願いします。