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クリスティーの五匹の子豚
アガサ・クリスティーの「五匹の子豚」(ポアロ)について質問です。 事件の関係者にポアロが話を聞きに行く場面で、犯人(とされている人)の妹に会ったとき、彼女に「あなたはその頃『月と六ペンス』を読んでいましたね」と言うのですが。。。 なにを根拠に彼女がその本を読んでいたとポアロは推理したのでしょう? 何度読んでも決め手がわかりません。皆様のご意見お聞かせください!
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- pastorale
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回答No.1
私もちょっとその言葉の前後を読み返してみましたが、アンジェラが「月と六ペンス」のせりふを引用してるとか、はっきりした理由はわかりませんでした。両方暗記するほど読んでいる人なら、そういう言葉が見つかるのかもしれませんが。 ただクレイルの、妻や娘を捨てても絵の情熱を取るやり方は、この小説のモデルとされるゴーギャンに似ていますね。 クレイルの画風、線がゆがんで写実的ではないが情熱が立ち上ってくるような絵は、そう言われればゴーギャンに似ている気がします。 アンジェラはその頃、言葉の面白さに目覚めてシェイクスピアとか読み漁ったとか言ってるから、義兄をゴーギャンに重ねたということは有り得るでしょう。 「五匹の子豚」自体、物的証拠なんか残ってない昔の事件を、当時の人の心理状態から真犯人を推理する、という話ですから。 当時のアンジェラの心理状態からすると、状況のよく似た「月と六ペンス」を読んだであろう、というポアロの推量に過ぎないかなと思います。 これも私の推量ですがw
お礼
pastoraleさん ご回答ありがとうございます。 そうなんですよね。私もアンジェラがクレイルに対してやったいたずらとか、いった言葉が「月と六ペンス」に出てくるのかなぁ。。。 と思ったのですが、これだ!という共通点は見つけられませんでした。 ポアロなら推測ではなく確固たる理論に基づいて言いそうなんですけどねぇ。 ともあれ、ありがとうございました。