- ベストアンサー
意識障害の人に効果的な刺激について
兄(20代後半)が、脳動脈瘤で倒れて1ヶ月になろうとしています。 脳ヘルニアで、脳幹というところをやられたらしいです。 意識は戻っていません。しかし、調子のいいときは、手を握るようにいったら、一生懸命握ってくれるようになりました。また、目も瞑ってくれます。 今は、意識レベルがどこまで回復するかが問題らしいです。 それでも人の判別までは出来ない可能性が高いようです。 看護士さんは、「今が刺激のあたえどきです」と言いますが、 このような場合、どのような刺激のあたえ方が効果はあるのでしょうか?
- みんなの回答 (5)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
うちでも家族が去年意識障害になっていろいろやってました。刺激といっても痛かったり不快なものではなくて、本人が心地よくなるようなことをまわりでやってあげればよいのだそうです。具体的な方法は「五感を通して…」と考えるといろいろ思い付くと思います。例えば… 聴覚:定番ですが音楽を聞かせたり、話しかけたり。聞かせる音楽は本人が歌詞までよくおぼえているような音楽がいいそうです。わからない時は童謡もいいそうです。うちは童謡のCDを図書館で借りて聞かせてました。それと音楽運動療法というのがあって、音楽を聴かせながら体を動かすと意識の回復によいのだそうですが、まだ体を激しく動かすことはできないでしょうから、音楽に合わせて胸や肩のところで手でポンポンしてリズムをとってあげたりするだけでも少し違うそうです。 嗅覚:忘れがちですが嗅覚は原始的な感覚らしくてこういう時でもはっきりしていたりするようです。好きなコロンなどがあればそれを枕元のタオルにそっとたらしてあげたり、くだものなどの香りもいいと聞きました。うちはアロマオイルを枕元にたらしたりしてました。 触覚:全身のマッサージももちろんいいのですが、一番敏感なのは手足と顔(特に口)なのだそうです。病院で防水シーツと洗面器を借りて手足をお湯につけて洗ってあげたりしてました。刺激だけじゃなくてきれいにもなりますしね。歯磨きのやりかたを看護婦さんに教えてもらってやってみたり、リップをこまめに塗ったりもしてました。 味覚:これは今はまだ難しいかもしれませんね。状態がおちついたらプリンとかムセにくいものをすこしずつ食べる練習ができるといいと思います。口の触覚の刺激にもなりますし。それまでは歯磨きの時にマウスウォッシュを使ってくれる病院だったので、それの味を本人が好きそうなものを選んだりしてました。 視覚:これはあんまり刺激が入って行きにくいと思います。赤い物が見えやすいとか聞きましたが、今でもあまり反応がないです。 うちのは病気も障害を受けた場所も全然違うので参考にならないかもしれませんが、最初はもうずっと眠ったままだといわれていたのに、今では言葉でのコミュニケーションができるまでになりました。刺激の中で一番効果があったのは、6か月目くらいに外泊させたことです。やはり慣れた家のにおいとか音とかがよい刺激になるのだと思います。外泊から戻ったとたんに言葉が出て病院の人たちもびっくりしてました。今すぐというのは難しいかもしれませんが、状態が落ち着いてきたら外泊を考えてみてもよいのではないかと思います。希望を捨てずにかんばってください!!
その他の回答 (4)
- somatech
- ベストアンサー率45% (157/345)
声や音を聞かせる場合、CDやMDよりもカセットテープの方がいいようです。(耳に聞こえないが脳幹部分を活性化させるといわれている高い音域をデジタル音源ではカットされている。) 波・川のせせらぎ・森林の音や鳥の声などもよいようですよ。 体に対しては、優しく無理ないように扱うことを前提として、 背中から背骨を触ってあげたり、頭や四肢を(赤ちゃんがやっているように)いろいろと動かしてあげるのが効果的です。骨格にアプローチするような感じで、赤ちゃんの成長過程を辿らせるようにやります。そのときに、今どこを触ってどう動かしているかをお兄さんに語りかけながらやるとなおよいです。 PTの方でフェルデンクライスメソッド(上記の技法)が出来る人がいたらその方に手伝ってもらうのが一番いいと思います。
補足
回答ありがとうございます。 ひとつ教えてほしいことがあるのですが、 今までは、ずっとMDに録音したものを聞かせ続けていました。 高い音域のためには、カセットのほうがいいということですが、それはCDやMDから、カセットにダビングしたものはもちろん駄目ですよね。 ということは、兄の好きだった音楽をカセットで買って聞かせればいいのでしょうか? あと、「波・川のせせらぎ・森林の音や鳥の声」を録音したカセットも売られているのでしょうか? よろしくお願いします。
こんばんは。 お見舞いもうしあげます。symphonyさん、kawakawaさんがとても良い回答をなされていますし、私からもアドバイスです。 意識レベルが低くても、様様な刺激がある程度伝わります。音楽、親しい方の励ましのことばを録音して、ラジカセでお聞かせする方法は、脳に障害がある方に、良い結果を与えています。 さらに、家族の方、親類の方、親しい方がお見舞いの際に、手を握って励ますとか、声で励ましてさし上げれれば、なお良いと思います。 また、場合によって、皮膚の感覚から直接刺激を与える方法もあります。寝てばかりいるので、話しかけながら、全身を可能な範囲で暖かい手で「擦って」さし上げるのも、ダイレクトな相当良い刺激になります。血行も良くなります。顔の周囲には様様な神経が通っていますので、可能な範囲でマッサージしても良いと思います。 また、意識レベルが低くても、患者さんによって、周囲の看病をする誰かが居る気配は解るとも言われます。お兄さんから返事がなくても、まるで日常の生活を続けているように話しかけをすると、勇気付けになると思います。今日は天気が良いとか、家族で嬉しい出来事があったとか・・・。 病状が安定したら、直ぐに出きるだけ、脳神経への良質の刺激を与えてさし上げるのが最良のリファビリですので、根気良くがんばて下さい。
お礼
回答ありがとうございます。 そういえば、額に手を乗せれば、なんだか安心したようなふうに見えます。 少しずつでも回復しているものと信じてがんばります。
- symphony
- ベストアンサー率14% (19/128)
お若いのに、大変なことでお気の毒です。 以前、テレビで紹介していたのですが、倒れたのは学校の先生で、教え子達が、歌を録音してくれたものを延々と聞かせ続けたらあるとき意識が戻った、というのがありました。 息子に毎日の出来事をひたすら語りかけたというのもありました。 それぞれ何が原因で意識不明になったのか記憶にありませんし、状況によるのでなんともいえませんが、共通点として、意識障害を起こしておられる方の『愛する人(たち)』が、根気よく(ひとつはテープですが)耳元で声を聞かせ続けたという点でしょうか。場合によっては好きな曲なども刺激になるかもしれません。 本当にお辛いでしょうが、少しでも反応が返りつつあるのであれば、気長に試せるものは試してご覧になれば結果は現れるかもしれません。 一見意識がないように見えても、体が動かせないだけで、聞こえているということはあるといいますから、楽しいお話をうんと聞かせて差し上げてください。
お礼
回答ありがとうございます。 気長にやれることをやってみようとおもいます。 あきらめたら駄目ですよね。
- kawakawa
- ベストアンサー率41% (1452/3497)
ご心配ですネ。 手を握り返し,目を瞑ってくれるということですから,呼びかけに対する反応はあるということですネ。 ということは,脳幹の障害であるといっても聴覚については大丈夫だったということですネ。 仲の良かった友人やご家族の声による耳元での呼びかけは良い刺激になります。 或いは,お兄さんの好きだった音楽のCDやテープなどはないでしょうか? これもよい刺激になります。 回復レベルの期待については,主治医に聞いてください。 ただ,脳への傷害の回復の度合いについては,まだまだハッキリした予測は困難です。驚くほど回復する場合もある一方で,何故か回復しないという事例もあると聞き及んでいます。 諦めずに続けてみてください。 早く回復されることをお祈りしています。 以上kawakawaでした
お礼
回答ありがとうございます。 kawakawaさんの回答に勇気付けられました。 あきらめずにがんばります。
お礼
回答ありがとうございます。 嗅覚の話ははじめて聞きました。兄のつけていたコロンがあったので、使ってみます。 聴覚の話ですが、他の方の回答にCDやMDでは高い音域がカットされるということが書いてあったので、なるべくカセットテープを利用しようと思います。 状態に変化はありませんが、希望をもってがんばります。ありがとうございました。